ひとも地球もサステナブル!

幸せを実感できる社会=ひとも地球もサステナブルな世界
そんなビジョンをみんなで描き、実現しましょう!


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★ストーリーで学ぶ地球環境問題


☆☆大好きな地球を大切に☆☆



【第10日】:

第2章 
地球温暖化はもう始まっている

■プロローグ

こんにちは。わたしが今から南極を
案内する大南です。

大木先生から君たちのことは詳しく
聞いてるよ。

地球をめぐる旅をするんだってね。

しかも、地球環境問題の勉強を
かねてるなんて、感心、感心。

君たちの意気込みに報いるよう一所
懸命案内するからよろしくね」

「こんにちは、わたしは尚子です。
今10歳で4年生です」

「はじめまして大南先生。ボクは一郎、
12歳、6年生です」

2人が元気にあいさつしました。


大木先生に水のことを学んだ3日後、
ふたりは地球をめぐる旅に出発しました。

最初の目的地は何と南極。

日本近海のうだるような夏の暑さから
逃れようと、世界で一番寒い場所を
選んだのです。

それにしても、極端すぎますよね。


「おにいちゃん、何でこんな所を選んだの? 
寒くて、寒くて・・・・。

しかも真っ暗じゃないの。
何にも見えないわ」

尚子さんが一郎くんに抗議しています。

「そんなこといったって、しょうがない
じゃないか。
冬だから寒いの当たり前だし、冬の間は
南極は太陽が昇らないんだから。

白夜の反対の極夜というのが半年間
続く
んだ」

一郎くんはそう言ったものの、内心
「こんなはずじゃなかった」と後悔して
いました。

そこに、大南先生が現れたのです。

大南先生は大木先生の昔からの
仲間で、南極の気候調査員をして
います。

南極のことは何でも知っている南極
博士です。

大木先生に、南極で今起こりつつ
あることを2人に伝えるよう頼まれた
のです。


「それにしても、寒いですね。
防寒具をつけていなかったら、とっくに
凍りついてしまったでしょうね」

一郎くんが大南先生に寒さを訴えました。


「そりゃそうだろう。今この南極は
氷点下50度以下だからね。

ほら、周りを見てごらん。すべてが
真っ白に凍っているだろう」

大南先生が明かりをともすと、
果てしなく広がる真っ白な景色が
広がっていました。

 

 
「あらあら、身動き取れなくて
かわいそうに。
ここの水たちはいつもこうして
我慢しているの?」

尚子さんが、南極の水たちに同情
しながら質問しました。


「そうかも知れないね。でも、彼らが
そこにじっとしているから陸上の
人間が安心して暮らせる
んだよ」

大南先生が謎めいたことを言いました。


「南極の水が凍っていることと人間が
安心して暮らせることと、どう関係が
あるのですか?」

大南先生の言葉が気になって
一郎くんが質問しました。


「まあまあ、あわてないで。
それを今から説明しようとしてるんだ」

大南先生は、穏やかに2人に話し
始めました。


夜の南極の写真では、氷の様子が
分からないので、昼の風景もどうぞ。
 
  


 


次回に続きます。

 

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【第9日】:

