「アグレッシブノイズキャンセリング! 騒音は物凄い勢いで死ぬ」「今宵、私は恐怖心に打ち克つ!」 | §無気力症候群§

「アグレッシブノイズキャンセリング! 騒音は物凄い勢いで死ぬ」「今宵、私は恐怖心に打ち克つ!」

 タッチタイピング始めました。よって本日の記事は徹頭徹尾タッチタイピングで記述しようと思います。しかしじつのところ、ここまでの文章ですでにタイプミスを連発しており、元来固くもない意志が早速瓦解しかけています。


 昨日amazonで注文したアクティブノイズキャンセリング機能附きのヘッドホンが届きました。ここで超越暇者の僕が思うのは、「アクティブとは何ぞや?」という事である。普通のノイズキャンセリング機能とどこかしら性質を異にするのであろうか。アクティブとは能動的のことであるから、入ってくる騒音を中和するのではなく、自ら騒音をカウンターしに行くということか。つまりこのヘッドホンを搭載している間、僕の周囲はそれが発するなんらかのフィールド様のものによってパーフェクト・サイレント状態となるのであろうか。それは何かクールらしくはないだろうか。


 などと本当に二時間程度を費やして空想に耽っていると、実際に装着してみればよいことに気が附きました。なんという間の抜け様であろうか。なんか最近いつもこんな感じです。燃料に溢れつつ燃費が最悪でギア比も合っていない○車の如しです。しかも結論は、「自分で装着してしまうと、通常のNC機能の発動は確認できるものの、ANC機能によるサイレント・フィールドが展開されているか否かは確認できない」という至極当然のものに帰結しました。他人に聞くというのは選択肢の外です。なぜなら何人いようと口裏を合わせ、異口同音に否と返答する可能性が否定できないからです。いや、まずもって自分以外の人間様の生命体は全員アウタースペースに郷里を有する地球外生命体であるかもしれないので信用なりません。


 嘘です。そのうえ冗談です。しかし誰しもが、中二病をこじらせていた頃に、こういった類の事を考えたことがあるはずです。まあANC機能については、他人に装着させることで簡単にサイレント・フィールドの如何を確認できるのでした。うん、ないよねそんなフィールド。知ってたよ。知ってた。


 ところで僕はつい先日、ようやく数多の怪談の戦慄から脱却し、消灯しても恐怖感なしに睡眠をとれるようにまで恢復しました。それは偏に、「東方三月精」と「絶対可憐チルドレン」のおかげなのでした。漫画って本当にいいものだよね。これらの漫画がなくば、僕は未だ怪談の戦慄に囚われ、睡眠不足に難儀していたことでありましょう。絶チル十一巻の『面影』の話でちょう泣きました。そして三月精でちょう癒されました。あと妹紅が出たら嬉し泣きするんだけどなあ。


 まあ何にせよ、これで僕にはもはや怖いものなどない! なんとか気を確かに持って、一行に二箇所という恐るべきペースでタイプミスしつつも最後までタッチタイピングを貫徹した精神力もあるし、心温まる内容の漫画があれば有象無象の怪談など恐るるに足らず! というわけなので、これからまた怖い話を蒐集してきます。待っていろよ、怪談どもめ! もうビビらないもんねー、へへーんだ。