土曜日にクチナシの甘い香りの漂う東京国際フォーラムへ、第2回「UQ WiMAX お客様の会」へ出席するために出かけてきました。第1回(4月20日実施)の出席者向けの時間帯に招待していただきました。貴重な情報を得られる会へ参加させていただきありがとうございました。田中社長をはじめ、役員の方より直接説明していただき、こちらの要望を直に伝えることができました。UQWiMAXのCM映像やこれからのサービス展開のお話や新端末の展示を間近で見て・撮影できたこともありがたく思っています。それと、美味しいお料理とお酒をご馳走していただきありがとうございました。
UQ WiMAX お客様の会
1.日時
6月13日(土)18時30分~20時30分(18時15分受付開始)
2.会場
店名: レバンテ http://www.okr-j.co.jp/
住所: 東京都千代田区丸の内3-5-1(東京国際フォーラム Aブロック2F)
交通: JR有楽町駅より徒歩3分
1回目の出席者が27名、今回の第2回が24名とのことでした。
<東京国際フォーラム ホールA 2F>
会場はホールAの2階にあるレストランです。テラス席もあってこれからの季節はビアガーデンとしても良いお店です。
東京駅からの地下道もつながっています。私は有楽町から地上を歩いてきましたけど。
季節の植物としてアジサイとクチナシなどが植えられていました。クチナシの香りが夕暮れの風に乗って良いムードを演出していました。
余計な話はそろそろ終わりにして、本題です。
最初の話題は、料金プラン、デバイスのオープン化とMVNOについて、あと、基地局の展開が遅れている 7月に間に合うのは東京1000ちょっと、中部 200、関西 300半ばという話がありました。マンション組合との調整、電波干渉の対応などアンテナ設置に関する苦労話がありました。
実際のアンテナがどこに立っているのかという非公開マップを出席者は特別に見せていただくことができました。マップには●が付けられていて青 今電波が吹いているところ、緑が7月1日開始、赤が間に合わないけど建つところということでした。けっこう赤丸が多かったので、本サービス開始後にエリア内での入りやすさや安定性、通信スピードがどれだけよくなるか私は大いに期待しています。
マップの詳細の話も出て、丸の内の或る所のカバーはアンテナが立つとできる予定ということでした。
関東圏では国道16号線の内側に来年はじめまでにに1200本立てる計画があり、薄く打ってから、間を埋める様にアンテナを立てるということです。建物の影になる部分などの対応がそのときに行われることになります。
UQのWebで公開されているエリアマップについてですが、 7月1日に新しくなるそうです。
あとは、
・エリアについて住所を打ち込むと○×で表示する予定。
・実測のデータも1000箇所程度アップできる予定、社員が頑張っているところ。
といったことも教えていただきました。
・フューチャー・ブロードバンド UQ WiMAX サービスエリア
旧URL http://www.uqwimax.jp/service/area/
週明けよりスポットCMで放送予定のUQコミュニケーションズのTV CM 3本のデモがありました。会場のディスプレイが小さめでしたので、ネットで放送中のCMを見ることができるので其方をご覧いただければと思います。
https://www.uqwimax.jp/cm/
旧URL http://www.uqwimax.jp/g_gallery/
ルービックキューブ編
出演:ジョール・ゴウリー
ルービックキューブの完成の早さに力を注いでいます。
出演:ケント・フレンチ氏
1分間に拍手を721回する事ができる人です。世界最速の拍手をする男としてギネス記録をもっているそうです。(1秒あたり12回)
もう一本は電車内のディスプレイ用CMで音なしバージョンです。
<UQ WiMAXに接続したノートPC>
UD01NAのアンテナマークの表示の不具合についての話。他の方も同様の問題が特定の地域で起きているそうです。他のデータ通信端末だと発生しないので、UD01NAのソフトの問題ではないかという結論になりました。これはソフトの改修待ちです。
あと、スリープにして戻すと問題が起きること、通信が安定しないこと、一度切断されるとIPアドレスを開放してしまって接続に時間がかかるという問題についての対応が行われる予定とお聞きしました。
IPアドレスの開放を含むアルゴリズムの修正は7月1日(?)から、すでにWiMAX内蔵パソコンのタイミングは長くしてあるそうです。
