どもー! 

先日、オーディオメーカー Soulnote代表 鈴木哲氏とお会いしてきました。
(8月に社名がFundamental(ファンダメンタル)に変更になりました。)

鈴木さんはギターもやっていて、Music Lifeで弦を購入して頂いていました。
関係としては形式上は「お店とお客」のような関係です。
個人的に「店」「客」と考えるのがよそよそしくてあまり好きではないんですが、形としてはこうなります。

Soulnoteという会社も経営されていて、Soulnoteというのはオーディオメーカーだそうだ。

さらに齊藤 純示さんというギタリストとNicogiというユニットをやっているぞ

というのがお会いするまでの情報でした。


しかーし!!

この情報は浅すぎた!!!


こんなレベルの人じゃなかった!!!




お会いする経緯は、自分がとある機材のアドバイザー的な位置になる予定で、分からない部分があり、失礼とは思いつつもダメ元でオーディオ関係の社長である鈴木さんに「ほんの少しだけアドバイスを頂ければ~」という感じでメールをしたのが最初です。
会社の開発などを手掛ける方にほんの少し助言を頂ければという思いでした。

ここでもこの認識が間違ってたんです(苦笑)
これはあとで書きますね。

メールを送ってからとても丁寧な対応をして頂き、電話をして「いつでも時間が会えば良いですよ^^ 今日はリハもありますし、中村辰也も来るかもしれませんのでいかがでしょう?」と言ってくださいました。

善は急げということで二つ返事をして、出かける準備。

こんなに早くお会いできると思ってなかったので、ネットで検索で下調べ。
誰かと会う場合は基本何かしら調べてから行きます。「探る」というわけでなく、何も知らないで会うのも失礼だと思うので。


で!

この検索をしてからが驚きすぎた。

「オーディオメーカーの代表」っていうのも間違っていないんだけど、それまでの経歴が凄過ぎた!


「NECホームエレクトロニクス(オーディオ部門)の解散後は、Philipsへと渡り、【LHH series】を立ち上げ、その後現在のSOULNOTEに至るという技術者・鈴木哲氏」
「我々オーディオプロショップが全幅の信頼を置き、次に何を作るのか常に注目しているオーディオデザイナーが日本マランツの鈴木哲氏」

NEC、Philips、日本マランツ、オーディオデザイナー

・・・ちょ・・・ちょっと待って・・・。

色々と驚きすぎて声も出ません。

オーディオ系に詳しくない自分でも知っているメーカー。
マランツは昔に安いモデルだけど、アンプ等を買おうと検討していたので特に覚えてます。
その「オーディオデザイナー」。

鈴木さんご自身が開発者!!??

経営者と開発・製造者が別なケースもあるため、てっきり別だと思ってましたorz

調べると手がけた作品の販売ページなどにたどり着くんですが、だいたい「あの鈴木哲氏の傑作」とか、メーカーよりも「開発者である鈴木哲」というのが出てくるんです。
これって評価・認知されてないと有り得ない形ですよね!

そんなスゴイ人に「アドバイスを頂ければ~」とか言ってしまっていたわけです・・・。開発者ご自身に・・・(白目


さらにー!!!
間違えてたのは「ギタリスト」の部分。
Nicogiの音を聴いていて「素晴らしく上手いなー」と思っていたんですが、プロじゃないですかー!

椎名純平さんと一緒にやられているという情報が・・・。
椎名純平さん・・・めちゃめちゃ有名なシンガー・・・椎名林檎さんのお兄さんでもあります。

もうお会いする前に大変な情報を見てしまったという。。


さらに電話で話して頂いた「中村辰也も来るかもしれません~」という「中村辰也氏」。
NicogiのHPには「腕利きレコーディングエンジニア」と書かれていて「エンジニアさんなんだー」と思っていたけど、そんじゃそこらの方ではありませんでした><

山下達郎さんなどと一緒にやられているレコーディングエンジニアさんでした。


色々な情報が一気に来て魂抜けかけました。
というか半分昇天してたと思います(真顔


そんな情報を得て逝きかけてる中、出かけていったわけです。


Soulnoteの会社まで行き、鈴木さんとお会いできました。

とても気さくな方で優しい方でした!
とにかくお話しやすい雰囲気を持っていて、いるだけで場を明るくしてくれるような方でした。


色々とお話をしてから、オーディオルームへ。

僕は高級なオーディオ系の音を聴いたことがありませんでした。
なので、今回初体験です。

オーディオルームに案内して頂くと、カッコイイ機材・空間が広がっていました。



カッコ良過ぎる・・・。

最初に「上原ひろみ/MOVE」を聞きました。



上原ひろみ、アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィリップスのトリオ。
全員大好きなアーティスト。

最初の音を聴いた瞬間、驚き!
超生々しいピアノの音!

