このご時世、言ってしまえばフェードアウトしてしまうグループや人も多い中でしっかりとラストシングルと銘打ったCDをリリースすることができ、ラストツアーとラストライブが出来たことだけでも幸せですよね。こればかりは、同じ温度でいつも戦ってくださっていたスタッフさん達のおかげです。
こうやって私たちのことを信頼してくださったおかげで、ラストライブをメンバーでセットリストや演出まで全て決めさせてもらえて満足のいく最高の理想のラストライブができました。
スタッフさんたちが私たちを信じてくださっていたように、私たちもファンのみなさんのことを信じて流れを決めたので
星野にぁのことを見に来た人がひとりもいない日もあって、私が妄想キャリブレーションにいる意味がないとおもってやめようとおもったことは何度もありました。
うそだーって思う人もいると思うけど、本当にひとりもいなかった日があるんだよ。自分でも信じられなかったし信じたくなかった。
でもあの日、諦めなくてよかった。
自分にどうしても自信が持てなくて、どんなに練習してもどんなに自分を見つめ直しても、自信が持てなかった。そりゃ誰も見てくれないよね、って今ならわかるんだけど、当時は分からなくて「一生懸命やってるのになんで?」ばっかりだった。
悔しくて悔しくて、一生懸命向き合ってやりつづけたらいろんな人が応援してくれるようになった。
一生懸命やったら1人の心を動かすことが出来ることを知った。それから人の心を動かすパフォーマンスを心がけて23日までやってきた。
世界一のアイドルだって言ってくれた、もったいないとたくさん言ってくれる人には申し訳ないけど、本当に星野にぁのアイドル人生いっぺんの悔いなし。
夢が叶ったこと、星野にぁの完成度含めて満足です。
星野にぁの人生をしっかり終わらせてあげられたと思う。
妄想キャリブレーションという存在、星野にぁという存在、大きな世界から見たら刻むことは出来なかったかもしれない。
その代わりにあの場にいた全員の心の奥底に深く刻めることができたはず。
妄キャリってそういうグループだったよね。
遠い先の目標とか未来とかよく分からなくて目の前のことで精一杯で、がむしゃらで、とことん自由で不器用で、一生懸命なグループだったと思う。
だから私も変われた
妄キャリが、メンバーがみんなで本当に良かった。そうじゃなかったら私は変わる前にやめてたと思う。またすぐ諦めて逃げ出していたと思う、そしてひどく後悔していたと思う。
みんな言葉にすることをあまりしないメンバーばかりだったけど、姿勢で行動で示してくれて、たくさんのことに気付かせてくれた。
妄キャリのダンスなら星野にぁと言ってくれる人もいるけど、それもメンバーそれぞれの良いところがあって、常に刺激をもらい続けていたからだし
もちろんそれだけじゃないんだけどね、考え方もそれぞれ違って新鮮だし、お互い納得するまで話し合ってきて、本当に良い関係を築けてきたなって思います。
メンバーみんな、諦めずに向き合ってくれて向き合わせてくれて本当にありがとう。
最高の仲間だよ
まあメンバーに関してはそれぞれに手紙に書いたからいいやw
終わってみんなでエンドロールみて、本当にすべてが終了したとき
涙が溢れてとまらなかった。子供みたいに泣いてしまった。
それだけ一生懸命に向き合えていたんだなって。
それだけみんなのことが心から大好きになっていたんだなって感じました。
いろんなことに憧れて上京してきて、あの日、これが最後のチャンスだと思って飛び込んだ先が妄想キャリブレーションで良かった。
妄想キャリブレーションに関わってくれた全てのみなさんが幸せでありますように。
僕らの夢と僕だけの夢が同じ分だけ輝きますように。
私たちならきっと大丈夫だよね。
たくさんの愛を本当にありがとうございました。
妄想キャリブレーション