平安神宮の枝垂れ桜といえば。
「細雪」
谷崎潤一郎の美しい文学もさることながら、映画も素晴らしかった。
右近の桜と思っていたらそれは私の大きな思い違いで。
左近の桜、右近の橘が正しい。
こういうお天気の日に過去も来たことがあるが、平安神宮は砂利が白いのでとにかくまぶしい・・・・。
こちらが右近の橘
受付をして庭園に入る。
着物を着て散策をしている四姉妹・・・なんているはずもないが、綺麗なお嫁さんはいらっしゃった。
そして外国人観光客もすご~く多い。
写真で見ると満開に近いように見えるが、これでも咲き始め。
平安神宮の枝垂れ桜は2週間ほど見ごろが続くらしく、咲き始め、満開、散り始めとそれぞれの美しさを堪能できるのだそう。
来週出かけられても十分楽しめると思う。
御所の桜などは無料で楽しむことができるが、入園料を払っても・・・・と思うのはこういうことだな。
造形美と自然の美の融合
古の人の美意識の素晴らしさに、思わずため息が出る。
参拝を終えたらおみくじを引く。
サクラみぐじではなく、はなみくじ、と読むのね。
三分咲き~~~!と不満であったが、書いてあることを読んで納得。
そうね、そうなのよ。
私への教えねって。
結び木に。
この木におみくじを結び、お花を咲かせましょう
ということらしい。
遠くから見るとサクラと間違えるほど綺麗。
こちらの桜の奥で、もうひとりのお嫁さんを見ました。
庭園の中にいらっしゃった方は、古来の赤色の打掛に日本髪でしたが、こちらで拝見した方は、真っ白なドレスのような着物にロングヘア。
なるほど、お1人はまるいお顔の純日本美人、お1人は今時の若い細面の美人。
どちらも美しく、個性が生かされていて、神社の結婚式もいいもんだなと思いましたです。
これだけ圧巻の桜を見続けると、春に読みたい小説・漫画がたくさん出てくる。
谷崎潤一郎 細雪
平岩弓枝 花の影
宇江佐真理 雷桜
氷室冴子 なんて素敵にジャパネスク
大和和紀 あさきゆめみし
オススメがあれば是非私にご教示ください。