今回の全駅間歩きは、またもや外房線です。
前回のゴール・本納駅から、大原駅のひとつ先・浪花駅までを歩きます。
当初の計画では、大原駅を今回のゴールにしていました。
そっちのほうがキリが良いですし、帰りの都合だってよかったんです。
ただ、外房線シリーズは全3回を予定していまして、
大原駅をゴールにすると、最終回が鬼のような展開になりそうでした。
とはいえ、勝浦や御宿まで歩くと、どう頑張っても途中で日が暮れてしまいます。
そこで、大原と御宿の中間地点である浪花駅を今回のゴールにすることにしました。
今回通過する茂原や一宮は、夏になると35℃越えをたたき出す猛暑地帯です。
暑いときに暑い区間は歩きたくないので、今のうちに海に近づいておきたいと思います。
[そのほかの外房線全駅間歩きはこちらから]
1回目(千葉-本納)
3回目(浪花-安房鴨川)
2月27日(土) 歩行区間:本納-浪花 天気:晴れ時々曇り
本納(6:40発)-新茂原(7:36着・7:51発)-茂原(8:33着・8:45発)-
下りの一番列車で本納駅に入りました。
1ヶ月半ぶりの本納駅です。
ホームは2面3線です。
やっぱり木造駅舎は絵になります。
準備体操を終えたら出発です。
まずは、前回最後に歩いた道をさらに南へ下りました。
線路の東を走るバイパスが完成するまでは、こちらが国道だったようです。
10分ほど歩いたところで、バイパス道路と合流しました。
ここからは、国道を南へ下ります。
しばらく歩くと、ロードサイド店舗が目立つようになりました。
朝陽の下、普通列車がやって来ました。
国道をしばらく歩いて、
ずっと気になっていた場所に着きました。
ここは新茂原貨物駅の跡地です。
すぐ横を外房線の線路が走っているため、車窓からも眺めることができます。
少し調べてみると、茂原駅高架化に伴って1986年に使用開始されたそうですが、
早くも1996年には廃止されてしまったんだそうです。
実は、この近くに三井化学の大きな工場があります。
かつて、外房線からこの工場まで専用線が何本か伸びていたそうで、
この貨物駅跡地からも工場へ続く専用線が伸びていたそうです。
もっと早くそれに気づいていれば、線路跡を追っかけたんだけどなぁ。
貨物駅跡のすぐ隣には、こんな景色が広がっています。
さらに南へ下ると、アパートが少しずつ増えてきました。
アパートが建っている場所は、少し前まで水田だったのかもしれません。
新茂原駅に着きました。
この駅そのものは貨物とは関係ありませんが、
駅舎を見ると、どことなく貨物の駅というイメージを抱いてしまいます。
ホームは1面2線の島式です。
ホーローの駅名標が良い味出しています。
次は茂原駅です。
駅前を横切る道をさらに南下しました。
途中で三井化学の工場に繋がる専用線跡と交差していたことなど、知るよしも無く(汗)。
茂原の市街地が近づいてきました。
気づけば、線路が高架になっていました。
歩いた時期は2月の下旬。
まだ枝が寒そうな街路樹ばかりでしたが、
一本だけ満開の花を咲かせていた街路樹がありました。
見た目は桜ですが、花はソメイヨシノよりもピンクっぽい色をしていました。
咲いてる時期的に、河津桜かなぁ…?
この突き当たりが茂原駅です。
茂原駅に着きました。
主要駅だから券売機で入場券売ってると思ったのに、売ってなかった…。
ホームは都市部の駅にありがちな2面4線。
都心へ向かう特急の乗車口には列ができていました。
房総の鉄道は高速バスの猛威にさらされていますが、
このあたりは、まだ鉄道が比較的優位に立っているようです。
茂原に着いてもあんまり休んでいる暇ないし、
ホームのベンチに腰を下ろすと意外と寒かったので、
休憩もそこそこに次の駅へ向かうことにしました。
線路の南側を走る国道に向かいました。
国道沿いには、古い民家や商店が連なっていました。
古くからの茂原市街は、この国道に沿って広がっていたようです。
中心市街を抜けたところで小さな川を渡りました。
木々の間から、丸いガスタンクが顔を覗かせていました。
ここは茂原だけど、大多喜ガス。
茂原は「七夕のまち」なんだとか。
やっぱり、こりん星を自治領に抱えているからかなぁ?(←まだ言うか!)
(その2へ続く)
本納駅から茂原駅先までのGPSログです(1/70,000)。
時間があれば寄り道しておきたいポイントはいくつかあったのですが、
今回の行程をこなすためには、直線的なルートをとらざるをえませんでした。