飯田線全駅間歩き3(天竜峡-辰野) その4・広くなった天竜川 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その3からの続き

 

 

1日目の夕食を終えて帰る頃から、ぽつぽつと雨が降り出しました。

寝ている間は結構強く降ったようです。

 

さて、2日目の朝を迎えました。

起きてみると、どんよりした雲が垂れ下がっていましたが、

雲の切れ間からは時折陽が差していました。

 

今日は、元善光寺から駒ヶ根まで歩きます。

テレビの天気予報では、もうしばらく雨に注意と言ってたのですが、

このまま天気は回復してくれるのでしょうか。

 

 

[その他の日程はこちらから]

1日目(天竜峡-元善光寺)

3日目(駒ヶ根-辰野)

 

 

2日目・5月4日(水・祝)  歩行区間:元善光寺-駒ヶ根  天気:曇りのち晴れ

元善光寺(7:08発)-下市田(7:31)-市田(7:47着・8:00発)-

-下平(8:36着・8:50発)-山吹(9:06)-

 

 

飯田駅から普通列車に乗って、元善光寺駅に着きました。

 

早速2日目の全駅間歩きに出発しようと思ったのですが、

駅に着くやいなや、本降りの雨が降り出してしまいました。

慌てて待合室に飛び込み、雨装備を整えることにしました。

 

 

ところが、雨装備整えたところで急に雨脚が弱くなりました。

 

 

雨装備を整えたら雨が止むってジンクス、またもや発動してしまいました。

 

途中でまた降り出されても面倒なので、

次の休憩までは、とりあえず雨具を着ておくことにしました。

 

 

 

駅前の道をしばらく進むと、国道153号と合流しました。

合流したところで飯田市を離れ、高森町に入りました。

 

ゴールの辰野までは、まだいくつもの町を経由しなければなりません。

ここから先が本番と言えそうです。

 

 

 

線路沿いに出たところで、373系の普通列車に出会いました。

静岡-東京間の373系普通運用が消滅して久しくなりましたが、

JR東海管内では、間合いを使った373系の普通運用が残っています。

 

しばらく進んだところで地下通路をくぐって線路を渡り、

下市田の集落に入りました。

 

 

 

下市田駅に着きました。

西の空には、澄み切った青空が見えました。

 

 

 

ホームは1面1線の片ホームでした。

 

 

 

次の市田駅に向かって、引き続き線路沿いを歩きました。

 

東の空は、どんよりした雲が覆っていましたが、

空は少しずつ明るくなってきました。

 

 

 

市田駅が近づいてきました。

 

 

 

市田駅に着きました。

コンクリ造のがっしりした駅舎が出迎えてくれました。

普段は簡易委託の職員が窓口にいるそうですが、今日はいませんでした。

 

待合室には名産品である市田柿のポスターが貼られていましたが、

残念ながら、今回は現物を拝むことはできませんでした。

 

 

 

ホームには明るい日差しが差し込んできました。

もうレインウェアはいらないでしょう。

 

 

 

次の駅間では、天竜川の堤防を歩いてみたいと思います。

踏切を渡り、小さな商店街を抜けて、天竜川へと向かいました。

 

 

 

県道を跨いで、堤防の入口にさしかかりました。

 

 

 

天竜川です。

昨日見たときよりも川幅が広くなり、流れもゆったりしていました。

 

 

 

山側に目を向けると、農村風景が広がっていました。

どちらも良い景色です。

 

 

 

堤防を下りたら、下平駅まであと少しです。

 

朝の雨が嘘だったような快晴になりました。

次第に日差しがきつくなり、暑さを感じるようになりました。

 

 

 

下平駅に着きました。

 

待合室で休憩していると、列車が入ってきました。

降りてきた地元の方が、車掌さんと親しげに話していました。

 

 

 

国道沿いには、ホームセンターやスーパーが建ち並んでいます。

その裏手を抜けて、次の駅へ向かいました。

 

この時間は、ちょうど店員が出勤する時間だったようです。

 

 

 

下平駅を出ると線路は丘を登り始めますが、

こちらはしばらく進んでから丘を登り始めました。

 

そこから少し進むと、踏切と集落が見えてきました。

 

 

 

山吹駅に着きました。

駅前に張り付いている集落は小集落で、

メインの集落は背後にそびえる丘をさらに登ったところにあるようです。

 

 

 

現在は1面1線ですが、かつては列車交換もできたようです。

 

 

 

駅の近くで列車とすれ違いました。

そのまま道なりに進むと、丘を登って、リンゴ畑に入りました。

 

ここから先は松川町です。

 

 

 

今度は一足先に丘を登りましたが、線路も追いついてきました。

ここでもう一回踏切を渡りました。

 

踏切を渡ったあとは道なりに進めば良かったのですが、

途中の怪しげな小道に入ってしまい、袋小路に迷い込んでしまいました。

 

 

 

迷い込んだところで撮った写真がこちら。

背後にそびえる雪をかぶった山々が、高原らしさを引き立てていました。

 

 

 

先ほどまで歩いていた道に復帰して、道なりに進みました。

景色は農地から住宅地に変わり、そして商店もちらほら見かけるようになりました。

 

松川町の中心街まで、あと少しです。

 

 

その5へ続く

 

 

 

元善光寺駅から山吹駅先までのGPSログです(1/60,000)。

天竜川堤防上の自転車道は途切れ途切れに続いていて、

段丘崖が天竜川まで迫るような場所にはありません。

 

天竜川が作る河岸段丘を行ったり来たりするはずなのに、

意外と天竜川そのものをみられないのが今回の全駅間歩きです。