乳がん再検査通知
イギリスのNHS(国民無料医療サービス)の一環として、
50歳を過ぎた女性を対象に3年に一度の乳がん検診が行われる。
その招待状が着き、3年ぶりにマンモグラフィーを受けに行ったのが10日ほど前のことであった。
我が家系、乳がん歴もがん家系でもない・・・と、たかをくくり、結果の事なんてす~っかり忘れてしまっていたわけであるが、ナント5日ほど前に受取人サイン要の分厚い封書が送られて来た。
その内容は、
マンモグラフィーに不審な点がある、XX月XX日に再検査をする・・・、場所や時間、それにどういった運びで検査が執り行われ、希望するなら家族や友達の同行を許し、当日最大4時間を空けておくように、そして問い合わせにはヘルプラインたる電話番号も添えられていた。
「ギョエェ~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!」
早速ヘルプラインに電話して、”左チチに異常あり”の情報を得た。
それからというもの、ありとあらゆるネットで乳がんに関する情報を得、朝から晩まで左右のチチを比べ、さわり、つまんでは引っ張り、ゆさぶってみたりして乳がんの可能性を自己判定してみたのである。
しかし!!!しこりもないしかゆみもない、
それに垂れ度もマックスで、乳首の位置も左右同じである。
ただ・・・さわりまくってか乳首が少しヒリヒリして、気にしているせいか左乳房が痛いような・・・。
最近では小林麻央ちゃんの件もあり、40歳後半から50代の友人を数人乳癌で亡くしたりもしている、この5日間、真剣に”死”について考えた・・・と言っても過言ではない。
そして今朝、
第2の乳がん検診に行って来た。
口から心臓が飛び出るほどにビビッていたのであるが、
結果は、ありがたや~ありがたや~、”クリアー”との事!
健康と言うものは、努力なくして得られるものではない。
勿論努力したからと言って確約されるものでもないが、せめて出来る範囲での摂生を心掛け、定期検診を怠らず、心身共にバランスの良い状態をキープし、アルコールもほどほどに・・・、今更ではあるが神様からのWAKE UP CALLとしてこの気持ちを忘れずに生きて行こうと思うのである。
皆様、定期検診はお忘れなく!
ひじきやわかめをふんだんに、健康志向で・・・。
再婚~♡のご報告。
この歳で小恥ずかしいのであるが、
このたび籍を入れる運びと相成った。
出逢ってから30年ぐらい経った頃、
「実は・・・」と、彼の思いを離婚手続き中の私に打ち明けてくれた。
独身の頃にも何度か”アタック”したと言うが、
私にはまったく身に覚えのない事であった。
私は数年後彼の知り合いと結婚→離婚、
現在離婚が成立してハヤ4年が経とうとしている。
この相方、長年”バックアップ筆頭メンバー”として、
1枚余ったチケットや、ドタキャンメンバーの穴埋めなど、大いに活躍してくれていた。
付き合って4年が過ぎ、最近なってようやく動きがあった!以前と同様に、弱~い、ホームベースにとどくかとどかないようなボールがキャッチャーめがけ投げられて来たのだ。
1度目は、「今度の着物にはボクの家の家紋をいれるとか・・・?」
私、「そんなの今まで通り実家の家紋に決まってるじゃないの~!?」と無視・・・。
2度目は、「かおりの日本でのクレジットカードのファミリーメンバーになれないかなぁ~?」
私、「無理無理、夫婦でもないのにファミリーメンバーカードが持てたら、友達でもだれでもオッケーって事になるでしょうがぁ~!!!」・・・って、一笑に付した。
人生の大先輩であり、私達の30年来の友人に婚約の報告をすると、
「若い頃は愛することに喜びを得られるが、人生の後半はいかに愛され必要とされるかが生きている醍醐味だと思う」・・・とのメッセージが送られて来た。
プロポーズ後いきなり補聴器購入で少し引いたものの、
彼の耳となり目となり口となり・・・彼には私のサイフ・・・イヤ糧となってもらい、お互い助け合って楽しい人生を歩んでいこうと思うのである。
引き続き宜しくご指導のほどお願い申し上げます。
この夏最後のBBQ?(ロンドン自宅にて息子達と)
この夏、祇園→大文字送り火を見に両親と長男と。
今年のお盆は祖父の実家にお墓参り。まさしく日本のマチュピチュ!
