現在6月16日(土) 12:44(現地時間)
そうだね、本来なら今まさにインドに着陸しようとしているところだね!!
え、今僕がどこにいるかって!?
はは!いい質問だね!!
バンコクの空港で、次々と離陸していく飛行機を眺めています。
フライト10時50分で、おれ9時過ぎくらいに着いて、とりあえず荷物預けるとこ行ったのね。
そしたらエアアジアのお姉さんが、
「インドのビザは?」って。
ふふ、予習済みだよ、そう聞かれることは。
これが正解でしょ。
「インドの空港でアライバルビザ取るんです(ドヤァ」
「は?」
「えっ」
--数分後
「ふーん、アライバルビザね。写真持ってる?」
「はい」
「インドから帰りのチケットは?」
「エジプト行きのを持ってます」
「ふーん。ドルは?」
「荷物預けてから両替行ってきます。」
「は?」
「えっ」
「あそこにあるから今行きなさい」
「え、あとじゃだめなんですか。」
「現金を見せないといけないの」
「うー。わかりました。」
「持ってきました。」
「はい。で、インドで泊まるホテルの予約のコピーは?」
「は?」
「あん?」
いやいやいや、聞いてないよ。と。
インドの公式サイトに書いてあるのはこう(http://www.immigrationindia.nic.in/visa_on_arrival2.htm)
1.Passport with 6 month validity
2.2 Passport size photographs
3.Photo copy of passport
4.Hotel booking confirmation if possible
5.On production of Return Ticket
可能ならて書いてあるやん・・・
けど、頑として相手は譲りません。
「行く宿決まってますけど、安宿だから予約とかできないんですよ」
「ならホテルを変えなさい」
「え、もう、ほんと、この宿なんですよ(地球の歩き方を指差しながら)
「だから、予約して、そのコピーが無いとだめなの」
「あとあんたお金足りないわ。
そうね・・・800$は要るわよ」
「は?」
「800$」
「今?」
「今」
「なんで?そんなこと聞いたこと無いよ?」
「規則だから」
「他の人たちみんな見せてるの?財布なんて一回も出してないよ?
」
「見せてるわよ(ちょっとアゴをしゃくって見下ろしながら上ずった声で)」
くっそこの縦巻ロールババア!!!!
その髪トースターで焼いてバターを塗って美味しく頂いてやろうか!!!
「国際キャッシュカードがあるから、インドについたら現地通貨でお金おろすんです。
今ここで800$用意するとなったら、タイバーツからドルに変える手数料と、ドルからインドルピーに変える手数料がかかるんですよ。そしたら、金額も大きいから、かなりお金かかっちゃうんですよ!」
必死に訴えても、「規則だから」の一点張り。
そのくせその規則の書いてある書類は見せてくれないの。
で、今度は他の女にバトンタッチしたんだけど、
その女は、
「・・・で、あんたはインドに行きたいの?行きたくないの?」
「行きたいですよ」
「ならすぐにホテルの予約取って、800$用意しなさい」
とか!!
「そんな規則あるんですか?」
「あるわよ」
「じゃあその文書を見せてください」
「ここに書いてあるわよ」
「俺に見せてください」
「はぁー。これよ(パソコンの画面をこっちにむけながら)」
ちょ、sufficient fund(十分なお金)とは書いてあるけど、
800$とかどこにも書いてない!!
「どこにあるんですか?書いてないじゃないですか」
「はー・・。あんたねぇ。あたしはスタッフなのよ?
間違ったこと言うわけないでしょ?」
(以下略)
で、そんなやり取りしてたら、
米倉涼子似の、グレイスーツを着たお姉さんが、二日酔いみたいな感じでフラーって来たの。
で、前述のひどい女から事情聞いて、しばらくパソコンでアライバルビザについて調べて、
10分後くらいに、パソコンの画面見せながら、説明してくれた。
「ほら、ここ見て。入国の条件に、
『ホテルや友人宅など、インドでの滞在先がある人』ってあるでしょ?
だから、あなたがホテルの予約を持ってなかったら、入国させることはできないの。」
なんかすごいしっかりした人来た!!
「わかりました。ホテルの予約は取ります。
ところで、今ここで現金800$必要って言われたんですが・・」
「えっ」
「あの赤い人が。」
「うーんそれは・・・いや、大丈夫よ。必要なのはホテルの予約だけだから。」
ちょ、あの赤いババア!!!
しらんぷりすんな!ちゃんとこっち来て謝れ!!
そんなこんなで揉めてる間にもう搭乗の時間になっちゃったから間に合わなくて。
その人と色々話した結果、
明日(17日)の同じ時間の便に変更ってことに。
LCCは普通キャンセル料とかまったく出ないんだけど、
その人が取りはからってくれたから、
200$くらいのチケットを、35$の手数料でやってくれた。それでも十分痛手だけどね。
というわけで、とりあえずこの出来事を書き留めようと思ったけど、空港の中でWi-Fiなかなか飛んでなくて、やっと見つけたこの最上階のお見送りスペースでパソコンをかたかたしているのです←いまここ
とにかく、あのグレーのスーツの米倉さん(仮)がすごくかっこよかった。
最初からボスを呼べって言えばよかったね。
なんだろう。
愛想笑いなんて全然しないけど、ホスピタリティがにじみ出てる感じ。
ゆっくりした口調で、必要なことだけを厳選して言葉にするし、
しっかりと事実確認した上で、それをブレずに教えてくれるの。
こんな風に仕事がしたいって思った。
比べてみると、他の女の人たちは、
言ってることもコロコロ変わるし、
その内容も完全に自分本位。
「仕事上の役割」を、「自分の権力」だと思ってるように感じた。
空港で華やかに働く自分に憧れて、今ここに立ってるんだろうなって思った。
こんだけトラブって議論してるときでも、
途中で友達が来たら、そっちとニコニコ話し出すしね。
もう、問題を解決しようとする気が見えなかった。
傲慢さや自惚れじゃなく、プライドを持って仕事をしたいと、本当に思った。
こんな女達みたいには、絶対になりたくない。
けど、カスタマーとしての自分にも、反省点はあるね。
本当にむかついたんだ。
怒鳴ったり、暴言を吐いたりってのはなんとかおさえたんだけど、
言葉の中に、感情がすごく入っちゃった。
「800$を用意するための手数料を、そちらで払ってくれるんですか?」
ってことまで言っちゃったしね。
こういう場で自分の感情をぶつけても、得することなんて無いのに。知ってたのに。
ぐっと堪えて、議論を整理して、ひどい相手にも敬意をもって、最善解を目指すべきだった。
俺じゃなかったら、もっとしっかりした人だったら、今日のフライトに乗れたんだろうな。
インドではきっとこういうことがいっぱいあるけど、
仮に声を荒げるとしても、感情のままにではなく、戦略の一つとして、
理性的に、冷静に、問題に取り組みたい。
目的を見失わないようにしたい。
さて、そんなこんなでもうこのベンチに座って結構たちます。
交通費とかもあるし、ここで一夜をすごそうかと思ったんだけど、
昨日も2時間くらいしか寝れなかったし、明日インドだし・・・
もっかい市街に戻って、前泊まったdalak hotelっていう、前泊まった安くてめちゃくちゃ清潔な宿を目指そうと思います。
あ、ちなみに昨日は5つ星ホテルの52階で寝ました。
このことについてはまたあとで落ち着いたら記事にします。では。
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