SOSの電話。その2 | ㈲岡田電装工業社長ブログ[上越 妙高 糸魚川 柏崎]

㈲岡田電装工業社長ブログ[上越 妙高 糸魚川 柏崎]

上越の元気を全国に発信すべく、立ち上がりそして突き進む!!
歌って踊れる新米社長が、今日も上越の空を見上げて語ります!!

こんにちは、宮崎です

現場に到着した私は、作業車のドアを静かに閉めた。
思いのほか物静かな住宅街。ドアを閉める音も気が引ける
工事現場ということで、足元がまだ泥だらけの現場かとおもい長靴を用意してきたが
外構工事は終わっていたので安心した。

明かりに近づくと、一人の作業員が途方にくれていた。
「お疲れ様です」声をかけた私に苦笑いをしながら返した「お疲れ様です。遅い時間にすいません」
「いえいえ。ご迷惑をおかけします。よろしくお願いします」
奥の納戸では別の作業員が最後の仕上げをしていた
私の声を聴いて振り返ったがすぐに作業を続けていた。
玄関からはもう一人作業員が出てきた。
「お疲れ様です」お互いに小声であいさつを交わし顔を見合わせた。

この仕事をしていると、だいたい誰がキーマンか最初の対面でわかるようになる。
私は、キーマンと思われるその作業員に声をかけた。

「ご迷惑をおかけします。現状を教えてください」
「機器を取り付けて試運転をしようとしているのですが、説明書の通りに試運転が終らないで
エラー表示が出るんです」
「そうですか・・大変でしたね。見せていただきます」
機器を覗き込みながら一つのことを考えていた。
珍しいシステムだ・・・これでは工事会社も手探りの工事だっただろう。どこかにミスがあるな・・・

私は安易に「工事に問題はないのですか?」などとは聞かない。
こういう場面ではどんなミスであろうと一緒に探して一緒に解決したほうが
工事業者のプライドを傷つけない。
しかしながら、私自身も初めてみるシステム・・・
新しいシステムのため詳しい資料も手元にはない。
手探りでいろんなミスを仮定してチェック作業をすすめる。
何度か、考えられるチェックをして試運転を再トライしたがうまく起動までいかない

完全に手詰まりまで追い詰められた・・・

明日は内覧会・・・時間はもうすぐ0時・・・

さあ・・・どうする・・・!?
つづきはまた・・・