Angels Cry / ANGRA
RELEASED 1993
理屈も何も存在しない。
ただただ美しい旋律とクラシカルなドラマを背したメロディック・スピード・メタルが綴られているだけである。
ブラジル出身のクラシックの要素を存分に取り入れ、メロディック・スピード・メタルを基調としたプログレッシブ・メタル・バンド、ANGRAのデビュー・アルバムだ
デビュー・アルバムだ・・・・といっても既に10年以上も前ですが(^_^;)
しかしながらこのアルバムの出来具合は、非常に完成度の高い素晴らしいものとなっておりますな。
①はモロ・・・と言うかまんまクラシックで、NHKのクラシック・アワーそのまんまなんですが、ここから②のスピード・ナンバーへの流れは余りにも見事で、Amazonのレビューにもあった通り鳥肌が立ちます。
古典としてのクラシックから、一瞬にしてHMに昇華する瞬間を体験した者だけが、この至福の時を手中にすることが出来ます。
楽曲のレベルが非常に良くメロディー、シンフォニック・アレンジ、演奏力も申し分ありません。楽曲展開は良く練られており、プログレ然としてます。
ギターは二人いるようですが、一人はイングヴェイばりの「ピロピロ弾き」なんですが、他方のギターは典型的なロック・ギター・フレーズを織り交ぜながらもモダンなプレイをしており、これはですね、正に一粒で2度美味しいんですよ。
ヴォーカルは、線が細いながらも素晴らしいハイ・トーン・ヴォイスを聴かせます。ところところで「こぶし」みたいに裏返る歌唱にちょっと引っかかますが、全体的にはやはり申し分ないでしょう。
ピアノで始まるラスト・ナンバーの⑩では、そのハイ・トーンを生かし切ってますし、いやぁ聴きいってしまいました。勿論楽曲、アレンジ共素晴らしい仕上がりです。
本日久しぶりに営業車に乗って、しかも新車だからってはしゃいだ訳じゃありませんぞ(`・ω・´)
②のナンバーの音圧を全身で受けるべく・・・・①から既に大音量で聴いてる俺って・・・
いやぁホント素晴らしいアルバムです。
最後に⑦はケイト・ブッシュの嵐が丘のカヴァーなんですが・・・・このケイト・ブッシュのアルバム所持してますよ。コレが言いたかったんです
- Kate Bush
- The Whole Story
1. Unfinished Allegro | |
2. Carry On | |
3. Time | |
4. Angels Cry | |
5. Stand Away | |
6. Never Understand | |
7. Wuthering Heights | |
8. Streets of Tomorrow | |
9. Evil Warning | |
10. Last Child: the Parting Words Renaissance |