はぁ~読みきりました。

最近何事かと思われるほど本を読み漁ってまふ。。。

ここ3日で…5冊位読みましたか。


その中で一番面白かった柴田よしきさんの作品を(*´∇`*)

『観覧車』『回転木馬』は、12年越しで完結したシリーズ作品です。


『観覧車』を読んで、「えぇ!?こ、ここで終わり!!?」…超消化不良。

12年前にこの作品を読んだ人はどれだけ待った事か(笑)


私の場合は『観覧車』を2日前に読んだんだけど…。

あまりの消化不良に、タイミングよく発売された『回転木馬』を

GETしようと本屋さんに行ってみたんだけど、売れてるのか、

入荷数が少ないのか、どこにも売ってないΣ( ̄ロ ̄lll) ガビーン


横浜で5軒、地元で2軒本屋回ったけど、どこも置いてなくて。。。

今日もダメ元で探してみたら…あったぁ~(≧∇≦)♪



興奮冷めやらないんだけど、とりあえずあらすじをご紹介します☆



観覧車』(祥伝社文庫)


<STORY>

失踪した夫を待ち続ける下沢唯。夫の居場所を残しておきたい、

という思いから探偵事務所を引き継いだのだが、

浮気調査など気が滅入る仕事ばかり。


あるとき、行方不明になった男の捜索依頼が舞い込んだ。

手掛かりは白石和美という愛人。

が、和美は日がな寂れた観覧車に乗って時を過ごすだけだった。


彼女の心を占める虚無とは?静かな感動を呼ぶ恋愛ミステリー。




回転木馬』(祥伝社)

<STORY>

なぞの失踪を遂げた夫・貴之のあとを継ぎ、

探偵となった下澤唯。

10年の月日を経て偶然彼を目撃した唯は、

佐渡出身の渋川さわ子という関係者がいた事を突き止めた。

だが、さわ子はすでに死去し、貴之はさわ子の娘・雪と

一緒にいるらしいことだけ判明した。


夫は唯を本当に裏切っているのか?

細い糸をたぐり追跡を続ける唯は

さわ子の友人だった佐野明子のもとを訪れた。

彼女はさわ子から、死の間際に雪と貴之のことを記した手紙を

預かっていた。

明子も死の床についていたが、唯の事情を知った彼女から

手紙の内容を明かされる。


どうやら貴之と雪は、

人に知られてはならない事情を抱えているらしい。

失踪前日に起きたホームレスの不審死と関係が?

手紙を手がかりに、信州・蓼科に向かった唯。

だが、そこには貴之の目元を残す美少女、小松崎ゆいが待っていた。




『観覧車』はミステリーの要素が強くて、

突然失踪した夫の代わりに探偵を始めた主人公・唯が、

慣れないながらに調査をしていく中で事件を解決していく…

って言うような流れだったんだけど。


作品の後半で、偶然、新潟に支部のある大手探偵事務所の

手伝いで調査を行っている途中で、失踪した夫・貴之の姿を

偶然にも見かけてしまって、夫を探し出す調査を始める…。


ってな所で終わってしまい…。


「ここで終わるのかい!!!」


…な訳ですよ。



そしてそして。

『回転木馬』は、夫がなぜ失踪しなければいけなかったのか。

失踪した夫を探しながらもさまざまな真実に、打ちのめされる唯。


こちらは前回のようなミステリー!!!っていう印象はあまりなくて、

夫・貴之の失踪に関わる色々な人の視点が丁寧に描かれながら

裏切られたと確信しながらも、どうしても夫を探してしまう唯の想いや、

そこに関係する死を目の前にした女性の想い。

夫と娘を殺された女性の想い。

ある日から記憶を失ってしまった男の想い。


さまざまな人の感情の揺れにすごくギュギュギュと惹かれる。



正直、どんよりとした思いにもなるけど、

最後はも~切ないなぁ~なんて思いつつも、

やっと長い夫探しの旅にも決着できたんだなぁってホッとした☆彡



ちょっと2冊を一気に読むには量が多いかもしれないけど。

意外にあっさり読めるので、消してハッピーエンドは多くないけど、

切ない恋愛やミステリーを欲張って読みたい方は是非♪

読んでいてください ̄ー ̄)ノ彡