この話も私が読んだ本の中に書いてあったのですが、
ロシアのある動物学研究所の先生の話なのですが、
モルモットを大きな檻で数匹飼った時は何事もないのですが、
一つの檻でたくさん飼うと、モルモットにもストレスが生じ
他のモルモットに対して攻撃的になるという事が記載されていました。
弱いモルモット、幼いモルモットほど攻撃対象になるとの事でした。
何か人間と似ていますよね、巷をゆっくり観察するとストレスの多い人ほど、
苛々しています。ピリピリしていると表現出来ます。
その視線は険しく、言葉は攻撃的で、その矛先は多くは弱い者、幼い者、
立場の弱い者に向けられていきます。
いま、深刻なのはこのストレスが子どもたちにも蔓延していることです。
ストレスはその要因になるもののために心に発生するもので、その要因を取り除くか
ストレスを物理的に発散、消滅させないといけません。
大人なら、多くの時間の経過(経験)から、飲食や旅行、趣味やスポーツなど夢中になれるものに没頭する、もしくは、楽しい時間を過ごすことで取り除くことは出来ますが、子どもたちになると、解消することは
随分と難しい事だと私は思います。時間の経過が少なすぎます。大人が協力してあげなければいけません。
大人の方も場合によっては、協力が必要です。
その理由はストレスの要因にあると思います。
ストレスといっても色々ありますが、もっとも強烈なストレスは人間によってもたらされるものではないでしょうか、
人間関係から生じるもの、もっと具体的にいえば人からの攻撃によって身体や心が傷つけられることですよね。
問題は攻撃を行う側が、その事を攻撃と理解できないこと、それと、自身もストレスのために攻撃をさらに弱い相手に行うことですよね。ストレスその一番大きな要因は「家庭環境」これに尽きると思います。
人は生まれて来る時、その環境を選ぶことはできません。人間も動物、家庭は癒され寛げる巣でなければいけません。
巣があれば子どもはすくすくと大きくなります。育ててもらっている大人と同じように。
いま、巣のない人が段々と増えているように思えてなりません。巣で育つ事がなければ、自身が巣を作るという行為もしようとしないかもしれませんね・・・・続く