上りのスピードが遅い点について、電波を基地局側が拾えない、1bit/8bitの切替えのハイスピードの圧縮ができないからといった理由が考えられるとのこと。あと、2.5GHz帯について日本は衛星システムがあるため200mWに制限されているということ。アメリカは500mW程度出せているのだそうです。
電波というと、健康上有害ではないかと気にされる人もいたりして、世田谷区などの住宅地にアンテナを設置するのがとても大変とのことです。
日本のWiMAX展開はこういった苦労もあるようです。
出席した方々より、郊外型ショッピングモールや公園のエリア対応のリクエストがありました。長時間PCを持ったままいるような場所には基地局の優先的な設置の検討をお願いしたいです。
モバイル用のデータ通信カードとしては人口カバー率よりも、利用シーンに即したエリアカバーがまずは必要だと私も思います。一方で、速度的に近いADSL回線のユーザーの乗換えを狙うとしたら、マンションや住宅街などに万遍なくエリアに入れられたら乗換えが進むのではないかと思います。特に出張者・単身赴任・学生さんにはWi-Fiゲートウェイと組合わせると、他のサービスにはない利便性がWiMAXにはあります。
・回線工事がいらない
端末を購入して、Webから利用手続きをするだけ。
・エリア内で電波が入ればどこでも利用できる。
地下鉄(都営地下鉄だけでなく東京メトロへの対応もしていくとのこと)の駅構内でも利用できるように10月からなる予定です。
私はドリンクはビールとワインをいただきました。
コースで次々と料理がでてきました。お話を聴くのに夢中で料理の写真を撮っている暇はほとんどありませんでした。
<続々と発表されるUQ WiMAX端末&ゲートウェイ・ルーター>
こちらが展示品です。インターロップに比べると少ないのでどうしたのか質問したところ、各メーカー提供の機材は、インターロップ終了とともに各メーカーに引き上げられたそうです。
パソコンがもっとあると期待していたのでその点はちょっと残念。結果的に触る時間はほとんどなかったので、たくさんあってもしょうがなかったのですけど。
<NEC Aterm Wi-Fiルータ>
他社のWiMAX-WiFiゲートウェイやルーター機器よりも薄く小型になって、デザインも一番いいんじゃないかと感じました。まだ、開発中の製品で、正式名称や型式はこれから発表になるようです。 ちなみにNECビッグローブではMVNO※の先行受付が始まっています。
※MVNO(Mobile Virtual Network Operator = 仮想移動体通信事業者)とは、自社では通信設備を持たず、回線を借りてエンドユーザーへ通信サービスを提供する事業者のことです。UQ WiMAXの場合は、UQコミュニケーションズが回線の卸元、BIGLOBEなどが卸先になります。勘の言い方はもう気付いていたと思いますが、後発のデータ通信事業者が、既存ISP事業者や家電量販店などの販売力や顧客を利用してサービスの立ち上げを企画する場合に有効な方法だと考えられています。
■製品情報
モバイルWiMAX PCカードアダプタ
Aterm WM3200C
http://121ware.com/product/atermstation/product/wimax/wm3200c/
UQコミュニケーションズ社の型番は、UD02NA になります。仕様的には同じようです。
http://www.uqwimax.jp/signup/device/model03/
■製品情報
モバイルWiMAX USBアダプタ
Aterm WM3200U
http://121ware.com/product/atermstation/product/wimax/wm3200u/
UQコミュニケーションズ社の型番は、UD01NA になります。こちらも仕様的には同じようです。
http://www.uqwimax.jp/signup/device/model01/
MVNOサービスを展開する上で、NEC社製の端末としてビッグローブやNEC Directで販売していくものと推測されます。量販店での販売はどのようになるのでしょうね。
ちなみに私はUD01NAをモニターで使っていますが初期ロットの製なのか、まだ試験サービス中で電波が弱いところで使っているためか、UD01NA自体かなり熱を持ちます。最近だと5時間以上使うとUSBデバイスとして認識されないことが幾度かあって、その度に取外して冷やして対処しています。ファームウェアのアップデートなどで対応してもらえるとありがたいです。
