- 神龍ネット
- 息子さんたちの前で、『百姓は大変だ、割に合わん』とか
『農業はつまらん、長く続ける仕事じゃねえ』だとかを
さんざん言い続けてきたというのは、前回お伺いしました。
⇒はたなかさん、農家の後継ぎについて
- はたなか
- 自分では昔そんな事を言っていただなんて、
すっかり忘れていましたけれどね。
- 神龍ネット
- 今でも農業はつまらなくて割に合わない仕事だ
と思われていますか?
- はたなか
- 要は、やり方しだいなんですけれどね。
- 神龍ネット
- と言うと?
- はたなか
- 作っているものが“食”に直接かかわるものなので
割と忘れられがちですが、農家のやっていることって
実質は個人事業主と変わらないんです。
- 神龍ネット
- それはおっしゃるとおりだと思います。
- はたなか
- 事業主であるからには“経営者”としての資質も技量も
そして感覚も身に着けなくては上手に廻していけないですね?
- 神龍ネット
- はい、それもそのとおりだと思います。
- はたなか
- 確かに農家の仕事って時間対収益は良くありません。
厳密に時給計算すると100円にならない事なんか
珍しくありませんから、子供たちに後を継がせたくないとか、
逆に子供たちが農家を継ぎたくないと言うのも無理はないんです。
- 神龍ネット
- 自分も百升の倅ではありますが、家は継いでいませんからね。
- はたなか
- ですが、農業をベースに成功を収めている人たちだって
少なからずいるわけなんで、そういった意味では
やっぱり考え方ひとつ、やり方ひとつなんです。
- 神龍ネット
- では、具体的なお話は回を改めてお伺いすることにしましょう。
⇒はたなかさん、「田舎に憧れる女子が増加中」だそうですが?
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- ⇒農家民宿のはたなかさん、新規就農補助金について。