■分からないを、許容する■

※※  別府日誌（１５／０８／０７） ※※

異質な分子が、
不快であるのはやむを得ない。

それを、
積極的に排除しようとするのは、
あまりよろしくないのだが、

一方で、
自分たちの世界観に、
無理矢理こじつけて、
理解しようとするのも、
いかがなものかと、私は思う。

理解しようとする、
その余計な善意が、
必要のない、
プライバシーの暴露合戦につながる。

人の口に戸は立てられないもので、
本当にその情報が必要な人間には、
比較的、知られてしまうものなのだ。

逆に言えば、
そうならないのは、
本当の意味で、
その情報が不要なのだと思う。

たとえ、
被害者だったとしても、
その情報が入らないのは、
誰かが、
そうしない方が良いと考えている、
そう思った方がよいのでは、
とすら思う。

被害者の気持ちも、
加害者の気持ちも、
結局、
理解できるものではない、
と、私は思う。

だったら、
分からないままにしておいて、
そのとき、必要な事だけ、
やればいいと思う。