■地下水の汚染も深刻

「川、湖、海とくれば、次は地下水の
汚染でしょう?、ねえ、先生!」

尚子さんが先手を打ったと得意
がっています。

「おっ、先を越されたね。尚子さんの
予想通り、地下水も水不足だけじゃ
なくて、汚染されて大変危険な状態

なんだよ」

「危険って、毒が入ってたりするの?」

尚子さんが、まじめな顔に戻って聞き
ました。


「冗談ではなく、本当なんだ。
アメリカに半導体などの産業で
有名な『シリコンバレー』という
地域があるのを聞いたことが
あるだろう。

実はここで深刻な地下水汚染に
見舞われているんだ。

約100種類の化学物質が地下水
から発見されている
そうだ。

シリコンバレーでは、飲料水の約
半分を地下水に依存している。

悪いことに、ここの汚染はすでに
地下150メートル以上の深井戸に
まで達している
そうだ。

今後、被害が広がるのが心配だね」


「ハイテク産業というとクリーンな
イメージがあるけど、そんなに
危険な化学物質を捨てている
なんて知らなかった」

一郎くんがガッカリして言いました。


「捨てていたこともあると思うけど、
壊れたタンクなどから漏れ出た
化学物質が多いようなんだ。

シリコンバレーと同じようなことは、
半導体産業の盛んな日本でも
以前から起こっているよ。

最近でも工場内や工場跡地の
地下水から、発がん性物質など、
いろんな化学物質が見つかって
いる
ね」


◆世界全体の地下水が汚染
  されている

「このほか地下水の汚染は、世界
全体に広がっていると考えられる
んだ。

インドのカルカッタ周辺の農村地帯
では、地下水が猛毒のヒ素で汚染
されている。


井戸水を飲んでいる住民が中毒
症状に苦しみ、死亡する患者も
続出しているということだ。
 

        
  【汚染された井戸水を飲む子ども】
 

地元の州政府は、安全な飲み水を
確保するために、深さ約200メートル
の井戸を造り始めた。

しかし新しい井戸だけでは量が足り
ないので、しかたなくヒ素の入った
水を飲み続けている人がいるそうだ」

大木先生が悲しそうに言いました。


「わたしだったら、毒だと分かってて
飲むなんてできない。

でも水を飲まないと生きていけないし
・・・・それほど水が足らないってこと

なのね」

尚子さんがため息をついています。


「飲めば体をこわすことが分かって
いるけど、死ぬよりはまし。

これは大変深刻な問題ですね」。

一郎くんも真剣な表情になってきて
います。

 

★ ★ ★ ★ ★

 

汲み上げで地下水の水位が
下がれば、空洞部分ができて

そこに空気(酸素)が流れ込んで

きます。

地下水中には酸素がほとんど

溶け込んでいないので、ここに

酸素が入ってくると酸化力が

高まります

そうなると、水に接している土や

鉱物が酸化され、毒性のある

ヒ素酸化物などが水に溶け出て

くるのです。

 

無酸素状態のときは水に
溶けなかった化合物が酸化

されて、水に溶けるように

なることがある、ということ

です。

その化合物が有毒の場合は、

地下水(井戸水)を飲んだ人に

健康被害を及ぼすばかりでなく、

食物連鎖に伴う生態濃縮で

魚介類が汚染されることにも

なります。


インドやバングラデシュのヒ素

による汚染は、これが原因の

ひとつといわれています。 

 

★ ★ ★ ★ ★

 


「これまでの話を聞いて、地球の水が
大変深刻な状態にあることが理解
できたかな?」

大木先生が2人に聞きました。

「この問題は、命がかかった問題
なのにほとんど知らなかったなんて、
本当に恥ずかしい!」

尚子さんが肩を落としました。

「ボクは心の底から驚きました。

でも今日教えてもらえて良かった
と思います。今から、どうすれば
いいか考えることができますからね。

人ごとではなく、まさに自分のこと
なのですね」

一郎くんは、「これは大変なことだぞ」
と思いながらも、「何かできることが
あって、きっとボクたちの力で解決
できる」という確信のような氣持ちを
感じているようです。

「今日はこれで終わりにしよう。

2人とも最後までよく聞いてくれたね。
先生はとても嬉しいよ。

いよいよ今度の日曜日に出発だね。

旅から帰ったら、今度は君たちが
先生に教える晩だ。
じゃあ、素晴らしい報告を待ってるよ」

といって、大木先生は沖の小島を
目指してスイスイと泳いでいきました。
 
次回に続きます。
地球温暖化について考えましょう。
 

 

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【第8日】:


■湖の汚れの原因は?

