不育症も不妊症も経験がなく
それらについての知識も持ち合わせていなくて

自分は普通に妊娠して 普通に出産できると信じて疑わない人が発する


『妊娠してしまった』


ということばに、ただならぬ嫌悪感を抱くようになってしまった私。

排卵日を指す、『危険日』ということばもデリカシーがないから嫌い。

人それぞれの価値観やタイミングがあるから
一概に責めちゃいけないとわかっていながらも

『妊娠してしまった』

は許せない最近の私。


そんな大嫌いなことばを
お姉ちゃんに言わせてしまった。

その 『妊娠してしまった』 は、
上に書いたような無知から生まれたことばじゃなくて
私のことを気遣うあまりに出たことば。

今こんな状況にいる私を差し置いて自分が妊娠してしまった事実に、
苦しんでくれてしまったお姉ちゃん。

私たちの母親に 泣きながら
『妊娠してしまった』と報告があったと母から聞き、
本当に胸が痛かった。

私がこんな状態じゃなかったらよろこべたはずの妊娠を、
よろこべなくさせてしまって
妊娠してしまった なんて言わせてしまって、

本当にごめんね。


不育症も不妊症も、こうやって考えると
自分たち(夫婦)だけの問題じゃないんだな  と気づかされます。

一緒に苦しんで悲しんで
泣いてくれてる家族のためにも
やっぱり  あきらめず進むしかないですね。


私の復帰を歓迎してくれるスタッフや、心配かけっぱなしの家族が
私に気を使ってくれてしまう、その気苦労の度合いが最小限で済むように

今日も笑顔で

いつも元気やな~ 悩み事とかないやろ?!

と言われる 普段通りの私でいられますように。



P.S. お母さんへ。

ウチの店の、七夕の短冊に
『コウノトリが来てくれますように』
と私の願いも書いといてくれてありがとう。

せやけどお母さん、自分の願い事は
『これからもいっぱい遊べますように』
やったやろ………

バレてるで!!!