予定通り7月10日に校了することができました。企画してから今日まで毎日本のことを考えていましたので終わったという実感が全くありません。

 企画、営業、取材、執筆、編集、宣伝、資金集めなどの日々を振り返ると、一冊の本に価格をつけて販売するということが、どれだけ大変なことか身に染みましたね。いい経験ができました。


 編集作業に比べれば取材活動は本当に楽しかったですね。大きい会社の社長さんに会ったり、ジャーナリストにも会えて、いつも取材前日にワクワクしてました。最後は人気声優「坂本真綾」さんの取材も可能になり、希望通りの取材ができましたね。

 22人分の半年にわたる取材活動が終われば今度は執筆活動。文字おこしです。これが意外とキツイ。

録音した音声を文章に要約する作業は、どの部分を抜粋するかという問題や意味が重複する部分の書き換えに労力を使いますね。本の趣旨とは関係ないトークも混ざっているので大変でした。

 文字起こしが終わると編集・校正作業。これは学生(素人)ができるものではないと教授にも言われましたが、確かにそうですね。この編集・校正作業で「日本語」について考えさせられましたね。三人で筆跡を分担したので文章の統一に頭を抱えました。この出版活動を振り返れば、文脈や文章を鍛える課外授業だったように思えるほど後半の苦労がでかいです。

 1週間程すれば、本の見本が届くと印刷会社に言われました。それを見たときに達成感もようやく出てくるのかも知れません。今はまだ、不安しかないですね。校了してしまったので、もう怖くて原稿を見ることが出来ません。


タイトル 「東洋大学出身の挑戦者たち」

発行部数 1000部

価格 600円

販売 東洋大学生協(3店舗)で2013年秋学期から。


大学研究家の山内太地さん、声優の坂本真綾さん、起業家の増田英浩さん

内閣総理大臣補佐官の木村太郎さん等、22人の挑戦者が登場します。