危機感
昔、花の栽培が大好きな母親が言っていた、
「草木は手をかければかけるほど美しく花を咲かせてお返しをしてくれるけど、子供ってのはそうはいかないのよね~。」
そしてその言葉、今になって大いに納得している。
それと言うのも、最近とてもガーデニングにはまり、
ロンドンの家のコートヤード(小さな中庭)やパッセージ(入口の小道)などに所狭しと花を植えている。
そこで一つ発見したことがある!
それは→ほとんどの植物は容赦なくばっさり切ることにより生命の危機感を感じ、
この時とばかりに子孫を残そうと狂い咲きするのではないのだろうか。
大きな葉っぱばっかり付けてここ10年花を咲かせたことのない植物、
丸刈りにしたらナント・・・私の大好きな”カラリリー”であった。
藤もバッサバッサと切ったら・・・今年初めて花をぶら下げたと相方が言っていた。
白いジャスミンも日暮れになると甘い香りを放ち、
去年恐ろしいくらいに剪定したアジサイが大きな房を重そうにかかげている。
そんな中、同年代の友人と若い友人とでランチに出かけた。
若い(と言っても45歳)の友人が、
「最近登ったエベレストであれだけのハンサムガイが10m四方に集まっているのを見るのは生まれて初めてで、命を懸けて登った甲斐があったわぁ~♡」と。
それから延々と
”最近異常にマッチョのハンサムに興味が出てきて、娘のクラスでXXがハンサムだの、XXがかっこいいだの、XXの映画のXXが素敵だの、自分でも恥ずかしいくらいに反応する”・・・・と言っていた。
56歳になる友人は、
「そう言えば私もそんな時期があったわ~。更年期に入る前だったんじゃないかしら。」
これが最後の繁殖チャーンス!と判断した更年期前の女性にも、
生物学的な”狂い咲き”・・・ってのが存在するようである。
藤
入口のパッセージにジャスミンとアジサイを植えてみた。
カラリリー♡
リビングの前の中庭にはハニーサックル、ジャスミンとバラを新しく植えた。
ジャスミンの香りが充満の中庭。
久々のインフルエンザ!
7年ぶりぐらいでインフルエンザにかかってしまった。
・・・それも今年に入って一番忙しい週にである!
急いでかかりつけのGPにアポを取った。
さすがにプライベートドクター(プライベートでないとすぐに予約が取れない)である、
これからすぐに来いと言う。
結局、熱が39度近くあり、体の節々が痛いという事で、
インフルエンザのかかり初めと診断された。
医者、「ノープロブレム!まあインフルエンザなんで、1週間から10日ほどリラックスしていれば自然に治りますよ。」
私、「あの~っ、薬などは処方して頂けないのですか?今週は予定が詰まっていてどうしても治さなければいけないんです・・・。」
医者、「たかがインフルエンザでは抗生物質も解熱剤もいらないでしょう。でもどうしてもと言うなら市販の解熱剤パラシティモでも購入して一日8個まで飲んでみてはどうでしょう。」
え~~~!!!???たかがインフルエンザだと~!?39度でっせ~、
サンジュークド!!!
日本じゃ早速詳しい検査が執り行われ、タミフルーだの何だのと処方され、絶対安静の命令が下るはずである。
そしてこの10分ほどのコンサルテーションで占めて175ポンド(3万円弱)!!!
そういえばここイギリス、めったなことでは抗生物質などは処方しないし、
風邪やインフルエンザなど虫刺されのごとく薬で治すと言う概念がない。
イギリスの義理母などに比べ我が母親、
お茶碗いっぱい=一食分補われるほどの量の薬を毎日飲んで・・・イヤ食べている。
そう言えば妊娠に関してももっとリラックスして構えているイギリスの産婦人科、
妊娠後期30Kgも体重が増えた私に、
「ノープロブレム!リラ~ックス!」
と同じフレームを言い放っていたっけ・・・。
38度の熱の中、10人の客人を呼んで相方の妹の50歳誕生日パーティー。
久々に帰って来た次男と、近くに住む長男が彼女連れで遊びに来た。
そして、ロンドンの不動産物件
・・・で、京都の物件探しで奔走しているわけであるが、
ロンドンの自宅にも『改築の申告』として市役所から毎月の様に通達が送られて来る。
「XX番地でベランダを大きくし、ドアを大きくしたいと希望があったが文句ないか~?!」
ってな感じ・・・。
そして、あまりにも常軌に逸す申し出には当然のごとく”Objection”を送るのである。
ここ数年多いのが、
”テラスを大きくする”
”地下を掘って居住スペースにする”
”木を切る”
などである。
ただ京都と違って広地域にわたり事細かに規制がかけられている。
例えば、ここロンドンにはとてもチャーミングで(路地の様な)小さな2階建ての建物が並ぶ長屋通りがあり、
