平成24年度公立高校後期入試合格者学力実態調査 国語 【高槻川添教室】 | 高槻市川添の学習塾SCOT 高槻川添教室・SCOT高等学院 スタッフブログ

平成24年度公立高校後期入試合格者学力実態調査 国語 【高槻川添教室】

前回は平成25年度公立高校前期入試実施校についてお伝えしましたが、大阪府教育委員会のHPに平成24年度後期入試の得点率が掲載されていましたので、今回は国語をお伝えします。各問題の最初の数字が得点率で2番目の数字が無答率です。


国語


1 漢字の読み ㋐ 促されて60.3 4.1 ㋑ 承知98.1 0.4  ㋒ 証拠97.7 0.3
2 語句の意味(記号選択) 53.6 0.0
3 内容把握と表現(記述) 17.9 12.1
4 適語補充(抜き出し) 77.5 1.0
5 内容把握(記号選択) 60.4 0.1


1 適語補充(記号選択) 89.3 0.0
2 内容把握(記号選択) 58.4 0.6
3 語句の解釈(記号選択) 68.6 0.6
4 内容把握と表現(記述) 19.1 27.3


1 漢字の読み ㋐ 惜別28.7 3.7 ㋑ 克明72.4 1.1 ㋒ 属して98.0 0.6
2 読解にかかわる文法(記号選択) 56.0 0.1
3 内容把握(抜き出し) 65.9 2.4
4 Ⅰ 内容把握と表現(記述) 57.0 13.4
  Ⅱ 内容把握と表現(記述) 19.5 19.4
5 内容把握(抜き出し) 58.3 11.0
6 適語補充(記号選択) 69.4 1.1


漢字の書き取り ⑴ 囲まれて96.3 1.4 ⑵ 可能85.9 3.6 ⑶ 貯蔵53.3 11.6 ⑷ 栄えた63.0 12.4 ⑸ 省略64.3 7.9 ⑹ 発揮58.6 4.4


作文44.4 1.4

全体としては,次のような傾向がみられます。

・文章を記述する問題においては,設問の意図を正しく読み取る力と,求められている内容を適切に表現する力が必要です。これらの力が不足しているため,問題に対して答えるべき内容が的確にとらえられていない解答や,必要な内容が欠けている解答がみられます。本文に書かれている内容を正しく理解した上で,本文から必要な情報を取り出し,与えられた条件にしたがって的確に表現することが大切です。

・古文分野において,内容把握に関する記述問題は低い得点率になっています。本文の構成や展開を正確にとらえ,書かれている内容を理解することが大切です。

・文章を記述する問題や作文において,漢字や語句を適切に用いる力が不足していると考えられる解答がみられます。文意の通らない解答も多くみられます。文章を書くときには,漢字や語句の知識を活用することとともに,書いた文章を読み返し,読みやすく分かりやすい文章にすることが大切です。

以上のことから,言語事項に関する基礎的な知識を身に付けるとともに,文章の展開を正確にとらえて理解する力,問われていることの内容を理解する力,読み取った内容をまとめて適切に表現する力を身に付けることが重要です。国語力は,日常生活の中でも培われていくものです。普段からさまざまな文章に親しむとともに,文章を書くときには,書いた文章を読み返し,文や文章の形を整えることを心掛けることが大切です。

意識の高い人はすでに入試の翌日に新聞で解いてみたかもしれませんが、国語なら習っていない単元など関係ないので解きやすいのではないでしょうか。一度解いてみると、現段階で自分の力が足りないことがわかるので、この夏休みに解いてみてはいかがでしょうか。


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