『タンタンターン!』 | 東雲楽音堂 Ver2.0

『タンタンターン!』

…今月も今日で最後、ちょっと駆け足で色々な曲の感想など。
まずはMilkyWayの『タンタンターン!』。

最初聴いた時、前作『アナタボシ』に比べて明らかに地味な印象があってですね…moraで買った時に「ちょっと失敗だったかなぁ?」って思いましたけどね(苦笑)。
しかし何度も聴いている内に、だんだんと「いい曲」と思えるようになりましたよ。
決して盛り上がるような曲調ではないけれど、激しいビートやノイジーな音作り・クールな曲調に慣れた耳には却って新鮮というか心地よいです。

そしてこの曲のPVで、初めて久住以外の2人の歌声を確認出来ましたが…どっちもそれぞれに特色のある歌声でございますな。落ち着いて聴けるのは吉川だけど、ちょっとクセのある(いい意味で)荒削りな北原の歌声も捨て難いです。そしてどっちも確実に、久住よりは………安心して聴ける(汗)。
いや、久住の歌声も技術的にはどうかって気もするけど、あの思いっきりファニーな歌い回しは今の音楽シーンでは案外貴重な気がするなぁって(笑)。

それにしてもこの3人を見ていると、何だか「アイドルの“原風景”」って感じがしますね。
(コンセプトありきとはいえ)タンバリンをデフォの得物とした、ポップさを前面に出したパフォーマンスは…昨今のダンスビートを基調としたグループや、Perfumeみたいな「近未来型アイドル」と違う路線を突き進んでいて俺は評価しますね。

このユニットがいつまで続くのかわかりませんけど…今やハロプロに背を向けた俺でも、この3人組には素直に「頑張れよ」って応援したくなります(笑)。




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