8月4日~5日にかけ白馬岳・旭岳に登ってきました。
猿倉から大雪渓を登り、下山は白馬大池経由で栂池に下るという山小屋一泊のコースです。
毎年恒例となっている蓮華温泉から朝日岳・雪倉岳を周回する山行は、今回はパスにしました。

まあ、山友とのお気楽な山旅もいいだろう、というわけです。
しかも車二台で行くので周回コースでも余裕のはずです。

同行のお二人は横須賀からなのでアクセスに4~5時間ほどかかります。待ち合わせは岩岳入口のコンビニに7時30分ということで合流し、そこからまず栂池高原まで行き、一台の車をデポし、猿倉に向かうというプランです。
まあプランは良かったのですが、猿倉までのアクセスが予定外となってしまいました。
猿倉の駐車場が満車なのですよ。
もしかしたら・・・という予感はあったのですが、「やっぱりネビックリマーク

そこで、誘導員の案内に従って二股の無料駐車場に置き、タクシーで猿倉に向かいました(2200円)。ちょっとした出費になってしまいましたねあせる

しかも、山に入っていくと雨
出だしから不安いっぱいです。

仕方なく猿倉山荘で雨具を着て登ります。
と、登り始めたところですぐに止んでしまいましたプンプン

まあ、あまりに気まぐれの天気にムカってきますが、
天気が回復傾向なのは('-^*)/

雨が上がって明るくなった登山道というか林道を1時間ほど歩くと白馬尻小屋に着きます。
視界も開けてテンションもアップ

自然と戯れながら
同行のお二人と記念写真を撮ったり、「お腹空いちゃった~」を連発のMさんはバナナを食べたり楽しいひと時を過ごします。

大雪渓の末端は小屋の上流15分ほどにありました。
10人ほどの登山者がアイゼンを装着したりと雪渓歩きに備えてます。

さて、ここで我々はどうするか・・・
同行のお二人は初めての雪渓歩きなので、私が軽アイゼンと10本爪アイゼンを持参して必要に応じて使ってもらう予定でした。

少し相談して、ここはとりあえずアイゼンなしで登ることにしました。
雪渓に慣れるのもいい経験だと思ったからです。


自然と戯れながら雪渓を登りだして少しするとクレバス帯が現れます。

事前情報でこの辺のことは知っていたのですが、実際に目の当たりにすると中々の迫力です。


自然と戯れながら
そこで私がモデルになってクレバスの大きさや深さを実感してもらいます。

自然と戯れながら大雪渓の登りは快適です。とにかく涼しいんです。歩幅や足の上げ具合とかも自分のペースで決められるんですから登山道としては理想的です。また、雪渓はツルツルの斜面ではないので多少傾斜が急でも雪面の凹凸をうまく捉えれば滑らないで登れるんですね。
同行のお二人も快調に登っていきます。


$自然と戯れながらそして、600mの標高差を登りきると大雪渓も終わりです。「雪渓登りが終わったら休憩しよう」と話し合っていたので目ぼしい場所を捜していると・・・

ありました。
すぐ横に流水のある岩場の上です。
先客がいましたが、ちょうど出発するところだったので譲っていただきました。

ここで30分以上お昼休憩をとって後半の登りに備えます。

自然と戯れながら
大雪渓から上はお花畑を横目に見ながらの楽しい登りです。
ここには、クルマユリ、ハクサンフウロ、オタカラコウ、タイツリオウギが豊富に咲いています。
傾斜は急になりますが景色が素晴らしいんです。登山口から稜線までこんなに快適な登りって他にあるでしょうか。


自然と戯れながら
ミヤマカラマツです。カラマツソウやモミジカラマツと同じような花弁ですが葉の形が違うようですね。

自然と戯れながらテガタチドリです。初めて見ました・・・というか、前回なぜ気づかなかったのでしょう・・・。
とても美しい花です。ハクサンチドリより目立つ花なのでけっこうあちこちで見ることができます。


自然と戯れながら
これも初めてお目にかかる花でした。ミソガワソウというみたいです。さすが花の宝庫、白馬岳ですね。

自然と戯れながらそして、これも珍しいミヤマアケボノソウです。滅多に見ることがありません。昨年、雪倉岳でひと株見ただけでした。嬉しいですねえ~

自然と戯れながら
お花見物しているうちにずいぶん標高が上がってきました。

自然と戯れながら急な小雪渓を横断するといよいよ稜線も間近に見えてきます。

自然と戯れながら
お花畑の背景に杓子岳が聳えていていい感じです。

自然と戯れながら
そして高山植物もいろいろ変化を見せてくれます。これはハクサンフウロとミヤマアキノキリンソウのコラボです。

自然と戯れながら
この可愛い花はミヤマクワガタです。なんか同じ名前のクワガタ虫がいましたねあせる

自然と戯れながら
足元にはイブキジャコウソウが

自然と戯れながら
岩場の所々にイワギキョウ(チシマギキョウか?)が咲いてました。

自然と戯れながら
ここがもっとも高山植物で彩られている場所です。絶好のロケーションでしょう!


自然と戯れながら上の小屋が今日の宿泊地です。そして最後の登りとなります。
猿倉からの標高差1500m。頑張りましたね!

では、すぐに宿泊の手続きをしましょうか・・・

あっ、実は頂上宿舎の個室を予約しておいたのです。

楽しみだなあ~

というわけで、続きは後ほど・・・