あとちょっと背伸びしたら世界は違って見えるかも        ~150センチの目線23センチの足跡~
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のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録

太田康介氏 写真展

「のこされた動物たち 福島第一原発20キロ圏内の記録」


あとちょっと背伸びしたら世界は違って見えるかも        ~150センチの目線23センチの足跡~

<10月8日~10日>

9日(日)10:00-20:00

10日(月)10:00-18:00


新宿区西新宿1-24-1

エステック情報ビル2F

新宿駅から徒歩5分 郵便局近く



今日は、ひょんなことから友人と新宿で開催されている写真展に来た。



ゲンパツのシャシンテン



詳細は何も聞かずに、でもすごく興味を惹かれて、ご一緒させてもらった。





「福島第一原子力発電所20キロ圏内にのこされた動物たちの写真展なんだよ」





それを聞いただけで胸が詰まるものがあった。普段テレビを全く見ない私だが、

何気なく点けた日に、取り残された動物たちのニュースを目にしたことがあった。

弱々しい鳴き声と、力なく歩く動物たち。

実家の愛犬と重ねてしまって目頭が熱くなった。







15時過ぎ。写真展会場に到着。

高校の教室の半分もない小さなスペースに、少ないながらも、多くを語りかけてくる写真が並ぶ。

そこにいたのは、たぶん30分弱だと思う。でも、心にずっしりと、きた。


「こっちはいいから、早くお食べ」

おなかが減っても先にスキンシップを求めてくる犬。


隣の馬房で息絶えた仲間を気にする馬。


道路に横たわる、死後数日の経った猫の死体。

そのすぐ近くにある、「原子力 正しい理解で 豊かな暮らし」という看板。

「豊かになりましたか?」という太田さんの言葉が胸に突き刺さる。




実家の犬、モンゴルで共に草原を走った馬、私の足によくすり寄ってくる近所の野良猫、

身近な動物に置き換えて考えてしまう。

福島で、肩を寄せ合ってかろうじて生きている動物。

やっぱりどんな動物にも心はあるんだと改めて思った。



豊かさって、何だろう。

人間は、どこに向かって生きているのだろう?何を求めているのだろう?

モンゴルには、何にもないけど、温かい心がたくさんあった。

フィリピンのストリートチルドレンたちがくれたアイスクリームに、自分も相手も笑顔になること、

「シェアする」ことで、笑顔もおいしさも倍になることを教えてもらった。

ネパールで、道端で、ただただ悲しさで一人泣くしかなかった私を、

通りすがりのおばあちゃんが抱きしめてくれた。

心が満たされる、その瞬間が、世界中にはたくさんあった。

ものの数を増やすことに夢中になりすぎて、人は本当に大切なものを、おいてきてしまったのかな。




原発問題も、東日本大震災も、なんだか遠い過去になってしまっている自分がいた。

そうじゃない、どちらも「今の問題」なんだ。

人ごとじゃない、ジブンゴトなんだ。


初めてストリートチルドレンに会った、あの日の夜を思い出す。



できることは、絶対ある。



根拠のない自信が、私を変えてくれた。

私に何ができるだろう。常に考えなきゃいけない。

頭の中に、被災地の人を、動物を、花を、農作物を想う心を。




今回買った、1冊の本、「のこされた動物たち」

私はこれを今回の旅に持っていこうと思います。

まだまだ知られていない、この動物たちのことを、出会う人に少しでも知ってもらいたい。

そして、たくさんの人に日本は支えてもらったことを、お礼を言いたい。


スケッチブックを持っていこう。

話して感じたことを書いてもらおう。

そして、帰国後、被災地を訪れよう。

「忘れてません」の心を届けるために。


自分にできることは、ある、絶対。




心が揺さぶられた、そんな1日。

心がNOと言うなら、その声に従おう

「取り消し確定しますか」



のボタンをぽちり。




「航空券の取り消しを確定しました」




こっちはあんなにも悩んだのに、ネット社会はこんなにもあっさりとしているのかとなんだかさみしい気持ちになる。ワンクリックでなんでも簡単にできてしまうのね。




そうなんです、私、北京行き航空券を今さっきキャンセルしました。

出席するはずだったモンゴルにいるハスさんの結婚式が延期になってしまったから。


みんなにお祝いしてほしかっただろうな・・・とハスさんの気持ちを考えると胸が痛い。

今はハスさんの状況が分からないから、想像するしかできない。

でも、また絶対会える。会いに行く。会う時期がちょっと先に延びただけ。・・・そう考えよう。





そして、キャンセルした航空券。みんなにはもったいないとアドバイスもらったけど、

自分の心の中には始めからNOの文字がでかでかとあって、それを消すことは出来なかった。


うまく言葉にできなかったけど、昨日あゆみさんの言葉を聞いて、「あぁ、それだ」って思った。


今回の旅は、「ハスさんの結婚式をお祝いしたい、ありがとうってもう一回言いたい」って思っていく決意をした。観光したかったわけでもなく、一人旅したいってわけでもなく、本当に「会いたい人がいる」から行こうと決めた。


「ハスさんにまた会える。」この旅に多大な期待をしていたからこそ、それが出来なくなってもその以上のものを求めたり、何か得なきゃいけないって思ってしまう。自分で旅のハードルを上げて、自分の首を絞めてしまうそう。


