今日は診察だったんですが、その内容をアップする前に、子宮体癌とは何なのか・・・ちょろっと知ってもらいたく・・・
やっぱりヨッシーの見解が書いた冊子は転載禁止でしたので、私が参考にしたサイトから拾わせてもらいたいと思います。
ヨッシーの説明とはちょっと違うところもあるんだけど・・・私が個人的にわかりやすいと思ったサイトをご紹介します。
参考サイト:別窓が開きます
これらからちょっと抜粋させてもらいますと
(青文字は私が書き足した私自身の考えと症状です)
子宮体癌とは
子宮体癌は子宮内膜から発生する上皮性悪性腫瘍です。
日本において、20年くらい前は子宮癌といえば、ほとんどが子宮頚癌でした。しかし、生活様式の欧米化で子宮体癌は増加傾向にあります。 20年前は子宮癌における子宮体癌の割合は15%ほどでしたが、最近は45%ほどになりました。
子宮体癌の患者の80%は閉経が近い年齢か、閉経後に発症し、40歳未満の発症は珍しいです。子宮頚癌が比較的若年者に多いのとは対照的な結果です。
☆主なリスク因子☆
・高齢
・長期間にわたるエストロゲンのみの関与
・閉経後のエストロゲンが高値
・肥満や糖尿病
・未産(特に不妊症)
・晩期閉経
・乳癌の既往
・タモキシフェンの長期投与
・家族歴あり
原因の項目でも書きましたが、基本的に高エストロゲンとなる環境が重要です。肥満や糖尿病、高血圧、運動不足はリスク因子となります。肥満の場合は末梢の脂肪組織でアンドロゲンから転換されるエストロゲンが多いためと言われています。 同じような理由でPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)による月経不順やエストロゲン産生腫瘍などもリスク因子となります。
※私が当てはまってるのは、未産(不妊症)とPCOSのみです
子宮体癌の症状
子宮体癌は「不正性器出血」という症状を発症しやすい特徴があります。ある程度進行しないと出血という症状が出にくい子宮頚癌とは違う点ですね。
閉経後の不正性器出血患者の5~10%は子宮体癌とも言われ、出血という症状はとても重要なんです。もちろん、閉経前でもこのような症状には十分な注意と検査は大切です。子宮体癌も進行して周辺に癌細胞が浸潤してゆくと様々な症状を呈するようになります。(腹水、血尿、血便など・・・)
※私は不妊治療中で、薬で人工的にホルモンバランスを作っていたため、不正出血はありませんでした
若年性子宮体癌
若年性子宮体癌とは
40歳未満の子宮体癌を若年性子宮体癌といいます。
以前お話ししましたが、子宮体癌はそのほとんどが閉経周辺から閉経後の発症します。若年性子宮体癌は子宮体癌全体の5%くらいで多くはありません。しかし、昨今の晩婚化や不妊症の増加、生活の欧米化により子宮体癌でも子宮を温存する必要がある方が増えると予想されています。
子宮温存治療の条件
子宮体癌の基本治療は子宮全摘術を中心とした手術療法です。
いくら若年性子宮体癌といえども進行した子宮体癌は子宮機能を温存することは不可能となります。以下のような場合は子宮温存治療が考慮されます。
・子宮内膜に限局するIa期で、高分化型類内膜腺癌(後述しますが、私はコレです)
・子宮体癌0期に相当する複雑型子宮内膜増殖症
・強い挙児希望がある未産婦
・黄体ホルモン投与が可能な状態ある
高分化型とは癌がより正常に近いタイプで悪性の度合いが低いものです。また、類内膜腺癌とはもっとも一般的な組織型の子宮体癌のことです。
超音波検査、MRI検査、CT検査などで子宮の筋層に浸潤を疑う場合は子宮を温存することが難しくなります。子宮体癌の治療の原則はやはり手術であり、子宮体癌で子宮を温存する治療は、上記条件が当てはまるときだけ行われるやや特殊な治療といえます。
子宮体癌の子宮温存治療
黄体ホルモンが子宮体癌細胞の増殖を抑制する効果があると言われています。日本で使われている合成黄体ホルモン剤は「ヒスロンH」もしくは「プロベラ」という薬剤です。 連日内服を数ヶ月間続けます。ホルモン療法の効果が見られても、数年間は継続した厳重な外来管理は必要となります。 これらの薬剤の重篤な副作用は血栓症で、血栓予防にアスピリンなどの投与も同時に行われることもあります。