住所には”Mews”が付く。
ほとんどのミューズハウスにはガレージが付き、それらは18世紀頃から邸宅用の馬車をキープするために建てられた、上が馬の管理人の住まい、下が馬小屋であった名残なのである。
そしてこの”Mews House”が付く住所のほとんどがGradeⅠかⅡに認定されていて、
→すなわち入り口のドア一つの色を変えるのにも役所からのpermission(許可)が必要なのだ。
ところがこのミューズハウスがイギリス人にとても人気がある。
これだけ厳重な許可認可が必要な地域だけに、何年も変わらない美しい景観が確保できる・・・、
というのが大きな魅力なのだ。
数日前に内覧したミューズハウスの一軒はデイビット・ベッカムファミリーの所有で、
もう一軒はキャメロン元イギリス首相のママの住まいのお隣であった。
1億円の現金で、月々800円しか利子が付かないイギリスの銀行・・・、
長年姿を変える心配のないこんな不動産を購入し→貸す、
精神衛生上・・・こんな年金計画も良いかな~と思っている昨今である。
1868年に建てられたミューズハウス。
庭がないのがほとんどで、前のスペースに草木が飾られている。
小さな(110平米程度)長屋であるが中心街であるためにほとんどが3億円ぐらいの値が付いている。
”断腸の思い”・・・で京都の町家を手放す決心。
実は今回の京都滞在で、この2年間手塩にかけて再生した京町家を手放すことに決めた。
それこそ、時の人・・・森友学園の籠X氏の言う、
「断腸の思いで意を決した」のである。
ではどうしてこのような成り行きになったかというと、
我が家の15mほど南に高さ35m級の巨大ビジネスホテルの建築計画が進められているとの情報を得たのである。
調べてみるとこの通りの横並びの古い町家3軒と、
大通り側のビル2件がすでにデベロッパーによって買収されていた。
その情報が入った2日前には、相方の”京都景観保存”に対する熱意と寄与が感謝表彰され、
今後町家保存推奨のために支援を続けると京都市長に約束したばかりであった。
この2年間、古材や建具を自ら足を運び吟味し、
材木なども全て特別に入手し、庭も本格的に時間も財も惜しまずデザインしてきた。
この通りは由緒ある古い通りで、京都市の商業区域であるとはいえ、
ここの住人達が誇りを持って守って来た四条通りにつながる唯一の町家通りなのである。
ここ数年、観光立国として日本への入国が緩和され、オリンピックを意識したインバウンドに力を入れた結果、
観光客が増え、地価が2~3倍に高騰した。
年間600万人もの観光客を受け入れる京都の器を大きくするのは当然のことである。
しかしながら景観を無視し、やたらとホテルやマンションを建てまくり、
これで観光客が減ると将来どうなるのか市は考えているのだろうか?
庭が大好きで、四季の草花を楽しみ、日本人以上に梅や桜を愛おしみ、野鳥の訪れを心待ちにする相方にとって全ての楽しみや夢が打ち砕かれたのである。
・・・そんなことを考えながら送られて来る新たなる物件の資料を眺めている。
あ~~~、こなったら南に高層ビルが建つ危険性のない、
二条城や平安神宮の北側、
もしくは西本願寺の一部でも売ってくれないだろうか・・・?
どなたかそんな物件があれば、ご一報下され~♡
京都の我が家でディナーParty。
お花見の様なセッティングでパエリアとローストチキンでおもてなし。
色無地で都踊りに。
着物エチケットサロンで総絞りでの一枚。
帰国後ロンドンのZUMAに家族で・・・。
友人の誕生日パーティー。ベリーダンスに鼻の下伸ばす相方。
ブログ離れの理由
お~~~~、マイ・ゴォーーーーッド!
気が付けば2月も半ばを過ぎようとしている。
そして気が付けば、
ブログの更新もここしばらくご無沙汰しているではないか~!!!
そしてその理由がズバリ、
ネタ切れである!
この年になると、子供達が幼いころの様にママ友の寄り合いや、
ほら結婚式、ほら誕生日、ほら子供のクリスニングにPTA…そういった類のソーシャルイベントがめっきリ減って来る。
人生のある時期、連日連夜のディナーパーティーやバースディーパーティーが続き、
重々しい書面の招待状が3ヵ月前に送られて来る様な週末田舎でのシューティングパーティーなどが、まるでチラシのごとく舞い込んで来たものである。
ところがそんな招待状はめっきり減り、代わりにお葬式やチャリティーイベントが増え、
私宛に来る郵便物と言えば”大腸癌検診”の招待状やら、税金申告遅れの罰金催促あたりである。
したがって、これと言った話題提供の場がないのでアル!