湖も汚れているように見えるけど、
どうなのかしら?」

尚子さんが質問しました。


「湖は自然の状態でも少しずつ
汚れていくんだよ。

湖は陸地で囲まれているために、
湖の水が海のように大量には
入れ替わらないよね。

こういう水域を閉鎖性水域とか
停滞性水域と呼んでるんだよ。


このため周りの山林から落ち葉
などが流れてきて、リンとかチッ素が
だんだん貯まってくるんだ。

このように、湖や沼は自然の
状態でも富栄養化が進む
んだ。


 


それでも自浄作用が働いている
間は、藻やプランクトン→小魚→
中型の魚→大型の魚→微生物
という食物連鎖がうまく働いて、
汚染はごくわずかずつしか進まない。


ところが最近は、生活廃水がここに
加わることで自浄作用が働かなく
なって、湖の汚染がどんどん進行
してる
んだ」。

大木先生がまた悲しそうな顔を
しています。
 

■深刻な海の汚染

「川と湖が汚れているのは確かに
大変だけど、ボクには海の汚染が
もっと深刻に見えるのですが」

一郎くんが目の前に広がる海を
見つめて言いました。

「川も湖もそれぞれの地域で深刻な
状況になっているんだけど。

でも一郎くんが言うように、海の
汚染は地球全体に影響を及ぼす
ので、より深刻かも知れないね。

海は地球の表面積の7割を占めて
いて、すべてがつながっている
よね。

そのため、どこかが汚染されると、
海流に乗って地球全体に広がる

んだ。

たとえば、石油が大量に流出する
と薄い油の膜になって海を覆って、
広い範囲の生態系を壊してしまう


 


また、大気中に出てしまった有害な
物質もやがて川や雨を通じて海に
入ってくるんだ。

工場の煙や自動車の排気ガスも
酸性雨などに混じって、やがては
海を汚染してしまうことになる。

PCBや農薬が北極海から検出されて
いるけど、この大部分は大気によって
運ばれたと考えられているんだよ」。

大木先生がていねいに答えました


◆北海のアザラシが・・・・

「わたし、海の汚染でたくさんの
生物が死んでしまったという話を
聞いたことがあるわ。

確かヨーロッパでだったと思うけど・・・・」

尚子さんが自信なさそうに言いました。


「ああ、それはアザラシが北海で
大量に死んだ時のことだね。

1988年の4月頃から北海の
ノルウェー沿岸で大量の藻が発生
して、それが腐って悪臭を発したり、
大量の魚が死ぬという事件が
続いたんだ。

そして被害が次第に北海全体に
広がって、その後の半年間で
18000頭のアザラシが死んで
しまった


調べてみると、死んだアザラシの
子どもの内臓から、高濃度の水銀
のほか、カドミウム、鉛、PCBなど
150種以上の有害物質が見つ
かった
ということだ。

これらの有害物質によって、アザ
ラシの病気に対する抵抗力(免疫力)
が弱まって、病原菌に感染したの
ではないかと考えられている
んだ」

大木先生が答えました。


「化学のことはよく分からないけど、
どうして北海にそんなにたくさんの
有害物質が入ってるの?」

尚子さんが不思議そうに質問しました。


「北海って海といってもすごく狭いんだ。
日本海の30分の1しか水量がない
だよ。

しかも、周りをイギリス、スカンジナビア
半島、ヨーロッパ大陸に囲まれている
ため、北極海などとの水の入れ替わり
があまり行われない。

つまり湖とよく似てるんだ。

この狭い海に、大量の有害物質が
ヨーロッパ中の河川や大気中から
流れ込んでいるから大変だ。

さらに、廃棄物が捨てられたり、海底
油田から原油がもれたりなど、まさに
北海はヨーロッパのゴミ捨て場と
化している
んだ。

最近は規制が強くなって、有害物質
の濃度が薄くなってきているけど、
海の生き物の中にはまだたくさん
残っている可能性があるんだ。

だから、まだまだ安全になったとは
言えないね」
 
 
 