※私はヒスロンHを飲んでいます。不妊治療で飲んでたヒスロンが1錠5mgであるのに対し、ヒスロンHは1錠200mgと非常に高容量です。これを一日3回飲みます。
子宮体がんのステージ(病期)
子宮体部がんのステージ分類には、「手術進行期分類」と「臨床進行期分類」の2つがあります。
手術による治療後には「手術進行期分類」が使われます。子宮を温存しながら治療している場合は「臨床進行期分類」が使われます。
※私の場合は子宮温存ですので、臨床進行期分類になります。
すいません。分類表は携帯で見て下さってる方にはよくわからないかも
進行分類 | 状 態 | 治療法 | |||
0期 | 組織所見が悪性を疑わせる | 内膜全面掻爬 黄体ホルモン大量投与など |
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I期 | Ia | がん細胞が子宮体部内に留まっている状態 | 子宮腔長が8cm以下のもの。 | 手 術 の 適 応 |
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Ib | 子宮腔長が8cmを超えるもの。 | ||||
II期 | がん細胞子宮体部の外に広がっている状態 | がん細胞が子宮体部から頸部に広がっているが、 子宮外へは広がっていない。 |
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III期 | がん細胞が子宮外にまで広がっている。小骨盤腔を 超えては広がっていない。 |
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IV期 | IVa | がん細胞子宮体部の外に広がっている。 明らかに膀胱、直腸の粘膜に浸潤している状態。 |
膀胱、直腸、S状結腸、小腸などの近接臓器に広がっている状態。 | ||
IVb | 遠隔の臓器に転移している状態。 |
※膣や卵巣への転移が認められた場合には、これはIII期と判断されます。 |
※
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進行分類 | 状 態 | ||
0期 | 子宮内膜異型増殖症 | ||
I期 | Ia | がん細胞が子宮体部内に 限局するもの |
子宮内膜内に留まっているもの。 |
Ib | 浸潤が子宮筋層1/2以内のもの。 | ||
Ic | 浸潤が子宮筋層1/2を超えるもの。 | ||
II期 | IIa | がん細胞が体部および 頸部に及ぶもの |
頸部腺のみを侵すもの。 |
IIb | 頸部間質浸潤のあるもの。 | ||
III期 | IIIa | がん細胞が子宮外に広がっているが、 小骨盤腔をこえていないもの、 または、所属リンパ節転移のあるもの。 |
漿膜や付属器にがん細胞が浸潤している、 もしくは腹腔細胞診陽性。 |
IIIb | 膣転移のあるもの。 | ||
IIIc | 骨盤リンパ節や傍大動脈リンパ節転移のあるもの。 | ||
IV期 | IVa | がん細胞が小骨盤腔を 越えているか、 明らかに膀胱または腸粘膜を 侵すもの |
膀胱や腸粘膜にがん細胞が 浸潤しているもの。 |
IVb | 腹腔内や鼠径リンパ節転移を含む 遠隔転移のあるもの。 |
とりあえず、基礎知識はこれくらいでいいかな・・・・
長々と読んでくれた方、、ありがとうございます!
子宮体癌は、最近妊娠可能な年齢層でも増えてきているみたいです。
こうなった今、子宮頚がんだけでなく、体癌の検診を、ぜひ多くの女性に受けてもらいたいと思っています。
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