テクノロジー犯罪の強力な武器の一つとして脳内音声というのがある。これはすでにご存知の方も多いと思うが、本人にしか聞こえない音声のことで、物音や人の会話、歌や音楽を聞かせることが出来る。それにはどんな人の声でも使え、盗み取った音などを送信することが出来る。方向性や距離感なども自在にコントロールでき、例えば大音量のヘッドフォンを付けていても同じように聞こえて来る。どこに居ても防ぐことができない。

・ノイズの送信

常時キーンという音が聞こえていると言う被害者が多いが、その音にも種類があり色々と変化させているようだ。また、モールス信号のような音も高低様々に聞か されたり、低いモーターが回るような音や超低周波のような音まで聞かされる。

・歌のリピート送信

選曲は加害者が勝手にす るわけだが、童謡、演歌、ポップスなど何でもありで、ジャズなど歌ではなく楽器だけの演奏の時もあり、それが途切れる事無く続けられる。また、歌詞に仄めかしのような意味があったりすることがある。

・声や物音の送信

あたかも隣近所からの生活音が聞こえているようにしたり、 現実には無い音を聞かせたりできる。それらは本物そっくりで区別が付かないくらいだ。

・周囲の音からの乖離

実際に発生している周囲の音の聞こえ方が全く違うようになったり、著しく聞こえ難くされて難聴のようになったりする。従って自分の生活音が大きくなるし、世間との関わりが薄れてしまうようで不安になる。

・ある音だけ異常に煩く聞かせる

テレビの音が聞こえないのでボリュームを上げてしまう事がよくあるが、その反対に煩くてたまらないので普段よりボリュームを下げなくてはならない事がある。音楽を聞いていても特定の周波数帯が煩く聞こえることがある。また、水道の水が出る音やコンビニのビニール袋の音が耳に突き刺さったりする。

・鼓膜が裏返ったような感じ

鼓膜が詰まったような感じと表現する人や、圧迫感と表現する人もいる。非常に不快で嫌な気分になる。唾を飲んだり、あくびをすると治る場合が稀にある。鼓膜そのものを動かす事が出来るのかと思うような感覚を伴ったボコッという音がする時もある。

・何かが煩くてたまらない感じ

この音が煩いと特定は出来ないが、煩くてたまらないと言った感じにさせられる時がある。

以上、それらを組み合わせて様々な嫌がらせを行っているが、基本的に日常生活をくまなく監視しているので生活環境に合せて個人に特化した方法を使う。それらは予め作って置いた物を生活のタイミングに合せて 加害したりする。また、音声攻撃単独ではなく、脳神経への操作も同時に行っているので被害が複雑になる。