今回の検証依頼は歴代仮面ライダーの中で最もオールランドに戦える主役を選抜してほしい。です。


オールラウンドと言いますと、2つの状況を想定します。

1つは戦闘の状況。集団戦~単独、打撃、組み付き、投げ、空中戦などあらゆる状況での対処。

2つ目は戦闘の場面。地上戦、空中戦、水中から宇宙まで様々な場面での戦闘。


「局地戦」

幅広い戦場での戦闘を想定した主役ライダーは多数います。まずは平成ライダーのなかから見てみますと、カブト、ディケイド、キバ、オーズ、フォーゼなどがいますね。

カブトはHカブトで宇宙戦を経験し、深海5000mで10時間の活動ができる設定です。

ディケイドは局地戦の描写こそありませんが、設定上は6000度の高熱~絶対零度、さらには宇宙線などから身を守る仕様になっています。キバは水中で高速潜行が可能で、飛翔体になれば高速飛行ができる。オーズも同じく高速飛行+水中潜行が可能。フォーゼは宇宙での戦闘が可能であり高熱環境でも大丈夫。

局地戦という観点から見れば、ここはカブト、オーズ、フォーゼを推薦しましょうかね。


昭和ライダーも負けていません。1号、2号、V3はそれぞれ水中適応が設定されており、1号、2号は水中でも自由に動けるとなっています。V3は高熱にも対応。

Xも深海10000mでの潜行活動が可能。ストロンガーも水中での格闘をものともせず、さらには水中で狙った相手のみに電撃を加えるという器用なまねもできる。高熱も想定されている。スカイは空中戦闘が可能。スーパー1は深海、宇宙での戦闘が可能なだけでなく、灼熱や極寒の惑星の環境を想定して作られ、さらには地球外生命帯との戦闘まで考慮されている。

汎用性から考えればスーパー1を推薦。


平成をもう少し絞るとするならやはり水中、空中、地上において高い機動力を有するオーズでしょうか。

オーズとスーパー1を比較すると、水中での機動力はオーズの方が柔軟に対応できそうなきがする。空中においても翼を持ち、音速を超える速度で飛行ができるオーズがゆうりか。唯一、宇宙での戦闘を考慮するとここはスーパー1が有利かと。

地球での戦闘に限定すればオーズに軍配が上がりそうですが、地球の枠を超えた場合はスーパー1に勝る者はいなさそうです。


「格闘戦でのオールラウンダー」

遠距離、近距離、格闘戦においても高いレベルでの戦闘をこなせるオールランダー。

平成からの推薦は難しい。平成勢はある方向に特化する傾向が強いため、オールラウンダーという立ち位置のキャラが少ない。特殊能力や武器を全て込みで考えると、たくさんのキャラがいますが、そこから数人を抜粋してみましょう。

クウガ、キバ、ディケイド、W、フォーゼ、ウィザードの6人でしょうか。

遠距離~至近距離までの格闘、射撃攻撃という枠で見てみますと、最初から銃をもっているディケイド、ウィザードは遠距離からの攻撃がやりやすい。クウガ、キバはフォームチェンジを駆使することによって遠距離から一気に間合いを詰めての攻撃がうまい。キバ、W、フォーゼはフォームチェンジの隙を考えると、一歩下がるか?集団戦を考慮するとW、フォーゼ、ウィザードはそこそこ集団戦に慣れている。逆にクウガやキバは集団戦の経験が少ないため経験不足とも見れる。

瞬間変身の恩恵もあり、遠距離~至近距離まで高いパフォーマンスを発揮できるクウガは格闘戦の間合いでの汎用性が高い。射撃戦でも超遠距離戦ができるのはクウガしかいない。しかし、ペガサスの制限時間はやはり痛い。ディケイドは標準状態で連射できる銃があり、集団戦での経験もあり、遠距離~近距離での戦闘もこなせる。

どれも一長一短といった感じでしょうか。


昭和サイドは1号~スーパー1までの全員が遠距離~至近距離での戦闘を高いレベルでこなせる。残念なのは飛び道具がないこと。飛び道具を踏まえると、ライダーマン、ストロンガー、スーパー1、ロボライダーが射撃系の攻撃が可能。

射撃性能で考えればボルティックシューターを持つロボはかなり高い性能。そしてフォームチェンジという段階を踏まなくても射撃攻撃ができるストロンガーはかなりのもの。しかも指向性をもった電撃ですからとんでもない。

格闘戦や武器戦闘のレベルを考えればスーパー1もストロンガーに迫る性能ですが、ファイブハンドのチェンジをいう手順を踏まなければいけない。

ここは超遠距離~至近距離まで高いレベルで補えるストロンガーでしょうか。


平成昭和込みで考えても、射撃距離+精度+格闘技術という視点から考えてストロンガーは随一とも言える。狙った場所に落とす雷撃や電撃、高い格闘技術、集団戦の全てがまとまっている。と、いうわけでベスト・オブ・オールラウンダーはストロンガーということにしておきましょう。


ちなみに今回名前が出てこなかったBlackやRX、カブトやブレイドなどの強豪ですが、どれも汎用性という観点で見た場合、Blackは至近距離格闘タイプ、カブトも至近距離~近距離タイプであることなど一点特化しているため名前が出てきませんでした。