初心者の時に気をつけなければならないのが、自分の仕草です。ポーカーは「ハンドではなく、プレーヤーと戦う」とよく言われます。ベットのパターンやテーブル上での仕草によって相手を読んだりすることができます。そして、そういうのを利用してポーカーの勝負に勝つことができるでしょう。例えば、Rounders というポーカーの映画では、プレーヤーがオリオのクッキーを食べるか食べないかによって、ハンドを持っているか持っていないかを判断することができ、主人公がポーカーに勝つことができました。

人によって tell(テル)は様々です。今回は一般的な tell を紹介します
(*中上級者には通用しない可能性が大いにあります。次に紹介する tell を逆手に取ってプレーしてきたりもします。また上手いプレーヤーに tell は少ないでしょう。)

1)自分のスタックを一瞬だけちらっと見る
ハンドを持っている可能性が高いです。例えば、ビフォアフロップで自分より後のプレーヤーの目を観察しましょう。普通は自分の番が回ってくるまで、自分のカードを見ないけど、初心者はすぐに見てしまう傾向があります。その際、そのプレーヤーが「ちらっ」と少しでも自分のスタックに目を向けたらいいハンドが入った証拠です。レイズが入るかもしれないので、フォールドしましょう。これはフロップ後にも応用できます。

2)相手のスタックを一瞬だけちらっと見る
ハンドを持っている可能性が高いです。無意識的に「相手のチップどのくらいもらえるのかな?」という感じで、相手のスタックを見てしまいます。自分の経験から、これはフロップ後の方が多いかもしれません。

3)ボードに落ちたカードをみる
相手が既にハンドを持っているか、またはドローか、を見極めるときに役立つかもしれません。次落ちるハンドをすごく気にしているようだったらドローだし、あんまり気にせず関係なくベットしてきたら既にハンドを持っている可能性があります。また相手の視線がボードのどのカードを見ているかによって、相手に持っているハンドが読めるかも!?

4)まばたきをする
緊張するとまばたきが多くなる傾向があるかも。中級者からはもうハンドをキャッチしても、そこまで緊張しないけど、本当に始めたばっかりの人だとボードでペアをキャッチした場合、まばたきをしたりします。

5)つばを飲みこむ
緊張するとつばを飲み込む傾向があるかも。ブラフしているときの方が緊張しているから、「つばを飲みこんだらブラフ」という考えが一般的です。

6)呼吸パターン
のどを見ると緊張しているかわかるかも。上に書いたつばの例に関してもそうだし、呼吸の速さもわかります。緊張していると呼吸は速くなります。ブラフしているときの方が緊張しているから、「呼吸が速くなっているとブラフしている」という考えが一般的です。

(*4~6の例に関しては、ビッグポットであればハンドを持っていようが無かろうが緊張すると思うので、自分的にはあまり使えないと考えます。特に初心者はハンドをキャッチするだけで緊張すると思うし。)

7)相手を驚かせないように、そーっとベットする
自分がハンドを持っているときは相手を驚かせたくありません。そのような時は静かに「オールイン」とかいい、優しくスタックを前に出す傾向があります。気をつけましょう。逆に弱いハンドを持っているときは強気でスタックを出すこともあります。

8)どーせ勝つからという心理から、ベットするチップを自分の近くに置く
ナッツやすごい強いハンドを持っている時、自分にチップが戻ってくるって知っている時、「どーせ勝つから」という心理から、ベットするチップを自分の近くに置く傾向があります。



これらは必ずあっているとは言えません。ただ単に、そういう傾向を持っているプレーヤーが少なからずいるということです。では、このような tell を減らしてハンドを読まれないようにするには、どうしたらいいでしょうか?1~6に関してはサングラスをつけて、口元から下を隠したらいいだけですねw。例えば Phil Hellmuth や David Saab, Chino Rheem などがよくやっています。

Tell を見つけることによって、相手がハンドを持っているか持っていないかが判断できます。すると、もちろん「自分がハンドを持っているとき」に勝つことはできますが、更に「相手がハンドを持っていない時」にも勝つことができます。最強ですねしし座

他にも何か一般的な tell があれば教えてください^^