それに、この年になると『感受性』に欠けてきて少々の事では動じなくなり、
隣のオヤジがカミングアウトでゲイになって熟年離婚しても、
友人の娘が知らぬ間に性転換したと聞いても、
「へぇ~そう~?」って希薄な反応になる。
まあ出不精、筆不精、そして体力不足がブログ離れの原因である。
とは言うものの私の周りで起きている現状として、”逆インバイト”・・・が増えている。
すなわち=「かおり~、X月X日頃京都にいる~?」・・・と自らお泊り予約をして来る。
そんなこんなでもうすぐ日本、
今回はオーストラリア、イギリス、ベルリン、タイからと多くの友人+多くの”だれだっけ~?”
が訪れてくれる。
とりあえず、これで少しはブログのネタが増えると期待する。
衛兵の交代 ロンドン・イーストエンド
友人の誕生日パーティー。 友人の息子、有名なイルージョニスト。
映画『古都』と着物。
OMG~!!!
しばらく見ないうちに、何の断りもなくブログのレイアウトが変わってるでわないかー!?
もぉ~~~、順応性に欠けるお年頃、最後まで書けるかどうか心配である!
さてさて数日前に日本から帰国した。
今回京都滞在の2ヶ月間、出来上がった住まいには国際色豊かな多くの友人が訪れてくれ、
大変忙しい大変楽しいものとなった。
そんな中、
我が京町家の通りが撮影現場となった映画『古都』の舞台挨拶&先行公開に着物で出かけて行った。
ご存知の通りノーベル文学賞を受賞した川端康成の代表作の一つで、
この続編はそれぞれ母となった双子の暮らしぶりと娘との関係を現代の京都を通して描いている。
プロデューサーの思いとしても、
”京都の街並みが変わっていく事は止めようがない現実である。しかし日本の文化を大切に受け継いでいく世代・人々がいれば、それは未来の希望となるのではないか”、と。
そしてこの作品を通して美しい京都の景観と伝統工芸や文化・・・、それを守っていく人々の思いが伝わってくるのである。
最近、禁断の領域=着物にのめり込みかけている私にとって、
松雪泰子さんの和装はそれはそれはため息ものであった♡。
先日母の古い着物を仕立て直そうと持って行った卸問屋の社長は、
「こういう風に着物を大事にし、次の世代にも着て頂けるのはうれしい事ですね。」と、
ボソッとおっしゃっていた。
こうなったら着物ぐらいは自分で着れるようにと、
タイに住む幼馴染に3日間のクラッシュコースを設けてもらって猛特訓!
未だに、
’みやつぐち’は、脇の下の穴、
’おくみ’や’八掛’は裏地、
’手先’か手羽先かこんがらがってはいるが、
どうにか自分で着れるようになったのである。
そして映画の当日、
生まれも育ちも京都の友人Aちゃんと私は大島を着て颯爽と出かけて行ったのである。
初めての経験で心細い私はAちゃんに、
私、「初めて自分で着つけするので、もし帯がほどけたり着崩れたら直してね?」
Aちゃん、「大丈夫え~、私着付け習たしまかしときぃ~。」と豪言した!
ところが映画が終わって立ち上がったら、
ギョエーーー!!!なんとA子の帯がほどけてしまっているではないかーーー!
薄暗がりの中、適当に帯を帯紐に突っ込んで、
私達はそそくさと映画館を去って行った・・・。
格子戸を通して見る我が家の紅葉が美しい。
嵐山。
これから両親と親戚が来る。
歌舞伎や夕食にはお着物が定番。
長い歴史を持つ一力のお茶屋さん。
嵐山松で。
祇園佐々木。
四条緒方。
実は・・・
ロンドンの9月10月は海外からのハウスゲストの多い月であった。
来月の京都は世界から友人達が訪れる。
私達の様な年代になると子供達がほぼ自立し、相方がほぼ引退状態に入り、この時とばかり旅行に励んだり、バケツリストと言って『死ぬまでにやりたい事リスト』を作る。
例えば、一度カンボジアの青年協力隊に参加したかった、エベレストに登りたい、ロンドンマラソンで完走したい、世界一周クルーズに行きたい・・・などがあり、実際みんな夢を現実化している。
ところでワタクシ…実は大の旅行嫌いである。
飛行機は苦にならないし行ってしまえば楽しいのであるが、
パッキング、空港、時差ボケ、便秘・・・などの事を考えると意気消沈してしまう。
月に最低2ヶ国(今月はさっきまでパリ、そして来週熊野古道を歩きに日本)に行く友人などは、パッキングの最中が楽しくて仕方がない・・・と言う。
パッキングも昔に比べ、薬、化粧品、眼鏡…母などはポータブルウオッシュレットと、
やたら荷物が嵩張る!