そしてそれ以上なんて得られないだろうって思ってる。私、思ってる以上にショックを受けている。




心がNOと言うなら、その声に従おう。



今は少しでもお金を貯めて、本当に行きたい街に、人に、景色に出会いたい。

北京も嫌いなわけじゃない、中国も本当は見たいところがたくさんある、ぼったくりなんて本当は全然気にしてない、全部いいわけ。純粋に、「中国に行きたい」と思ったときに足を運びたい。



だから、キャンセルボタンをぽちり。



なんだか心は晴れてきた(*^^*)

旅の出発は10月11日に。与えられた1週間で、もしバイトできるならしよう。英語をがっつり勉強しよう。少しでも行く国々について歴史を知っておこう。



心がワクワクする方へ、やっぱりそれが大事。


また一歩、前へ。



今日も秋晴れ。心がすっと軽くなって、素直に笑えそうです。

すべては自分で選んだ道なんだ



思ったことをつらつら。




最近、すごく勇気づけられた言葉がある。


モンゴルつながりのてらっちさん がブログで綴っていた言葉。




「旅も人生もいいことばかりじゃない」




10月に人生初の海外一人旅にでる私。ついつい、こうであればいいなぁ、楽しければいいなぁ、無事に帰ってこれればいいなぁっていい方にいい方に考えてしまう。そして、そうじゃなかったときを考えるとすごくビクビクしてる自分がいた。



そのときこの言葉にハッとした。



良く考えたら、今まで行った旅も、いいことばかりじゃなかった。

時にはけがをして、時には怖い思いをし、時には悲しい気持ちになり・・・



でも、それは旅に出なかったらわからなかったこと。

そして、それは「行く」と決めた時点で、自分で選んだ道だったの。

今まで行った旅の中で行かなきゃよかったものなんて1つもない。



過去は変えられないっていうけど、そんなことないと思う。

もちろん事実は変えることはできないけど、捉え方を変えるだけでプラスに転じる。

こんなこともあったよねって、どんな経験も後からいくらだって笑い飛ばせる。


これから自分の想像を越えるような辛いことがたくさんあると思う、長い人生の中で。

そんなとき今までの失敗とか、辛い経験とかを乗り越えた自分がそっと背中を押してくれるはず。



あのときできたじゃん、私



って。だから、ビビりすぎず、不安に押しつぶされず、前に進もう。

大丈夫、ほら、昨日までの私が背中を押してくれてるもの。




あとちょっと背伸びしたら世界は違って見えるかも        ~150センチの目線23センチの足跡~


私は振袖も、袴もいらない。それ以上に旅がしたい。


私は成人式のとき振袖を着ていないし、卒業式でも袴を着るつもりはない。


理由は至ってシンプル。1日の晴れ着の為に数十万使うなら、旅に出たい。ただそれだけ。



小さいころから写真が苦手だった。どうしても自分の笑っている顔が好きになれなくて。

だから私の七五三の写真の笑顔はちょっと不自然(笑)


両親と祖母に言った。


「私、写真屋さんで撮る写真よりもね、普段の何気ない写真の方がいい顔してると思うの。

 旅に出て、今まで出会ったことのないものに触れているとき、旅の仲間と接しているときの方が、最高!ってい   

 う顔してるよ。私はたとえ晴れ着じゃなくても、そういう顔を見てほしい。」



結局私は撮る方が好きだからあんまり自分の写真なくて笑われたけど、それでも「いい経験が出来たんだね」と笑ってくれた祖母の顔を忘れない。



▼ネパールにて。少年たちとシャボン玉
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▼ネパールにて120人で運動会開催。
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▼フィリピンにて。ストリートチルドレンと遊ぶ。
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▼フィリピンの小学校にて。ホームステイを経験。
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▼フィリピンの孤児院にて。シャボン玉。
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▼内モンゴルにて。みんなで団子状態(笑)
あとちょっと背伸びしたら世界は違って見えるかも        ~150センチの目線23センチの足跡~




これからも旅をして、常に新鮮な空気を自分の中に取り入れていきたい。

日常の中に、非日常の風を。


そして自分を少しでも好きになれますように。好きな自分に出会えますように。





旅の前のかすかな不安


モロッコetcへの旅まで約1カ月。そろそろ現実味が増してきた。


海外初一人旅。


正確には今までも一人でフィリピンのワークキャンプに参加したり、

現地集合のツアーでモンゴルに行ったりしたけど、日本人がいるし、言葉の壁なんてないことがほとんどだった。

だけど今回は初めての、現地集合現地解散の旅。


旅の前にはたいてい不安にもなる。でも、今までの旅って、結局行っちゃえばどうにかなるし、

とても楽しいものばかりで、心配無用だと気づく。




1年越しの想いを胸に、モロッコへ3週間。そしてそのあとUAE,トルコへ。

UAEとトルコは完全に一人。女子一人だし、大丈夫かな・・・とモヤモヤするときもある。

むしろ今もしてる。初めての中東だもん。

あー大丈夫かな、私。笑


今回の旅は、「生きて帰ってくればいい」ってハードルすごく低くしてる(笑)

スリに遭ったりするかもしれない、ぼったくられるかもしれない、言葉が通じなくて心細くなる時もあるかもしれない、体調崩すかもしれない・・・


でも、「生きて帰ってくれば、それでいい」


後からいくらでも笑い飛ばせるから。これから生きていく糧にすればいい。武勇伝にすればいい。


出来事はすべて必然。私なら大丈夫、そう自分が信じ続ければ、きっと道は開ける。




いつも絶やさず笑顔でいよう。

笑う門には福来る。

そして


高校生のころから大好きな言葉、「笑顔は最高のおしゃれ」を胸に。



口角あげていきましょう。るんっ♪