一人じゃ勝てない

先週のこと。
前原・滝沢コンビと合流するまでの空き時間、近所のアドアーズで麻雀格闘倶楽部をやり始めました。

23:15以降はコンティニューできないってさ。
スタートしたの、23:10なんだけど・・・。

東風リーグ一回打って、23:30には蛍の光が店内に流れて来ちゃいました。

仕方が無いので半径50m以内にある別のお店に移動。

ゲームセンターのはしごなんて初めて。

次のお店でJackpot chanceに巡り合うも、成績振るわず退陣。

東京行き最終列車に飛び乗って、新宿3丁目へ向かいました。


新宿で飲むとなると、最近必ず立ち寄るようになったバーで前述の二人と乾杯。

連盟HPに観戦記もアップ され、自然と話題は十段戦を振り返る内容になります。

麻雀は何が起こるかわからない-卓上4人の勝負-なので、途中ヒヤっとする場面もありましたが前原さん、今回の十段戦決勝は「前原雄大圧勝」と言ってもいいぐらいサラっと連覇し、通算4度目の十段位を獲得しました。

ところが人間とは、なんてわがままな生きモノなのでしょう。

去年の前原さんは勝ち抜く苦しみを決勝の舞台で味わい、私たち観戦者はその様子に感情移入し「一緒に戦う」ことができました。

でも今回は本当に強く、なんだか置いてきぼりを食らった感じ。

見終わってみれば、「応援」よりも「戦い方の勉強」に近い観戦になりました。
去年に引き続き、同じ決勝の同じ人物を観戦していると、自ずと戦い方の違いがわかったのも今回の新発見。

昨年の十段位戴冠後の前原雄大インタビュー でも書きましたが、去年の決勝戦では「満貫以上は放銃しない」に代表されるような「キレイな麻雀」がテーマ。

「タイトルを獲るために麻雀をしているんじゃない。」

そして、前原さんが母親に言われた言葉、「勝っても負けてもいいじゃない。」逆に、父親に言われた言葉、「男なら、勝たなければいけない。」

この二つの言葉の間で揺れ動きながら打った麻雀。

恋焦がれていた君との初デート。

鏡の前で、「着たい服」と「似合う服」のどちらを着て行こうか迷った結果、両方を実現しようとしたため厚着になってしまい、挙句、汗だくになって身動き取れなくなっちゃった感じ。

去年の息苦しさを糧に、万端の準備を施して臨んだ今回の十段位戦。

今回のテーマ、知りたい?



「ぶつけていく」


だったんだそうです。


とにかく「ぶつかっていく」

前原雄大に「キレイ」は似合わない。

某麻雀雑誌のとある漫画の中に「歌舞伎町のモンスター」と形容されたように、


ってああー伝えたいことがいっぱいあって書ききれんので続きはまた今度。手(パー)