またまた、ボサノバの父、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲です。
タイトル Estrada do Sol の意味は「太陽の道」
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あ、2週間ほど前、
Bossa Nova を、カタカナでボサノバと書くべきか、ボサノヴァと書くべきかと、
皆様に教えを乞うた「なつむぎ」です。
その節は、どうも。 ●ここ
いろいろと皆様の貴重な意見を聞かせていただきましたが、
結局いままで通り「ボサノバ」と書くことにしました。
お騒がせしました。
う~ん... 特に何かにこだわって、というワケじゃないんだな。
いままでそう言ってきたから、そう書いてきたからって、単純な理由です。
習慣かな。
で、カタカナで書かれていたらボサノバでもボサノヴァでも「ボサノバ」って発音しそう。
で、アルファベットで書かれていたら「ボッサ・ノーヴァ」って発音しそうです。
いろいろとご意見を下さった皆さん、ありがとう。
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さてさて、
アントニオ・カルロス・ジョビンの曲に、
メランコリーを感じるようになったのは、実は最近のことなんだな。
メランコリー対する感受性は、年齢と共に鋭くなる。
ジョビンの曲に感じる、このメランコリーってなんなんだろう?
日本語に直して「ゆううつ」とか「物思い」ってしちゃうと、ちょっと違う気がする。
あっ!
これがもしかして例の「サウダーヂ(saudade)」なの?
ブラジルのポピュラー音楽の底辺に流れるって言われる「サウダーヂ」の感覚なの?
って気がついたのは、だから、ほんと最近のこと。
ポルトガル語とスペイン語はとても似ていて、
たいてい単語も1対1で対応していたりする。
ところが、ポルトガル語/スペイン語辞典で「saudade」を調べると、
それに対応するスペイン語、たとえば「saudad」みたいな単語が出てくると思ったら大間違い。
「愛する人、故郷、幸福な時代を懐かしむ、甘い痛み」という説明とともに、
「nostalgia(ノスタルヒア=ノスタルジー)」って単語が同意語として出てたりするのね。
やっぱり、サウダーヂってのはポルトガル語独自の感覚なんだなって、納得したりして。
♪ É de manhã vem o sol
Mas os pingos da chuva que ontem caiu
Ainda estão a brilhar Ainda estão a dançar
Ao vento alegre que me traz esta canção
朝のこと 陽が昇る
昨日降った 雨のしずくが
今も輝いている 今も踊っている
この歌を運んで来る 楽しげな風に
●Nana Caymmi & Dori Caymmi
●Le Trio Camara
●Mario Castro Neves & Samba S. A.
●Nossa alma canta
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