昨日の記憶が・・・ | 馬鹿人生の歌

昨日の記憶が・・・

いつものように睡眠導入剤と安定剤を呑んで、ベッドの中に入ろうとしていた。ふと、番組表が目に入り、目がいってしまったのが、日曜洋画劇場と言う文字である。

そこにはX-MANと書いてあったのだ。うぅ・・・・、見たい・・・・、でも薬を呑んだし、やがて来る強い睡魔と格闘しなければならない。どうしようと悩んだが、難なく見てしまった。

朝、目が覚めるとわたしはベッドの中であった。あれ・・昨日の夜の記憶が無いのだある。ベッドにもぐり込んだ覚えもない、でも映画の結末は知っている。この映画は劇場で一度見ているからだ、だがその記憶が昨日見た映画のものか、それとも劇場で見たものかのくべつがつかのいのだ。

わたしの脳の中で記憶が混乱しているのが分かった。朝、奥さんに聞いてみると、終わる30分前には奥さんは寝たと言うのだ。その後もわたしは映画を見ていたと奥さんは言うのである。しかし、奥さんとお休みと言う言葉を交わした、その記憶さえも飛んでしまっている。

こんな事は初めてのことだ・・・、かなりわたしとしても焦らずにはいられない。やはり薬を呑んだらすぐに寝なければいけないのかも。薬でこんな事になるとは、考えもしなかったのである、そんな事を反省しつつ、また、一日が始まって行くのであった。