次回に続きます。
 

 

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【第7日】:

■汚れる川の水

「先進国の人間が工業用水や
家庭用水を大量に使っている
ことは、前に説明したね。

しかも、水を大量に使うだけでなく、
ものすごく汚しているんだ。

そしてそれを川に大量に棄てて
いるため、水の汚染が深刻に
なってきている。

このことは2人ともよく知って
いるよね」


「もちろん知ってるわ。でも、なぜ
汚れるかよく分からないので
教えてください」

勉強嫌いだったはずの尚子さんが、
真剣に話を聞こうとしています。


「まず知っておいてもらいたい
ことは、自然の川には、入ってきた
汚れを浄化する(きれいにする)
働きがある
ということなんだ。

これを自然浄化作用とか自浄作用
というんだよ。

 


でも浄化するといっても限界が
あるんだ。

その限界(自浄限界)を超えると、
次から次に入ってくる汚れが
どんどん溜まってしまう。

人口の多い大都会では、大量の
生活廃水や産業廃水が川に流れ
込んでいて、この廃水の中には
有機物がいっぱい含まれていて、
水を汚してしまうんだ」

大木先生が、(少し難しいかなと
思いましたが)説明しました。


「有機物が入ってきたら、水が
汚れるのですか?

それに有機物ってどんなもの
ですか?」

一郎くんが質問しました。


「有機物とはね・・・・。
プラスチックや石油なんかも
そうだけど、この場合は生ごみ
のように、放っておくと腐って
しまうようなものと考えれば
いいよ。

このような有機物は微生物に
とってのエサ(栄養)となるので、
水の中に捨てられると、この
栄養を食べに微生物が集まって
くる
んだ。

ここでポイントは、微生物が栄養
物を食べるとき、酸素が必要に
なる
ということなんだ」。

大木先生が少し間をおいて、
説明を続けました。


水の中には、ほんの少ししか
酸素が溶けないんだ。

よく溶けたとしても、水100リットル
の中に酸素が1グラムくらい
だ。

 
※この表の数値は1リットル中に
 溶解できる酸素の量を㎎で表して
 います。
 従って100リットルに換算すると、
 上表の数値を100倍すればいい
 ことになります。
 例えば、13℃では100リットルに
 10.20×100=1020㎎となり、
 ほぼ1グラムとなります。



栄養分が少ないうちは、酸素が
なくなることはないんだけど、
水中に栄養分が多くなると、
たくさんの微生物が集まってきて、
あっという間に酸素を使い尽くして
しまう
んだ。

その結果、魚や貝が酸欠で呼吸が
できなくなって死んでしまう
んだ」。


先生の話が続きます。

「ところで、さっきダムの話をした
けど、ダムを造ると水の流れが
止まってしまうだろう。

水は流れていないと十分な酸素が
溶け込まなくなるし、上流から
運ばれてきた栄養分たっぷりの
土や砂がダムの底に沈んでしまう


そうなると今説明した理由で水質が
悪化してしまうんだ。

その水が下流に流れていって、
家庭からの排水などと合流すると
自浄作用が働かなくなる
ことは
十分考えられるね」


「なるほど、有機物の量が自然の
浄化作用を超えると、水が汚れて
しまう
のですね。

でもお父さんは20年前と比べたら、
都会の川がずいぶんきれいに
なったと言っていましたよ。
本当はどうなのですか?」

一郎くんはお父さんの話を思い
出したので、質問してみました。


「確かに、ここ10年ほどで都会
周辺の川が少しずつきれいに
なっているようだね。

魚が戻ってきた川もたくさん
出てきたし。

でも安心してはいられないんだよ。

以前はヘドロや藻が異常に増えた
ので、黒色や緑色の目に見える
汚染
だった
んだ。

ところが最近の川は、透明に見え
てもダイオキシンとかPCBという
化学物質や病原菌などが含まれて
いることがあるから困ったものだね。

見た目にはきれいだけど、
ダイオキシンが含まれてる川。

目に見える汚れが、目に見えない
汚染に変わった
と言えるね」

大木先生の顔が少し悲しそうです。


 
次回に続きます。

 

