■歴史教育の記憶■ | へたれギルマスの小部屋

■歴史教育の記憶■

※※ 別府日誌(15/08/05:2) ※※

戦後教育の歴史教育は,
自虐史観だったからけしからん,
…って言説があるけれど,

一応,
昭和末期に,
ある程度まじめに学校で学んだ立場として,

現代史については,
確かに,
アジアで日本が良いことをしたとか,
太平洋戦争が
アジアを植民地から救う契機になったとか,
そんなことは教えられなかったけど,

太平洋戦争で,
日本がアジア各国で、
残虐なことをしたってことも,
ことさら教えられた記憶はない。
(学校ではね、ってこと)

どっちかと言うと,
原爆だの東京大空襲だの,
南方での悲劇的な玉砕の数々など,
そういう、
被害的な側面ばかりだったように思う。

戦争すると,こんな酷い目にあうんだ,
という内容だった気がする。

そういう意味での,
『自虐史観』
を教えられたのかもしれないね。

当時の空気感を思い出せば,
二度と戦争をしたくないってのは,
少なくとも,身内においては,
戦時を経験した人の、
共通認識だったように思う。

それから30年近く経った。
自分は、
まだまだそういうものだと思っていたけれど,
戦争経験世代がいなくなるにつれて,
変わっていくもんなんですかね?

戦後教育を自虐史観だって言っている人たち,
本当にまじめに授業受けてました?