あのぉ、「エキゾチカ」って何? って思ってあわててググらないで下さいね。
リストのトップに来てるサイトは、ボクがこれから紹介しようとしてることと、
関係ないからね~
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と、軽くひとネタ出したところで、「エキゾチカ」ですが、
1950年代、60年代、米国で流行した音楽です。
南太平洋の島々をイメージして、
「南国の楽園」「トロピカル・パラダイス」を、理想的に描写した、
ジャズ? というより、イージーリスニング?
エキゾチックなムードを出すために、
東洋の民俗音楽の旋律や、リズム、楽器を使うだけじゃなくて、
鳥などの動物の鳴き声や自然の音まで曲の要素にしてしまってます。
エキゾチカのミュージシャンとしては、
アーサー・ライマン(Arthur Lyman) や、
レス・バクスター(Les Baxter) や、
マーティン・デニー(Martin Denny) が、有名でしょうか。
そのほか、この前ご紹介したエスキベルなんかも、 ●ここ
エキゾチカの系譜で語られることもあるんだな。
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さて、今日は直球勝負で、
レス・バクスター作曲、マーティン・デニー演奏の「Quiet Village」を紹介
します。
そもそも「エキゾチカ」という名前自体、マーティン・デニーの同名アルバムに由来してるし、
The Exciting Sounds of Martin Denny: Exotica/Exotica, Vol. 2/Martin Denny

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そのアルバムの中でも、この「Quiet Village」がダントツで有名だと思う。
きっと、聴いたことあると思いますよ。
マーチン・デニーは、1911年アメリカ、ニューヨーク州生まれ。
1954年にハワイに移住し、ホノルルのナイトクラブで演奏をしていた際、
その場で聞こえてきた「カエル」や「鳥」の鳴き声を自分の曲に組み込む着想を得た。
というエピソードが残されています。
そうして完成したアルバム「エキゾチカ(Exotica)」は、
1959年に堂々全米チャート1位!に輝きました。
日本では細野晴臣が、
音楽のジャンルとしての「エキゾチカ」に興味を抱いていたようで、
その後のYMOのファーストアルバムには、
マーティン・デニーの「ファイアークラッカー」がカバーされてましたよね。
記憶にありますか?
イエロー・マジック・オーケストラ(US版)/YMO

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さぁ、それでは、今日の1曲「Quiet Village」をお聴きください。
トロピカルドリンク、頼んじゃいそうですよ~
(ちょっとレコードの回転数が不安定ですが...)
●Martin Denny - Quiet Village
