THE TRIUMPH OF STEEL / MANOWAR
RELEASED 1992
Death To False Metal
偽物のメタルに死を・・・・・・・との強烈なスローガンは、1992年の現代でもその光の鋭さは失われていない。いや、むしろ、今こそその光で時代の心臓を射抜く時なのかもしれない。拡散とは名ばかりの、営業的看板であるヘヴィー・メタルを名乗る商業バンドが増殖する現代に、MANOWARの“Death To False Metal”は強力で、重いパンチを見舞っている。
中略
肉体的な意味ではなく、意識そのものが男性的である。男は精神的修行を経て大人になる。神話の多くは冒険を経て大人になり、死へと向かう、いわゆる男の生き方を影の部分に比喩している。
MANOWARはそこに焦点を当てている。闘い、すなわち、大人への通過点・・・・・。“Death To False Metal”が金看板ではあるが、男性的な意識の強さがMANOWARというバンドの色合いを決めていることを見逃してはならない。筋骨隆々だからではなく、彼らの内面に存在する小宇宙が、純粋であり、神話的だからこそ、究極のヘビー・メタルを構築することができたのである。その彼らが「侍の心」を持っていると宣言したのも興味深い。
'92.10.1 伊藤政則氏のライナー・ノーツより抜粋
生粋のHMを聴いてる訳ですが、うぅぅん、冷静になって考えてみると
俺って・・・・やっぱり、こっち系統の人間なんですな。
営業車のカーステのヴォリューム・・・・既にでかいもん。
自宅に戻ったらね、いきなり和室の小窓が開いて、かみさん、のたまいました。「おっちゃん、うるさい。近所迷惑」
・・・・・・・いや・・・車速にあわせて音の大小は加減してるんだけれど・・・・・聞こえてるんやな(-。-;)
今日はアメブロさんの調子もいいし、レビューしまっせ
英国のメタル・ゴッドJUDAS PRIESTならば、さしずめMANOWARは米国のメタル・ゴッドですな。このハイ・トーン・ヴォイスがまず、たまりません。そして、十分に硬質なギター・サウンドが“Death To False Metal”を具現させております。
当時、伊藤政則先生をして、「問題作」と言わしめた作品であります。
問題作の中身ですが、1曲目が28:37分と壮大な大作になっていまして、これのテーマを「神話」に求めています。楽曲はプログレ然としてまして途中、ドラム・ソロやギター・ソロ、間にMANOWARならではHMな楽曲を埋め込んでいます。
動があって静が訪れる。激動の後に静寂が生まれる。キング・クリムゾンを彷彿とさせる部分も無くはない。HMバンドがやってもいいのか ってな意味で問題作なんでしょうかねぇ。
本来のMANOWARは②からです。
楽曲はミディアム・テンポながらストレートなHMを聴かせます。歌詞もいいですね、教令を発しております。
ヘヴィー・メタルだけだ
軟弱者と格好だけのやつらは
このホールを離れろ
ヘヴィー・メタル以外のメタルはいらない
軟弱者と格好だけのやつらはここを出て行け
お・・俺のことかな(°д°;)
そして、やがて訪れる怒濤のハイ・スピード・チューンで、MANOWARの教典に引きずり込まれるのだ。
ちなみに、この教典の邦題は「勝利の鋼鉄(はがね)」です。
HM・・・・やめられませんなぁ ( ̄▽ ̄)=3
1. Achilles, Agony, and Ecstasy in Eight Parts: Prelude/Hector Storms the | |
2. Metal Warriors | |
3. Ride the Dragon | |
4. Spirit Horse of the Cherokee | |
5. Burning | |
6. Power of Thy Sword | |
7. Demon's Whip | |
8. Master of the Wind |