若さ 若さってなんだ? 振り向かないことさ

 愛ってなんだ? ためらわないことさ


久しぶりに昔友人に借りた
ヒーローソング集を引っ張り出して
聴いています。


先日最終回を迎えた
『海賊戦隊ゴーカイジャー』の劇場版に、
あの伝説の宇宙刑事ギャバンさんが
登場したみたいですね。

宇宙海賊を捕まえるのも
宇宙刑事のお仕事ということでしょうか。

お勤めご苦労様です。(`・ω・´)ゞ


そのギャバンに変身する大葉健二さん、
記者会見でおっしゃってました。

自分はギャバンをやることになって、
それまでの人生が180度変わったと。

子供たちの模範となるために、
もう飲み屋で深酒して
ケンカに明け暮れるような
荒れた生活はできなくなったそうな。・゜・(/Д`)・゜・。

まさに役者魂ですね。



ヒーローソングを過去のものから
新しいものまで通して聴いてみると、
大人たちの思想やメッセージが
時代と共に変化していってるのを感じます。

戦う理由が

愛する人を守るためだったり、

愛する国を守るためだったり、

愛する地球を守るためだったり、

最近の海賊戦隊さんたちは
自分のやりたいことをやって
夢を掴むためだったり、

その時代時代の社会の風潮を
反映しているように思われます。



昔のヒーローソングは表現も過激です。

「悪の組織をぶっつぶせ!」とか、

「悪いヤツらを滅ぼせ!」とか、

子供たちに聴かせる歌にしては
おいおい穏やかじゃないねぇ (((( ;゚Д゚)))
っていう歌詞をよく見かけます。

まあ正義のヒーローとて力を行使する以上、
これくらいの勢いで悪に立ち向かわねばならぬ、
ということなのかもしれません。



あと、昔のヒーローソングは結構
自己犠牲の精神にあふれていたりします。

大切なものを守るためなら傷つくことを恐れない、
みたいな。

助ける側の人が生き続けていなければ、
その後も助けられるはずの人も
助からないわけですから、
助ける側の人の命も大事だとは思いますが、
人を助けるっていうのは
「いざという時には命を落とすかもしれない」
という覚悟を持って臨まねばならない
過酷なことなのかもしれません。

正義のヒーローって本当に大変なお仕事です。



もう一つ、昔のヒーローソングを
聴いていて感じるのは、

「男は強くあるべし」

ということ。

男なら強くなれ的な歌詞が
色んなところに出てきます。

今だったらフェミニストの方々から
抗議がきてしまったりするのでしょうか(笑)

私は古い考え方なのかもしれませんが、
この男は強くあるべし的な考え方には
割と賛成です。

それは決して強い女性を否定したり、
女性は大人しくしていろという考え方と
イコールではありません。

強い女性の存在を認めた上で、
男なら自分の大切な人は守ってやりなさいよ、
と思う次第です。

まあテレビの中の正義のヒーロー
みたいに戦える人なんて、
私を含めほとんどいないとは思いますが(笑)
大切なもののために戦う気概くらいは
いつも心に持ち続けていたいものです。



なんか偉そうに説教してしまった感じに
なってしまいましたが、
昔のヒーローソングは
もっともっと説教くさいです(笑)

『超人機メタルダー』というヒーローの主題歌
『君の青春は輝いているか』なんて、
初めて聴いた時は思わず
土下座しそうになりました。


 君の人生は輝いているか?

 本当の自分を隠してはいないか?

 君の人生は満たされているか?

 ちっぽけな幸せに妥協していないか?


こんな歌、
佐々木功さんの迫力ある低音ボイスで
しみじみと歌い上げられた日にゃ、
そりゃあ土下座もしたくなるってもんです。

こんなのはミキティこと藤本美貴さんの
『ロマンティック浮かれモード』
を聴いた時以来の体験です。←

私の中では説教ソングの王様かも(笑)

でも心にしみるいい歌です。


 愛が欲しければ、誤解を恐れずに

 ありのままの自分を太陽にさらすのだ!