〜2016 MTB-XCO 全日本選手権レースレポート〜

日時:2016年7月17日(日)
場所:長野県 富士見パノラマスキー場
天候:くもり
路面:ウェット〜セミマッド
結果:エリートクラス15位(-1lap)完走者13名 出走72名
距離:スタートループ2.79km+4.6km×6周=30.39km

~使用機材~
フレーム:
GIANT XTC advanced SL 27.5 Lサイズ(GIANT)

フロントサス:
RockShox SID XX(重力技研スペシャルチューンナップ)90psi

メインコンポ:
SRAM XX1 フロント36T

ホイール:MAVIC CROSSMAX SL 27.5(重力技研スペシャルチューンナップ)

タイヤ:
(F&R))SCHWALBE RACING RALPH 27.5×2.25(1.4bar)

シューズ:GIANT CHARGE

ボディメンテナンス:acu-power(アキュパワーはりきゅう院)

バイクメンテナンス:重力技研

ジャージ:BIORACER カスタム プロフェッショナル サイクルジャージ ボディフィット(ビオレーサー)、レースプルーブン ビブショーツ 2.0(ビオレーサー)

アイウェア:SALICE006 IR-INFREARED レンズ(COLORS)

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photo by 伊東さん

1年に1度のビッグレース、日本ナショナルチャンピオンを決める全日本選手権大会。リオ五輪代表の山本幸平選手を始め国内トップ選手も勢揃いするハイレベルなレース。まだトップ争いが出来る位置にはいないが、どこまで上位を狙えるか自分の中での目標にしてるレース。誰もがこの大会に照準を合わせてくるので気合いも緊張感も普段とは違う空気感だ。

金曜日には休みをいただいて早めの移動日、オフィシャルコースオープンはしていないため歩いてコースを視察。路面コンディションや各セクションの走行ラインの確認など。春の富士見大会とはやや変化して少し長くなったコース。登りも長い。

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〜コンディショニング〜
毎年梅雨明け間際にある選手権は真夏の暑さになるか湿度の高いじめっとした気候になるか、どちらにしても暑さとの戦いでもあり過去大会はうまく身体が動かないことが多かった。その対策として約3ヶ月間からウォーターローディングを開始。ミネラルを多く含む硬水を毎日1.5L〜3Lから飲み汗をしっかりかいて水分が巡回しやすい身体になるようにし、冷たい飲み物を極力避けて内臓への負担を減らす、それと仕事での肉体疲労を軽減させるために日焼け対策、冷房で身体を冷やさないなど、1つ1つやれることを行い出来る準備はしてきた。

レース前の水曜日にはacu-powerの山田先生に鍼&オイルで身体メンテナンスしてもらい、トレーニングの疲労をバッチリとってもらったし、大会にも同行していただいて試走前後レース前後にもマッサージしてもらい手厚いボディケアサポートをしていただいて身体は万全だった。

またバイクの気になる部分も前日に重力技研の萩原さんにメンテナンスしていただき機材も完璧。

〜レース当日〜
早めのにいつもより早めに食事を済ませていつもより早めにアップを開始。ゴンドラで入笠山までいって標高の高いところで1時間半ほどゆっくりアップ。あとはいつもの軽めの体幹トレとパワーブリーズ。
いつもよりリラックスできて力みすぎず程よい緊張感をもちスタートラインに並んだ。

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photo by 伊東さん

ゼッケン14番なので2列目。前が空いたのでスタートで飛び出す。でも全開のダッシュはしない。まずはある程度の位置にいれれば良い。1周目はほぼオーバーペースになる、2周目からしっかりペースを上げれるように冷静に、でもアグレッシブに。

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photo by 竹田さん

湿度が高く暑さがキツイ。ペース落ち始めそうだったけど、キツイけど身体は動く。

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photo by 伊東さん

ここからはもう前を追うだけ。登り→平坦→登りとどんどん体力も消耗していくが後半に向けて身体のキレは上がっていく感じ。フィードではUSMメンバーのサポートによりドリンクとジェルを確実に補給できている。

コース脇では名前を呼んでの声援が聞こえ振り返る余裕はないが耳にはとどいてとても力になった。まだまだイケると自分自身を信じてペダルを踏む。今何位で今何周なのかも数えられないほど走りにだけ集中し、ひたすら前のライダーだけを見て走り続けた。下りでもクロスラインで前のライダーをパスできるし、コース最上部の登りも押すことなく乗車しクリア、短い登りもダンシングで踏み倒す。

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photo by 竹田さん
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photo by 竹田さん

残り1周とところで80%ルールでラップアウト。目標としていた全日本完走はならなかった。あと20秒足らず、15位で終了。

毎年失敗していた全日本選手権では過去最高にはなったし、今自分がやれる全ては出し尽くしての結果がこれです。やりきりました。

沢山の応援とサポートありがとうございました。

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photo by 山田さん

そしてMTBクロスカントリーレースは1人では戦えません。レース機材を準備するにもあらゆる人のサポートがあってこそ。
自分だけでは整備できないし、
自分だけではマッサージできないし、
自分だけではトレーニングの知識もないし、
自分だけでは遠征にも行けないし、
自分たけではレース中に補給できないし、
自分だけでは走るコースも作れないし。

たくさんの人に支えられ応援されて自分は走れるんだということに感謝です。

今の位置には満足出来ていないので、これから上のレベルに上がるには何をやるのか考えてもっとやることは沢山あるはず。パワフルに強く走れるようになりたい。そして誰か教えて下さい!もっと強くなりたいです!速く走りたいです!

GIANT/T-SERV. 澤木紀雄