大事なのは変わってくこと、変わらずにいること | 人生という山歩き ~登りも下りも楽しもう!~

人生という山歩き ~登りも下りも楽しもう!~

人生は山あり谷あり。そこに山があるから登るのさ!
自分らしく生きるために学んでいること、などを書いています

まだビビっている自分がいる

 

だから、できる自分で突っ走っている

走るのをやめ、長く立ち止まっていると、また動けなくなるんじゃないか

 

そう思って、怖がっている

 

 

2年前、100リットルのザックに、パソコンや着替え、防寒具、身の回りの必要な品

通帳、印鑑、生命保険証券・・・

いろんなものを詰め込んで

夜中のうちに埼玉の家を出ました

 

逃げたのは、都内の実家

実家にいったん荷物を置いてから

始業時間に間に合う形で職場に出勤

 

以来、2年以上、実家暮らし

 

家出したとき、私は「できる自分」でした

 

 

仕事は楽しかったし、家庭の方もなんとかいいところまで持っていけていた

 

 

でも、全力で頑張り続けること

とくに、家庭で神経をはりつめて過ごすことに耐えられなくなって逃げました

自分の人生をもっと楽しみたい、もっと、頑張っただけの楽しみを得たい、と願う気持ちがありました

言い訳かもしれませんが、妻に、変わるきっかけを与えたい、という思いもありました

 

 

家出した直後から

「またダメな自分に戻るのが一番、怖い」

そう繰り返し、思っていました

 

 

そして、実際に、ダメな自分になってしまった

 

息子を残し、妻のもとを去った私は

家出後、1月経ったあたり

妻と直接会って話し合う、ということで心理カウンセラーや弁護士と調整が始まった途端、

・小学生以下の子どもと出会うと気が狂いそうになる

・セクシーな服装の女性と出会うと気が狂いそうになる

という状態になりました

 

精神科の薬を最大限飲み、

ぎりぎり理性を保ちました

夜の入浴で危険な状態になると分かり、朝、冷めた風呂に入るようにしたり

とにかく自分でやれることは全部やりました

 

とくに、睡眠薬には本当に救われました

寝てしまうことが一番の対策でした

 

気が狂って完全に理性を失う

というのが、死ぬよりも怖い(と感じる)

ということを、身をもって知りました

 

乗り越えられたのは、身近にいてくれた父と母

そして、先月訣別した心理カウンセラーの先生など、支えてくれた人たちのおかげです

 

しかし、発狂することはしないですんだけれど、

かわりに、「できない自分」に戻ることになりました

 

気づいたら、行動をおそれ、自分を信じられない状態

そして、たくさんあふれていた、私自身の思い、人に伝えたい言葉というものが空っぽになっていた

 

心理カウンセラーの先生は

「悪い魔法をといてあげた」

と繰り返し言い、

あまつさえ

「今の仕事でうだうだやるしかない。自分は、そういう仕事の仕方は好きじゃないけど」

と言い放ってくれました

 

 

20年以上、「お世話になってきた」先生ですが

16年前の自殺未遂のときは、別に、この先生のおかげで助かったわけではなかった

私自身がまだ生きて何かをする運命だったから生き延びたのです

 

 

いままた私は、「できる自分」になっています

 

正確に言うと、

「できるできるという自分」

何でもやって、何でもできるという自分

 

「できないできないという自分」

何もできないし、何もやっていないという自分

 

二人の自分がいるのです

 

どちらの自分も大切にしつつ、

 

楽な方に逃げない

言い訳しない

他人に対する自分の言葉や行動は、自分に返ってくると自覚する

 

そして、いろんな人と対話を続けていくこと

 

そうすることによって、今度こそ、自分の人生とうまく仲良くやっていければと願っています

 

===

大事なのは、変わってくこと

変わらずにいること

===

槇原敬之「遠く遠く」より

 

 

 

 

怖いものを怖いと言うと、それだけで安心できます

 

そして、今日は、久しぶりの息子との面会日

楽しんできます(^^♪

 

この場を与えてくれたみなさま、ありがとうございます

そして、今後ともよろしくお願いします

 

 


自分らしさランキング

いつも応援クリックありがとうございます(^^♪