ルーブル美術館その2:八木登美子 | プロレス至上主義者宣言!・International公式HP

ルーブル美術館その2:八木登美子

ルーブルとオルセーの両方に行ったが、ルーブルはナポレオンの時代あたりまでの担当なので、宗教画が多い。

宗教画はおもしろい。沢山の決まり・コードがある。山羊と遊んでいる子供は必ず子供時代の御子キリストであるとか、一緒に同年代の子供がいると必ずヨハネ。紫をつけているのはキリスト、赤と青はマリア・・・云々(個々のことは信用しないように)

お約束がおおい。

お約束は良い。ロープに振ったら跳ね返ってくるがごとくこの世はコードによって秩序が保たれる。

お約束は知っていてこそ楽しめる規則であると同時に、知らない人を閉め出すための道具でもある。

既に解かれていたなぞは、既に解かれているなぞを訳知り顔でしゃべることがなぞ解きと見なされるという回答を再び得た

謎を既に解かれた形でしか解けない者は美術館のガイドになり、おもしろい形で解いた者が芸術家になる。

見物者と観戦者はいつでも見物者と観戦者だ