週末の過ごし方２～健康編～

大学院修士卒業論文と中間テスト明けの久しぶりの休暇☆

といっても、明日から大学院の授業があり、国際ファイナンスとMicrofinanceの宿題が溜まっているので、日曜日の夜は最後のゆったりできる貴重な時間なのだ。

　ニューヨークの醍醐味といえば、「年齢・性別・職種を越えた交流♪」ということで、母が念願の語学学校へ通っている中で知り合ったクラスメイトと共にお別れ会をしました。お別れ会で、「はじめまして～」というのは海外居住者ならではだが、日本へ帰った時に「お別れ初めましての人」と会う可能性がかなり高いのもこのパターン！日本で出会ったらもう一生会うことないだろうな～と思う出会いも、ニューヨークっていう異世界で「同じ時間を共有した仲間」という事実が、生涯の中でもなかなか心に残り、一生の友達になることもある。

　でもさ～、ニューヨークの語学学校～っていう響きだけで、自分の語学学校時代が蘇ります。英語への壁に苦しみながらも、「年齢・性別・職種を越えた交流♪」ができ、今まで付き合ってきた人と全く違ったお話が聞ける楽しみがある。自分の母親くらいの年の人と一緒にお酒を飲んだりして、年上は話が合わない、偉い人は話しにくいといった壁が破れたのも、アメリカ留学がきっかけだし、自分が成長する際に色々アドバイスをくれたのも、同年代以上や以下の人だった。「英語」という共通の壁を、年齢の違うみんなで励ましあいながら越えていくのは、高校・大学時代にはなかった、「目先の人と競争しない異世界」と思う。誰と競争するか？それは現在の自分と将来の自分（苦笑）。誰かと争い、相手を傷つけたとしても、結局自分が満足したように見えるだけで、将来の自分は全く影響をなさない。そして相手に対しては、同世代以外の人の考え方や生き方をやっぱり「認めた」時かな、本当に信頼する関係が築けたし、その人が自分によき道を指し示してくれた。

　母のクラスメートは10代、20代、30代、40代と本当にすっぱり分かれた年代の女性達で、その年代ごとの悩みはやっぱあるもんですよね。僕は、やはり年齢のギャップという考え方ではなく、「その人が経験してきたものをこれから経験する人に伝えること」、こうやって人間は進化していくもんなんやなぁ～って思ったよ。学校の勉強もさ、ケインズさんが「ケインズ経済学」を生み出して、次にその理論を検証していった多くの経済学者は、やっぱりケインズさんの経済学を元にしている。人生50年（今は80年？）の中で、英知は伝承しながらどんどん発展しているんだぁ～と思った☆

日曜日は友人とちょっとお洒落なフレンチレストランへ行きました。

Cafe des Artistes 　(1 West 67th Street)

　ニューヨークのフレンチにはあんまりいい思い出がなく、Columbus Circleのトランプタワー内にあるフレンチレストラン「ジャンジョルジュ」も高い割にはあんまり美味しくないと感じちゃったし、立地と名前でお金を取っているようなイメージが強いニューヨークには、価格と味が比例しないと厳しくも思っていた。でも、ここはお店の雰囲気もよいのですが、お料理の味がメニュー問わず均一で美味しいと思いました。どんなに美味しいショウロンポーのお店があったとしても、それだけではお腹一杯にならないからメインも食べるじゃん。もしメインが普通？だったら、バランスが取れていないと僕は思う。前菜、メイン、デザートのバランスに、お店の雰囲気、サービスをかけて、はじめて総評して満足のいく食事ができる・・と贅沢ながら思ってしまった最近（爆）。そんなん当たり前じゃん！と思う方、贅沢なコース！と思う方、これには自分も最近敏感に感じている理由があります。それは、人へ何かを売る際には必ず「価格」があり、その価格とお客さんの満足度のMAXが合わさった時、そのお店は繁盛するという市場の原理があるからです。値段が高い、安いは問わず、その商品と自分の満足が重なれば、それは他人に「これ高いよ～」とかどうこう言われる筋合いはない（笑）。そう、この「満足度」と「値段」は、ビジネス問わず、アート、音楽、その他あらゆる物の価値を定める際のキーワードと思う。

その後はいつものテニス仲間とテニスをして軽く汗を流しました。うーん春も近づいています☆

あ、思い出した。このお店の価値をじっくり見定めるというアンテナも、以前こちらでお仕事で知り合った方が言ってたなぁと思った。某大手会社のトップセールスマンでさ、いきなり一周レストランを見回して、「雰囲気いいね～」と言うのみだったが、最後に「ここはこうで、こうだったが、あなたはどう思いますか？」といわれてびっくりしたんよ。見られてるぅぅ！！