12.06.01 みんな大好き淀苗 ① ((d(◎ー◎)b)) | おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ

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家庭菜園と
友人との週末農業的な写メ日記★ラボ日誌★学習ノート
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おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ-みんな大好き淀苗 1

おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ-みんな大好き淀苗 2

例年、友人の宇治田原の畑では万願寺とうがらしをつくっていますが、
伏見区在住なのに
伏見とうがらしをつくらないというのはやや残念な気がして、
今年は伏見とうがらしにこだわってみようかと思い、
家から1番近いホームセンターに苗を探し求めに行きましたが、
トウガラシ類はピーマンやシシトウ・パプリカばかりで
伏見とうがらしはありませんでした。
(^_^;)(^_^!)

10.07.03 シシトウの収穫

そんなわけで、やや遠いけれど
別のホームセンターへ苗を買い求めに行きました。
\(★´ー`★)ノ


自宅から半径3km以内には4つのホームセンターがあって、
そのうちの1件のお店で扱われているのが『淀苗』です。
(★´ひ`★)ゞ

訪れたホームセンターでは、

 おっちゃんA「いや~、こんにちは。Bさんも来たはるんですな~。」

 おっちゃんB「そうでんねん。他のもんは別んトコで買いまんねんけど、
        やっぱり苗はここですねん。」

という会話を耳にしました。
(´σー`)

淀苗は、一部の農家や家庭菜園愛好者の間では、
根付きがよく、実の付きがよい苗』として知られ、
多くのファンをもつブランド苗とも言えます。
((d(◎ー◎)b))


淀苗とは、今から500年以上も昔からつくられ、
古くからの伝統がある京野菜の生産を一翼を担ってきた
苗です。

関西で淀という地名は、
それだけで京都競馬場を指す地名として有名なものですが、
淀苗の場合は名ばかりで、実際は京都市伏見区の淀ではなく、
久世郡久御山町の御牧地区で生産されています。
千葉にあるのに東京ディズニーランドと名乗っているようなものですな。
\(★´ー`★)ノ



おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ-みんな大好き淀苗 3
O-GArden第2ラボにて:12.05.05 撮影

おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ-みんな大好き淀苗 4
O-GArden第2ラボにて:12.05.10 撮影

おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ-みんな大好き淀苗 5
O-GArden第2ラボにて:12.06.01 撮影

伏見とうがらし

「ひもとう」や「伏見甘」、「青ト」とも呼ばれ、
細長く、人差し指程の太さの甘味種のトウガラシ。
京の伝統野菜に指定され、ブランド指定も。

京都で栽培されているトウガラシ類の中で圧倒的な栽培数をもつ品種。
栽培が比較的簡単で、家庭菜園でつくられることも多い。

トウガラシは、1592~98年の文禄・慶長の役(豊臣秀吉の朝鮮出兵)の際に
伝わってきたとする説と、
天文年間(1532~55年)に
タバコと共に南蛮よりポルトガル人によって伝来したとする説があるが、
伏見とうがらしは、最初に日本に導入されたトウガラシの品種が
長年にわたり栽培されるうちに日本の風土気候に適応したものになり(順化)、
またそれが改良されたもの。

江戸初期の書物「雍州府志」に
京都の稲荷付近で栽培されていたという記載があり、
かなり古くから伏見付近で栽培されてきたと言われている。




【②へ続く】


■参照および引用した資料
・「京の野菜 味と育ち」
 林義雄・岩城由子・著 ナカニシヤ出版
・久御山町ホームページ:淀苗
 http://www.town.kumiyama.lg.jp/contents_detail.php?frmId=71
・「歳時記 京の伝統野菜と旬野菜」
 髙嶋四郎・編著 トンボ出版
・「京都の伝統野菜」
 田中大三・文 宮本進/湯浅哲夫・写真 誠文堂新光社
・「現代にいきづく 京の伝統野菜」
 菊池昌治・著 誠文堂新光社
・「おいしい京野菜 おばんざい160」
 岩城由子・著 ナカニシヤ出版