効果指標班の石井・須田です。


6月25日、26日開催された、コミュニティ心理学会第19回大会にて発表を行ってきました。


発表した研究内容についてですが、LRTの参加者にグループインタビューを行い、支え手のセルフケアをまとめた内容についての発表を行ってきました。


インタビューの内容を分析した結果、大きく分けて3つのセルフケアがあることが分かりました。


・他の資源も用いて援助する(自分からの援助を減らす)

(例)サポートが欲しいか、書き出してみるように勧める

映画や本など、役に立ちそうなツールを紹介する

他の人にバトンタッチする

誰かを巻き込んで、複数人で相談にのる など


・リフレッシュする時間を作る

(例)寝る、ぼーっとする、1人で気分転換する

一時的に支えから離れてリフレッシュする

行動枠を事前に決めてその間にリフレッシュする など


・二者関係の中で援助の調整

(例)自分の心の負担を減らすツールに変える、

お互い相談、リフレッシュし合う など


これらの3種類のセルフケアを自分にあった形で組み合わせながら用いることで、

疲弊をして付き合うのではなく、ゲートキーパーと被支援者のサポートの授受のバランスがとれた状態を維持することが、

セルフケアのゴールであると思われます。


サポートの授受のバランスがとれた状態とは、

行動枠を設定して付き合えるときに付き合うということであると思います。


とはいえ、無理にこの形にするのではなく、

疲れた時は疲れた、また両者の関係を調整したりする段階といったを経ていくことで、

段階的にセルフケアのゴールにたどり着けると考えられます。


何か力になりたいと、思うことも大事ですが、難しい時はシャットアウトをしたり、好きな音楽を聞いたり、本を読んだりするような自分も大事にする、今できるセルフケアをすることが重要であると考えられると思います。


天候が不安定な日が続いておりますが、自身の身体を大切に、
よい日々をお過ごしになってください。




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先日、綾華さんとワンツーフィニッシュで誕生日を迎えました!
スタッフの鎌田です。

さて先日、とある記事を読みました。

毎日新聞 そこが聞きたい:自殺大国からの脱却 本橋豊氏

この記事のなかで、本橋氏は下記のように述べています。

経済的理由による中高年の自殺は確実に減っていますが、児童生徒への対策は残念ながらまだモデルが示せていません。命の大切さを伝える教育は、どこでも熱心にやっています。ただ、そうした理念的・倫理的な説得だけでなく、子どもたちが危機に追い込まれた時に具体的にどうやってSOSを出すか、というスキル(技術)を教えることも重要だと考えます。
これは、SOSを大人がきちんと受け止められるか、という問題でもあるので、学校に限らず家庭や地域、社会全体の課題です。


私個人の経験ですが、

自分の感情を適切に吐き出す
誰か、特に大人に相談してみる

ということが、とても苦手でした。

誰かに相談して、
はたしてその誰かは
私の悩みを受け止めてくれるのだろうか。

大人はみんな忙しそうだし、
自分にとっては深刻な悩みだと思うけど、
こんな悩みくらいでは対応してくれないかもしれないな。

「気持ちの問題」
「考えすぎ」
と、軽くあしらわれるんだろうな。

そもそも、上手に説明できる自信がないから
本当のところを理解してもらえないかもしれない。

じゃあ、やめておこう。

などと、思っていたときがありました。

話したらきっと、
受けとめようとしてくれた人はいたのだと思うのですが、
どうしても伝えることが出来ませんでした。

学校では、避難訓練や、応急処置の仕方
110番、119番などの通報の仕方は教えてくれましたが、

自分自身が悩んでいて、
家族や友達、周りの大人には言いにくいな、
ということがあったとき、
どこに、どのように相談をすればいいのかを
具体的に時間をとって教えてくれたことは
なかったなと記憶しています。
(記憶違いかもしれませんが。笑)

気付けば私も、「大人」と呼ばれる年齢になりました。
きっと当時の私のように、誰にも言えずに悩んでいる子は
まだまだいるのだろうなと思っています。

誰にも言えずに大人になって、
大人になってからも、
一人で悩んでいる方もいるかと思います。

そんな方々の声を聴き、
受け止める存在として、
個人としても、
Light Ring.としても、
在ることができたらなと感じました。

また、聴くだけではなく、
どのようにSOSを出したらよいのか、
こころの健康を守るために
社会にはどのような人、団体があるのかを
伝えていける存在になれたらいいなと、
この記事を読んで、改めて感じました。


最近は不安定なお天気が続いていますね。
皆さん、心身ともにゆるめつつ、
今年の夏は猛暑のようなので
夏バテ対策をしていきましょう!



ここまで書いて、
ブログの題名が実にナンセンスなものしか思い浮かばず。

「タイトルが思い浮かばないんですよね…」
と、綾華さんにこぼしたら、
「おとなに本音を話すということ」はどう?
と、とても良いタイトルを頂いたので、
そのまま使わせて頂きました。笑
ありがとうございます!

