【富士山麓・山野草シリーズ】20160625014
名称:アカショウマ (ユキノシタ科)
撮影場所等:鳴沢村大田和 通勤道
 
 
普通、山地の渓流沿いや湧水のしたたるような岸壁で
見かけることが多いが、湿地や棚田周辺でもよく見かける。
 
水湿地で半日陰になるような場所に生育していることが
多い多年草。根茎が赤いことからアカショウマの名が付
いたとされる。
 

茎は高さ30~80cmになり、基部はときに紅色を帯びる。
葉は3回3出複葉で、葉柄の基部や節に鱗片状の褐色
の毛が生える。
小葉は長卵形~卵状披針形、洋紙質で基部はくさび
形か、やや心形で、長さ4~10cm、幅2~5cm。
花序は広円錐形で、花序枝は尾状に開出し、あまり
分枝しない。花序の枝は下方で5~9cm。小花柄と
花序枝には短腺毛がある。
花弁は白色~淡紅色で長さ2.5~4mmのへら状線形、
雄蕊よりも長くならない。