さらに驚いたのがドラム。
ドラムの各タイコの位置が細かく音で伝わる。
さらに本当に目の前で叩いてくれてるような音。

あの瞬間、目の前には確実にサイモン・フィリップスがいた。
目を閉じると極上の席でライブを聞いてる感じ。

さらにアンソニーのLow-Bの音もハッキリと再現されてる。


次はラリー・カールトンとロベン・フォードのライブアルバム。
これは自分も持っているので比較が分かりやすかった。

ロベンとかこんなに細かい事をやってたんだね!っていう。
ダイナミクスもこんなに幅が広かったんだね!っていう。

スゴイ人と思ってた人がさらに遠くに行った感じ。

色々と聞かせて頂きました。



いやー、この音像には本当に驚いた。

オーディオって何百万・何千万の世界で、「そんなに金かけなくてもね~。」と思う人も多いはず。
これ一回味わうとダメです。
凄過ぎる。感動しすぎる。

こんなに音が鮮明で立体的なのは初めて。
ホログラムのような音。 
奥行も左右の広がりもあらゆる方向に空間が広がっていて、音が空間を満たしていく。

オーディオにハマる人の気持ちが分かってしまった。

音楽を聴くという行為の幸せ度が全然違う。
こんな音で音楽を聴けたら最高過ぎるよ。

いつでも目の前に好きなアーティストを呼び出すことができるもん。

異次元でした。

僕は初めて経験させてもらったけど、これは是非とも味わってもらいたいです。

というか、こんな細かい部分が分かって良い音で音楽を聴けたら絶対楽器の上達に役立つ。
それに自分の録音とかこれで流したら粗も目立って悪い部分がハッキリする。
最初は目立ちすぎて嫌になるかもしれないけど(笑)

もうね、とにかく至福の時でした。


もちろんこの音響セットも一般人から見たら決して安くはないです。
スピーカーもセットで50万。アンプも100万。
ただ、この音を聴くとそこまで高いと感じなくなってしまうんです。。
もちろん鈴木さんがクオリティは妥協しないけど金額をかなり抑えていて、かなりコスパが良くなっているというのもあります。

とにかくこの音を体感して欲しいです!



そんな至福の時間を過ごさせて頂き、少しすると齊藤純示さんが合流。

Nicogiのリハ開始です。
今日は中村辰也さんは来られないようでお会いできなかったのは残念でしたが、Nicogiの音を間近で聞くことが出来て至福。

さらに、その後三人でセッションをしました。
正直僕はセッションって下手なんですけど、お二人の懐の広さを感じて感動&勉強。
引き出し多いし音も気持ち良いし・・・素晴らしい!


そんな素晴らしい時間の連続のうちに帰宅時間となりました。


この日は本当に素敵な事が多すぎました。

鈴木哲さんの人柄、
オーディオの音、
鈴木哲さん、齊藤純示さんのギタープレイ、

・・・最高。 全部最高!


鈴木哲さん、齊藤純示さん、素敵な時間を本当にありがとうございました!


あ、そうそう肝心の機材に関してですが、協力して頂ける事になりました!!

これはスゴイ事ですよ!!

これは本当に本当にスゴイ物が出来てしまう予感!
今後が楽しみです!

もちろん頼りっぱなしはダメなので、自分たちでも出来る限りのことをやりたいと思います!

頑張るぞ!


株式会社SOULNOTE
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■ Nicogi
HP・・・http://www.fundamental.jp/nicogi/aboutnicogi.html

ちなみにNicogiは来月にCDが発売となります。
これも楽しみ^^