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毎年、内閣府から、
若者も含めた1年間の自殺の実態がわかる自殺対策白書が発行されています。
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/whitepaper/w-2015/pdf/honbun/

20代〜30代で自殺する市区町村を調べると
「東京都新宿区」が第1位。
「東京都台東区」が第2位になっています。
http://tmaita77.blogspot.jp/2015/07/blog-post_25.html

新宿区の自殺を調べるにあたり、とくに区外の若者の自殺が多い特徴がわかりました。
もう少し詳しく言うと・・
「住民票は新宿区にはないが、区外から来て、最期の土地として新宿区で自殺する若者」
が多い現状があります。

これは、新宿区の自殺対策で取り組むにしても、どこから来た人が自殺されているのか?
わからないため対策の施しようがない問題があります。

・新宿区で自殺された方のうち、区外在住の方はどこから来た人が自殺されているのか?

・自殺された場所はどこなのか?
(噂レベルではパチンコ屋店のトイレなど聞くのですが本当か定かではありません)

・自殺理由は何か?

など区に問い合わせをしても、なかなか回答が難しいという状況が見えてきました。

若者自殺対策に取り組むにあたり、せっかくなので実態に即した
適切なサポートをしたいと考えているのですが、
この状況では、地域特性に合った支援が考えられない状況で、
どうにも、やきもきしています。

自殺の実態が、情報を取得して公開するだけではなくて、支援に生かす目的で
活かされていくことが、今後の予防のためにも、必要なのではないでしょうか。




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6/26(月)から作新学院大学客員講師として、88名の生徒のみなさまに
「傾聴ボランティア論」の授業をお伝えすることになりました!
こんばんは、いしいです。



授業となると、今までのように「自分から学びたい」という気持ちではない方もいて、
(時間が空いたからとりあえずこの授業を埋めておこうというような..あるあるですね)
どうやって興味を持ってもらうか?を考えながらスタートしました。



学生さんを前にすると、
傾聴ワークでいつも行っているように
この3つの役割をすべて体験してもらう中で
「悩みを打ち明ける側」
「聴く側」
「オブザーバーとして聴き手を評価する側」

とくに「悩みを打ち明ける側」の担当になったときが、
最も難しさを痛感されている様子でした。

印象に残ったのは「悩みない」
「何を悩みとして打ち明けていいかわからない」というような困惑された姿でした。

たとえ、悩みを聞いてもらうことが保障されていても
やっぱり気持ちを打ち明けるって、勇気が必要ですよね..

だからこそ、勇気を振り絞って誰かに悩みを打ち明けたときに、
「この人は聴いてくれる」と躊躇なく罪悪感なく安心して、感情を言えるような存在が、

かけがえのない大きな助けになる

とLight Ring.は考えています。




アンケートを見ると、みなさん一人ひとりが「聴く」に
向き合ってくださっていたことがわかりました。

「これからの身近な人の愚痴や悩みに対応するときに、
気をつけたいポイントが見つかった」
「一緒に暮らす家族の愚痴を聴くときに気をつけようとおもうところがあった」
など、

新たな気づきがある方もいて、これから定期的に、
人を支えていく若者の成長を応援していけることが楽しみです。

若者の暮らすソーシャルサポート環境がよくなっていき、
うつや自殺を減らしていけるように、
今後も東京に加えて、地方で暮らす若者のためにも、
身近な人の悩みに応える力を是非サポートしたいと思っています。

できるだけ笑顔😊で、聴くことが楽しいものだと感じられる時間にすることが
一番初めの目標でした。
笑顔がお写真のところどころから垣間見えて安心しています。。

最後に、山下先生、渡辺様、今回は多大なサポートを本当にありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします!


秋田ブログ第2弾です。

引き続き、スタッフの鎌田がお送り致しております。

NHK秋田さんでの収録の後
NPO法人「蜘蛛の糸」さんにお伺いしてきました。

理事長の佐藤久男さんと。

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こちらのスケジュールの都合上、
事務所でのお話が難しく…
NHK秋田さんのご厚意もあり、
(道中、本当にお世話になりました…!)
空港へ向かう車内でお話をさせて頂きました。

「なんと、せわしねことー」
と言いながらも快諾してくださった佐藤さん、
本当に感謝です…!

※「せわしね」とは秋田弁で
「落ち着かない、忙しい」といった意味です。

佐藤さんの貴重なお話を聴かせて頂くと、
毎回、じわじわと情熱を感じます。
そしてそれがこちらにも静かに、
しかし確実に、伝わってくる感じがあります。

自分たちにできることはなにか、
なにをやっていきたいのか、
ということを、見つめ、考える、
貴重な時間となりました。

佐藤さん、お忙しい中、お時間を頂きまして
本当にありがとうございます。


今回は日帰りでしたが、
今度はゆっくり来たいね、と
帰りの飛行機のなかで石井と話しておりました。

今回、秋田にてお会いした皆さま、
本当にありがとうございました!
またお会いできることを楽しみにしております。