10.08,19 語弊のある野菜の謳い文句 | おがのおーがにっくらいふ(★´ひ`★)ゞ

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家庭菜園と
友人との週末農業的な写メ日記★ラボ日誌★学習ノート
(★´ひ`★)ゞ

京都駅前のスーパーにて

おがのおーがにっくらいふ-小松菜KOHYO.jpg

京の野菜 上鳥羽特産 こまつ菜。
(´σー`)


 














小松菜は江戸時代から
東京の小松川(現在の東京都江戸川区)で作られてきた野菜


享保4年(1719年)、
時の8代将軍徳川吉宗が鷹狩の際に、
この地を訪れ、青菜の入ったすまし汁を食したところ、
その青菜を大変気に入り、当時名のなかったこの青菜を
この地にちなんで「小松菜」と命名したと伝えられている。
(5代将軍綱吉という説もある。)

その鷹狩の際に食事をしたのが香取神社で、
香取神社は小松菜発祥の地とされ石碑がたてられている。※

参照:江戸川区ホームページ

※2008年度のNHK教育テレビ「趣味の園芸 やさいの時間」でも紹介され
 当時の司会の亀井薫さんと
 講師の恵泉女学園大学人間社会学部教授藤田智先生も
 この神社を訪れている。
 なお、その回で藤田先生は徳川吉宗のコスプレをしている。



今や小松菜は江戸川区だけではなく
全国規模で生産されているものだから、
京都で生産されていても何の違和感もない。

京都という土地で育った小松菜を食べて
京都を感じるのもよい。
地産地消という観点から見ても意味がある。

しかし、こういう謳い文句には語弊があるように思うのです。
(* ´Д`*)

おがのおーがにっくらいふ-小松菜フレンドマート.jpg
宇治市内のスーパーにて

聖護院大根や聖護院かぶ・賀茂なすや九条ねぎ・鹿々谷かぼちゃなどの
"京野菜"・"京都の伝統野菜"は
"京都"というネームバリューもあって、
ブランド価値も高く、
"京野菜"という言葉も多くの人に知られていると思います。

そんな訳で、「京都の野菜 小松菜」という表記は
"小松菜が京都の伝統野菜"というような印象を与えてしまい
間違った認識を人々に広めてしまうのでは...と思ってしまいます。
(^_^;)(^_^!)

明治以降、首都が東京に移ってからもなお
「京都こそが日本の都である。」と
誇りを持っている人も少なからずいらっしゃる訳で、
そういう人からしたら
「我が京都が東京のものを京都のものと偽るなんて恥ずかしい...。」と
お思いになるかも知れません。
(´σー`)

いっそのこと、
「京都でつくった小松菜」
「京都でつくった江戸やさい」...などという表記の方が
潔くていいかも知れません。
((d(◎ー◎)b))


おがのおーがにっくらいふ-09.05.24 撮影
宇治田原での小松菜とカブの収穫/09.05.24 撮影

おがのおーがにっくらいふ-09.05.31 撮影
宇治田原産小松菜/09.05.31 撮影