それに、昔に比べ道も空港も随時混雑し、セキュリティーに厳しくなった空港などには、
余裕を持って2時間以上前に到着するように計画しなければいけないのだ。
一昔、交通事情を甘く見た私達、
ガットウィック発のジュネーブ行き(5000円のフライト)に乗り遅れ、
タクシーでヒスロー空港までぶっ飛ばし(20000円)、
次のフライトはビジネスクラスしか残ってなくて(ビジネスクラス15万円)、
合計2人で2万円のはずが35万円の高い旅行になってしまった。
9月に来ていた友人は、
大阪で結婚式を終え、京都までのタクシー代2万5千円をケチったために、飛び乗った電車は冬限定の青森ノンストップ=シXXX号。
100%のスキー客に一人だけ礼服で、
おまけに大きな引き出物を振ら下げて・・・、
翌朝8万円の飛行機で戻って来たそうな・・・。
あ~~~、来週またロングフライト・・・、
ワープ出来るのならいつでもどこにでも行くんだけどな~。
一緒に乗り遅れた友人。
先回のリシェスに引き続き、今回はML(モダンリビング)65周年記念号に掲載されました。
旅行よりも、ちまちまとお習字したり、クッキングしたりするのが好きなんだけど・・・。
グラインドボーンオペラともっとドラマチックな実話。
さてさてなんとも快適なイギリスでのゴージャスサマーイベント、
グラインドボーン音楽祭に行って来た。
何度もこのブログで取り上げているグラインドボーンオペラハウスは、
イーストサセックス州の名家クリスティー家によって創設され、20年以上夏の時期にオペラが開催されている。
今回はベアトリスとベネディクト・・・、卵料理の話ではない。
このオペラ、珍しく”死傷者なし”のハッピーエンドで、
ソプラノとメゾソプラノの美しいハーモニーなどが盛り込まれている。
今回もグラインドボーンのサポーターでもある相方の叔母さま宅に滞在し、
お手伝いのKさんに会場までの送迎をしてもらった。
ところでこのKさん、結婚したのは16歳の時で、
その頃すでに離婚していたKさんの母親が娘の結婚式で新郎の兄に恋をした!
KさんママとKさんの義兄(夫の兄)がめでたく結婚したのは2年後、
その後母娘はお隣同士でハッピーな生活を続けた。
それからの20年間、この母娘がフォースターペアレント(養い親として血縁関係にない子供を育てる)として、
0歳から7歳ぐらいまでの男女60人を引き取り育てたのである。
その大半が障害のある子供達で、短いのは半年、長いのは現在も同居している20歳であるという。
そうこうしているうちに、Kさんは離婚してしまう。
ところがそのKさんの元夫が自分の実兄であるお隣宅(Kさんママ宅)で居候を始めたのである。
肝っ玉のKさんママ、娘の元旦那であっても惚れた夫の弟、
それに育て上げた何十人もの子供達となんら変わりはない。
ってな展開で、
最近Kさん宅にはKさんのボーイフレンドが転がり込み、血の繋がらない出戻り女子1名、自分の子供2人・・・、
それにお隣には母親、その夫、その夫の弟(娘の元旦那)と仲良く暮らしているそうだ。
シェークスピアの戯曲に勝らずとも劣らない衝撃的で『ドラマチック』な話に、
今回のオペラの影が薄かったのは言うまでもない。
翌日はパグ(犬の種類)愛好家の会長でもあるクリスティー家のおばあちゃまとランチをした。
これまた豪快おばあちゃまで、ランチから骨付き豚リブにかぶりつき白ワイン3杯、
9月に出産を迎える息子宅の犬のお産が待ちきれないとか・・・。
母犬の名前はノルマ、種父はオーガストス。
すでのエコーでは2匹が丈夫に育っていると喜んでいた。
生まれた子犬、名前はアイーダ、マノン、カルメン、リゴレット?いやオスだったらフィガロかシーザー・・・?
まあどうでもよい話であるが、イギリスの「夏の村のドラマ」であった。
叔母さま宅でオペラ後のひと時。
秋を感じる夕焼け。