さる4月26日に、国の各省庁参加による
『第6回 新たな自殺総合対策大綱の在り方に関する検討会』
が行われました。
本会の開催趣旨は、下記の2点でした。
・自殺対策基本法改正後、初めての見直し
・誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現に向けた、更なる推進
現在、国内の自殺者数は年間2万人を超えているものの、
平成22年以降は、7年連続で減少傾向にあります。
過去に数値目標が設定されており、
平成17年〜27年の10年間で自殺による死亡率を20%以上減少するという目標がありました。
その結果、23.6%減少という成果を達成しました。
一方、世界的には主要先進7カ国(日本、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、イギリス、カナダ)で比較すると、自殺による死亡率は未だ日本が最も高くなっています。
そこで、日本も他の先進諸国の水準まで自殺死亡率を減少させることを目指し、
平成27年〜37年の10年間で日本国内の自殺死亡率をさらに30%以上減少するという目標が設定されています。
社会における自殺対策の方法としては、
「生きることの阻害要因(自殺のリスク要因)」を減らし、
「生きることの促進要因(自殺に対する保護要因)」を増やすことを通じて、社会全体の自殺リスクを低下させる方向で推進していくものです。
対策内容は規模や種類によって分類されていますが、若者を対象にしたものでは、
「孤立を防ぐ居場所づくり」
「身近な者を含めた支援者への支援」があり、これらは
個別施策と地域の取組みという2つの分野にわたって策定されています。
Light Ring.は若者の支え手支援を通じて、身近に助け合える仲間を増やし、居場所をつくること、繋がりをもつことを大切にしています。
ひとりでも多くの方に寄り添えるよう、活動して参ります。