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【第6日】:

■川下から川上のつながり


「山から川、川から海という川上から
川下の『つながり』も大切だけど、
川下から川上への流れも忘れては
いけない
よ」

と大木先生が付け加えました。


「えっ、川下から川上にも水が
流れるの?」

尚子さんが不思議そうに聞きました。


「うんうん、テレビで見たことがあるよ。
川の水が上流に逆流していくんだ。
すごかったよ」

一郎くんが得意そうに言いました。


「ああそれは、ポロロッカのことだね。
アマゾン川の河口で海面が川より
高くなって、海から川の上流に
向かって海水が逆流する現象の
ことを言うんだ。

河口から800キロも逆流することが
あるそうだ」。

大木先生が説明しました。


「へえー800キロも!
そんなことが起こるんだ。やっぱり
自然ってスゴイね」。

尚子さんが目を丸くして驚いています。


「確かに自然はスゴイね。
でも先生の言っているのは、その逆流
ではないんだよ。

さっき、栄養が森から海に流れて
くると説明したけど、海から森という
流れもある
ってことだよ」

大木先生がいいました。

「水の流れじゃなくて、栄養の流れ
がってことですか?」

一郎くんが質問しました。


「おっ、なかなかするどいね。
その通りだよ。

海の魚が川を上ってくるって知って
るだろう?」

「うん、知ってるよ!」

「サケとか!」

「アユとか!」

「ウグイも図鑑にのってたよ」

ふたりは得意そうに魚の名前を
あげました。


「ふたりともよく知ってるね。
遡上魚って言うんだよね」


「そ・じょう・ぎょ?」

ふたりはキョトンとした表情で、先生の
言った言葉を繰り返しました。

 
  
「まあ、言葉は覚えなくてもいいから、
今から言うことをよく聞いてくれるかな。

サケとかアユは上流に向かって
泳いでいって、森の近くで産卵とか
したあと、死んじゃうよね。

※アユは秋になると上流から中流
  →下流へと下っていって、河口
  近くで産卵します。


鳥や動物に食べられると、魚の体に
あった栄養やミネラルがその鳥や
動物にうつり、そしてその鳥や動物が
死ぬと土になって森の木を育てる
んだ。

つまり、魚が木を育てる、もっと言えば
海が森を育てるということだね。

他にも、海の鳥やチョウチョなどの
昆虫が川に沿って上流にやってくる
ことでも、同じことが起こるよね」

大木先生は、少し難しすぎるかなと
思ったのですが、きっと分かって
くれると信じてふたりに説明しました。


「うあぁ、スゴイ! 自然ってスゴイ
ことしてるんだね」

尚子さんが、さらに目を丸くして
驚いています。


「ということは・・・・・・??」

一郎くんが何か思いついたようです。


「一郎くん、続けてごらん」

大木先生がやさしい声でうながしました。


「あのう、やっぱりダムなんかが
あったりすると、魚が上流に行けなく
なってしまうんじゃ・・・・?」


「そうなるかも知れないね。

大きなダムや堰(せき)を造る時は
魚道(ぎょどう)という、魚が通れる
ような道をつける
ことが多いんだけ
どね。

 
     【吉野川第十堰の魚道】


とはいえ、少しでも多くの魚が通れる
ように、どんどん改良して欲しいよね」

大木先生が、自分の望みも含めて
応えました。


上流から下流にしても下流から
上流にしても、つながりを切ったり、
循環を止めてしまわないようにボク
たち人間が責任を持たないといけ
ないで
すね」

一郎くんが、キッパリと言いました。

 

 

次回に続きます。
 

 

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