Aterm WM3200CやAterm WM3200Uの現在の価格をチェック
⇒ Aterm情報 (NEC Direct)
出席者の肩からのWindows 7用のドライバーに関しての質問については、現状のWindows用のドライバーでそのまま動くはずとのことでした。7月の段階ではロゴが取得できないけれども10月には取れる見込みなのでご安心くださいとキッパリと担当の方が答えてくださいました。
FTPの通信速度について、遅いという話もありました。1コネクションでは頭打ちになってしまうようです。その場合には複数コネクションを張れれば合計の速度は上がるということでした。対応しているツールを使えば改善できそうです。
現状のWiMAXの知名度やCMの内容ではADSLユーザーに訴求できていないのではないかという意見も出ました。確かに私もネットワークのことに詳しい人にしかわからないと思いました。
MVNO事業者の方がよりコンシューマに近いところにいるので、そっちで展開していくようです。
<インテル PROSet Wireress WiMAX接続ユーティリティ>
PROSet Wireress WiMAX接続ユーティリティの画像です。
接続先:UQ WiMAX、アンテナマーク5本、IPアドレス、といった表示に加え、オン/オフ、切断といった必要な機能がシンプルに実装されています。
最初の方でTV CMの話がでましたが、「GET WiMAX GET SPEED」のメッセージでWebも行くようですね。
無線LANアクセスポイントと非常に良く似たデザインです。
固定回線のように、WiMAXを使えるようにするための装置です。WM-GW02Aの製品説明 を読むと分かりやすいです。
旧URL http://www.iodata.jp/product/mobile/wimax/wmx-gw02a/feature.htm
ニンテンドーDSRiやWPS対応ノートパソコンとセットアップボタンを押すだけで接続設定が行える「WPS(Wi-Fi PROTECTED SETUP)」に対応。有線LANインターフェイスを2ポート搭載しているので有線LAN対応のゲーム機や無線LAN機能がないPCなどでも、インターネット接続を楽しめます。個人的には、LAN対応の液晶テレビやHDDレコーダーの接続にもいいんじゃないかと思います。
■製品情報
WMX-Uシリーズ対応Wi-Fiルーター
WMX-GW02A
旧URL http://www.iodata.jp/product/mobile/wimax/wmx-gw02a/index.htm
底面には、据え置きようのゴム足と壁掛け用の溝(フックホール)が用意されています。
■製品情報
モバイルWiMAX対応USB接続データ通信カード
WMX-U01
旧URL http://www.iodata.jp/product/mobile/wimax/wmx-u01/index.htm
WMX-U01とWMX-02A
ネットワークならioPLAZA
シンセイの取り扱っている WiMAX端末とゲートウェイは、光沢ブラックモデルで一見すると携帯電話みたいです。
■製品情報
USBスティックタイプWiMAXデータ通信端末の販売開始 及びWiMAXデータ通信端末対応Wi-Fiモバイルルータの開発
旧URL http://www.shinseicorp.com/news/090608_01.html
シンセイからの販売方法ですがビックカメラが7月1日から開始するWiMAXサービス向けに納入し、ビックカメラにて販売開始になるようです。
(参考)
第1回の模様のレポート記事はこちらになります。
・「UQ WiMAX お客様の会」に出席させていただきました。 (2009年4月20日記事)
第2回の参加中に書いた記事です。
・UQ WiMAX お客様の会in東京・レバンテ参加中 (2009年6月13日記事)
今回はノートPCとUQ WiMAX UD01NAを持参しましたので、会場より速攻で記事をアップしてみました。東京国際フォーラム内のレストランということで場所も良く、すぐにWiMAXへ接続できました。すぐ近くのビルに基地局があるとのことで電波も途切れることがなく快適な通信ができました。
・「Interop 東京 2009」に行ってきました。 (2009年6月13日記事)
6月12日まで開催されていたインターロップでは、UQ WiMAXの展示や講演がありました。WiMAX搭載の各メーカーのPCをタッチアンドトライできるブースの一角とプレゼンが行われていたスクリーン付近は特に混雑して大盛りあがりでした。
(公式サイト)