中学内申「絶対評価」導入へ 【高槻川添教室】
新聞報道などでご存知の方もいらっしゃる方も多いかと思いますが、高校入試の内申書のニュースについてお知らせします。
大阪府教育委員会議が28日、府庁で開かれ、全国で唯一、相対評価方式を採用している中学校の内申書の成績評価について、最短で平成28年度の高校入試から絶対評価方式に切り替える方針が決定されました。府教委は25年度中に内申書の様式や取り扱いを検討し、評価基準に関する参考資料の作成や研修準備を
始めます。
大阪府教育委員会議が28日、府庁で開かれ、全国で唯一、相対評価方式を採用している中学校の内申書の成績評価について、最短で平成28年度の高校入試から絶対評価方式に切り替える方針が決定されました。府教委は25年度中に内申書の様式や取り扱いを検討し、評価基準に関する参考資料の作成や研修準備を
始めます。
早ければ、今年の4月に中学に入学する新1年生の高校入試から絶対評価が適用される。導入時期を28年度以降とした理由について、府教委は入試を控えた中学生に与える影響と、評価を付ける教職員の研修期間を考慮したとしています。
相対評価方式は、内申点を付ける際、一定の割合を割り振る仕組みで大阪府の場合は10段階で、成績上位3%の生徒が最高評価の「10」を得ますが、下位3%の生徒が必ず「1」を受けます。仮に同じ学校に通う同級生の学力が高ければ高い内申点は取りづらいとされています。
一方、絶対評価は周囲の生徒の成績に影響されないのが利点です。ただ、府教委の調査では、点数が上位に偏って生徒間の差がつかず、結果としてテストの成績で合否を判断せざるを得なくなる傾向があるといっています。
文部科学省の通知を受け、大阪を除く46都道府県は18年度までに相対から絶対評価に切り替えており、松井一郎府知事や橋下徹大阪市長も絶対評価への変更を求めていました。
上記のように内申点が高得点になってしまい、差がつかないという問題点と内申点が高得点のため、実力を過信して、上位高の志願者が今まで以上に増えてしまう恐れがあります。
2・3年生は関係ない話ですが、1年生が3年生になった時から導入するようなので、今後の動きに注目しましょう。
学習塾SCOT
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岡本