ある知り合いが結婚をしたようだ。
風の噂。風が運んできた噂。

あんまり仲良くないけどね。
色々と感慨深い事がある。

その話を知ったときに少しドキドキした。

このドキドキは紛れもない恐怖だとすぐにわかった。

それは幼い学生時代を過ごした私たちの2人が結婚したことによるもの。

取り残される感覚。

何に取り残されるって結婚ではないのだよ。

時代なんだって。

もう結婚というものを自分のニッチな情報として感じなきゃいけないことへの恐怖なんだろうね。

例えば、
小中学生の時のテレビのアイドルは「大人」だった無条件に。
それが時代と共に逆転する。
初めて感じたのは大学時代に活躍してたのAKBなのかもしれない。
あ、自分と同い年だって。
それからまた数年、
今や活躍してるアイドルはみんな年下なんだよね。

家族も友達も同じように歳をとってるから、
なんだかいつまでも時間の動きを感じれないけどさ。
思い出以外は確実に終わりへ向かってるんだって。
愛ある街でさえ僕を置いていく。

これに心が追い付いていない自分はいつまでも自分は子供なんだなぁって感じた(^^)

当たり前だけど思い出は歳をとらない。自分とはギャップがあるようだ。



でも、もしかしたら僕は置いていかれたいのかもしれない。
このままそっとしておいてほしいことがある。
東京の真ん中で思い出を泳いでいたい。
ライヴをしている時は、きっと思い出を、夢の中を泳いでいるんだろうな(^^)



拝啓、愛ある街へ。
お願いだ。
思い出も僕もそっとしておいてくれ。
夢を見させてよ。
なんだか寂しいよ。

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