この一か月、野郎の暴れようが半端じゃない。
強い薬を飲んでいるにも係わらずである
骨化までせずとも、代わる代わるフレアアップを繰り返している。
一時的に薬を増やす、定量に戻す、また暴れる。
その間隔が非常短い。
主治医も頭を抱え、ため息と共に
『なんでやねん・・・泣きたいわ』
ね・・・ 先生も気持ちは一緒なんだよ。
アメリカで治験薬の研究も進んでいるみたいだけど、お嬢の変異には厳しそう。
諦めてはいない、
うん、必死でそう言い聞かせているのかもしれない・・・
目の前にある現実は、母ちゃんの心を容赦なく暗黒へ引きずり込もうとする