テクノロジー犯罪の被害には様々なものがあり、脳や身体に対する変調や苦痛を及ぼすものに付いては訴えが多い。感覚的な被害としては監視されている感じや多くの人に脚光を浴びている感じなどがあり、酷いと室内に於て自分の体の動きを見られているように感じてしまい身動きが取れなくなってしまうものまである。

しかし、それらの被害は遠隔操作をしている犯人がターゲットの行動を実際に見ていなければ出来るものではない事は被害者なら良く知っている。

しかも、目に映っているものや、耳に聞こえている音までも遠隔にいる犯人に盗み取られていて、その都度何かの妨害をする。例えば、本を読もうとすると急に視力が低下したり読解力がなくなったり、音を注意深く聴こうとすると聴覚にノイズを送られたり、何かを考えようとすると別の思考を挿入されるなどだ。

また、体の動きや状態も同時に盗み取られていて、筋肉の動きに合わせて痛みを発生させたり、口の動きや呼吸に合わせて脳内音声の送信をされたりする。

そのようにして常に一緒に行動をしているかのように全てを監視されている被害は、あらゆるプライバシーを盗み取り、内面へと入り込んでは執拗に辱しめたりする。

このように、遠隔監視による被害も多岐に渡っていると同時に被害の言動や思考に対する圧力や妨害となっている。これらは精神的な苦痛という被害になるのかも知れない。