別冊少年マガジンで連載中の進撃の巨人が2015年に実写化、公開されるという。監督は私の大好きな樋口真嗣である。平成ガメラシリーズの特技監督をしていた彼なら実写化はかなり期待している。

このニュースを聞いた時、ふと思った。なぜ人気コミックがたくさん実写化されるのか?

答えは簡単。宣伝費が安く済むからである。

製作者が練りに練って制作したオリジナル作品よりも、多くの人が知っている人気コミックとならば、多くお金をかけなくても勝手に話題が広まってくれる。

カイジや、るろうに剣心といった作品は原作者を満足させる完成度の高い作品になっていたし、モテキはドラマからの続編で完全オリジナルストーリーで挑んだ結果、口コミで広まって大成功を収めた。

逆にハリウッドで制作されたドラゴンボールは、原作の世界観をぶち壊しにしたし、宇宙戦艦ヤマトに対しては、原作アニメの大ファンである母親が、う~ん・・・何かが違うと違和感を抱いていた。

人気コミックの実写化を成功させるには、原作の世界観をどれだけ生かすことができるかが、成功させる要因となるのだろう。

そういえば、ルパン三世は実写化に向けて現在進行中らしいが、昔東宝で一度実写化した事がある。ルパンが目黒祐樹で、次元大介が田中邦衛。銭形警部は伊東四朗が演じていた。DVDはレンタルしているお店はあるものの、原作の世界観を壊されるのが嫌で、いまだに見ていない。