枕元にはメモ帳が置いてある

何かおもしろい事が浮かんだときメモするためだ

ある時睡眠中におもしろい事を思いついた

とてもうける

場所を変えて(と言っても夢の中での話だが)試しても

やはりうける

というところで目が覚めた

夜中だったが眠いながらもメモを取とった


次の日の朝

はっきりと覚えていなかったが

なにやらおもしろい事をメモった事は覚えており

ノーベル賞受賞した湯川秀樹博士の中間子理論も夢がヒントになったと言うし

自分はやはり笑いの神に愛されているのかぁ?などと

期待しながらメモを見ると

そこには自信ありげな字


あま ぞねお


とだけ書いてあった

それを見た瞬間目の前が真っ暗になり

思わずガックリと膝をついた


という話を後輩にしたところ

意外とうけたし

あ、あいつ、あいつ、誰でしたっけ?

と言われたりもしたので

なんだか許せそうな気がしてきたよ


ぞねおの事