今日は特に寒いですね。
滅多に雪が降らない&もちろん積もらないところですが、今日は屋根にはこんな感じで雪が積もっていました。
中国でも歴史的な大寒波が到来しているというし、日本もこの寒さ。
今日はこの寒さに合った話題ということでパソコンの寒さ対策についてです。
パソコンには、通常、それぞれの機種ごとに動作温度(使用環境)が決められています。大体のパソコンは摂氏5度~40度くらいです。普通のパソコンは思いのほか低温に弱いのです。
どうしてかというと、パソコンに使われているモーター類の潤滑油の変性(粘度などの性質が変化してしまう)ことがあげられます。そのほか低温状態ではコンデンサなどの電子部品の抵抗が変化して電気信号特性が変わるため動作が不安定になったり、全く動かなかったりします。ノートパソコンのバッテリも注意が必要です。
それではどうしたらよいかというと、寒さ対策は大きく分けて2つです。
1.動作温度まで温める。
2.低温動作可能なパソコンを使う。
1つ目の方法は動作温度の範囲になるようにパソコンを設置してある部屋を暖房する方法です。室内設置のパソコンであれば比較的簡単に温められると思いますが、その際の注意点としては、パソコン内部の金属部分が温まるまでには時間がかかるということです。部屋が暖まってから1時間~2時間くらいは順応させた方が良いと思います。あとは、結露によるショートに気をつけます。
2つ目は、寒冷地の屋外や冷凍・冷蔵倉庫内で使う場合です。低温動作可能なパソコンを使うしかありません。ファンレス設計、低温動作可能な特殊なハードディスクを搭載していたり、半導体メモリを使ったシリコンディスク(SSD)を搭載しているパソコンがあります。
あまり知られていませんが一般の家庭用パソコンとは別に、産業用パソコン (ファクトリーPCやインダストリアルPCとも呼ばれる)というカテゴリには、それぞれの現場にあわせた特殊なパソコンが製造されています。
低温対応パソコンというのは以外に種類が少なく、日本国内で購入可能な現行商品では氷点下で動作することが保障されているパソコンはNEC ShildPROリーズとPanasonic TOUGHBOOKシリーズの一部の機種です。
NEC ShildPRO FC-N21S
頑丈で寒さに強い堅牢設計のノートパソコンです。ファクトリーノート FC-NOTE。
タフノートPC ShildPRO FC-N21S [広温度範囲HDD搭載モデル] -20℃~50℃
・広温度範囲ハードディスク搭載モデルは-20℃~50℃での動作が可能です。(通常の、標準モデルでは5℃~45℃)
・高信頼性を実現するファンレス設計。
・車載にも対応可能な耐振動設計。
・IP54準拠の防塵・防滴設計。(ケーブル接続時も防塵・防滴性を確保)
・LEDバックライト式液晶ディスプレイ搭載。低温環境からの起動においてすぐに明るい画面表示で立ち上がります。
・タッチパネル標準搭載。ペン入力対応だけでなく指による操作も可能なタッチパネルを全モデルで標準搭載。フィールドでの操作性に実力を発揮します。
・バックライト付きキーボード搭載モデルも選択可。
・倉庫内や夜間などでも容易に操作できるバックライト付きキーボードを用意。
■製品説明
NEC FC-NOTEシリーズ (ファクトリーコンピュータ)
旧URL http://www.nec.co.jp/fc/fcnote_series.html
⇒NECDirect (ノート一覧ページ)
■類似の製品
Panasonic TOUGHBOOKシリーズ (法人向けパソコン ビジネスPC商品一覧)
旧URL http://panasonic.biz/pc/prod/index.html