これは個人的な意見で、色々なプレーヤーによって色々なスタイルがあると思いますが、ポーカーでは基本的になるべく相手に情報を与えない方がいいと思います。自分がどのようなハンドでどのようなポジションからベットするか相手にわかってしまうと、相手にとって自分は予想しやすいプレーヤーとなり、プレーされやすくなってしまいます。ハンドを見せて戦略を立てるプレーヤーもいるけど、ガチの勝負の時に自分はそれはあまりしません。それはなぜかというと、常に相手に自分のハンドを guess させ、コールなりフォールドなり、正しい判断をさせるのを難しくさせたいからです。

もちろんハンドを見せたりするメリットはあります。例えば、ミドル・レイトポジションから2、3回ブラフでスティールをし、弱いハンドを見せておき、次は実際に AK, AQ, AA, KK, QQ, JJ など強いハンドがきたときに、全く同じプレーをすれば、他のプレーヤーからみたらブラフしているようにみえるので、コールされ、いっぱい稼げるかもしれません。その逆も使えます。強いハンドばっかみせて「いいハンドばっかきてる」などいい、実際は弱いハンドでブラフをすることです。このように、ハンドを見せる事によって、相手に自分の逆のプレーヤーイメージをつけて、効果的にポットを取ることが可能でしょう。

しかし、相手はその裏をよんで「こいつは強いハンドばっか見せてるから、次はブラフしてくるんじゃないか?」などと、自分のプレーが予想可能になりえないので、個人的にはほとんど自分のハンドは見せたくないです。

とにかく、ハンドを見せるときはその後の戦略も考えてから見せた方がいいでしょう。

逆にハンドを見せないとすると、相手に全く情報を与えてない事になります。とにかく相手は自分のハンドを見るにはお金を払ってコールするしかありません。100回ブラフして全部ショーダウン前にハンドが終わって成功すれば、相手には自分がブラフしてるのか本当にハンドを持っているのか、なんにもわかりません。しかし、少しでもブラフしていることを相手にみせてしまうと、「あー、こいつは最低でもたまにはブラフしてくるプレーヤーなんだな」という情報を与えてしまうでしょう。その点、ハンドを見せないことはいいかもしれません。

とにかく、「自分はこんなすごいブラフをしたんだぞっ」って理由(ただ単に自慢したい)だけで、その後の戦略とか考えないでブラフを見せたりするのはあんまよくないと思います。確かにその行為によって、相手は tilt になったりするかもしれないけど、次から自分はコールしやすいプレーヤー(ブラフをするというイメージがつくから)となり、いいハンドを持っていないとポットを勝つのが難しくなってくるかもしれないからです(けどいいハンドはそこまでたくさん来ない)。のちに相手をはめる戦略がある時だけに限って、見せた方がいいと思います。